2017年03月26日

ヤクシマルリシジミ♂が羽化

 2016年11月10日に室戸岬で捕獲したヤクシマルリシジミ Acytolepis puspa の母蝶がノイバラに産卵。終令幼虫にはヤマモモを与えて2017年1月26日に蛹化。そして3月22日に蛹の体が黒ずんで羽化の兆候をみせ、翅部分の藍色が徐々に消えて、本日、3月26日の早朝5時過ぎには蛹全体に空隙の進行を確認。
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ビデオ撮影の準備を整えて、蛍光灯の照射下に空隙の広がりなど、細かな変化を追う。
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8時を過ぎるといよいよ目を離せない状況となり、8時28分、ヤクシマルリシジミの♂が体半分ほど抜け出てくる。
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もがくように脚を踏ん張り、やがて全身が抜け出てくる。
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このあとは翅を伸ばすための足場を決める動きとなるが、葉裏へと回り込んでしまうのは想定内で、飼育個体の羽化だからこそ、瓶挿しのヤマモモを左手で回転させてビデオ記録を継続。
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チョウは羽化後に翅を伸ばし切った段階が、傷一つない美しい鱗粉の輝きを見せてくれる。
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最後に翅が伸びきった個体は、翅縁の細毛がくっきりとみえるみごとな姿となる。
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posted by クジャクチョウ at 18:57| Comment(0) | 日記

2017年03月19日

2017、初撮影はモンシロチョウ

 加西市のフラワーセンターへ、花以外に、何かチョウに出会えるだろうとの期待で、ビデオカメラを携行。濃いムラサキ色のビオラの花にテングチョウがヒラリと舞い降りてくるが、蜜を吸ったのかどうかわからないタイミングですぐに飛び去ってしまい、撮影記録はとれず。人工池の向こうに菜の花畑が黄色で広がっており、あそこならと足を速める。アブやハチの仲間は多いが目の前にチョウの姿はなく、来園者があちこちで菜の花を撮り込んだ記念撮影に工夫をこらしている。ほほえましい光景を横目に長さ50m以上は続く菜の花畑をどんどん進んでいくと、待望のモンシロチョウが飛びだす。なかなか止まろうとしない飛翔についていき、ようやく蜜を求め始めた個体は、残念ながらすでに左前翅が破損しているが、今年の初撮影記録として無視できない。
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妻が「こちらにもいるよ」と教えてくれるので駆け寄ると、じっくりと蜜を求める落ち着きのあるオス個体で、時間をかけて撮影記録をとる。
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やがて場所を変えるべく飛び去るが、幸いその瞬間まで記録できている。松林の傾斜のある路面には背の低いムスカリが群生しており、
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歩道沿いに連なって咲くビオラ、マーガレットに混じって密かにブルーの小さな花を咲かせているのは、花札からネモフィラという名であることがわかる。
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最後に、入園の際に受付の女性が教えてくれた「温室のチューリップ」を鑑賞。
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途中の華やかな花が多い熱帯植物園で、乳母車の赤ちゃんと鑑賞して回っている若い夫婦の3ショット撮影をしてあげたのだが、このチューリップを背景に入れた3ショート撮影もしてあげる。

posted by クジャクチョウ at 19:33| Comment(0) | 日記

2017年02月02日

蛹化場所が

 水入りペットボトル挿しのヤマモモで飼育しているヤクシマルリシジミの、ピンクを帯びた終令幼虫2個体が蛹化場所を決めかねて徘徊しているのを観察していたが、翌日にみた枝葉周りのどこにも姿が見えない。もしかしてヤマモモから離れたのかもと、あらためて容器の底面に敷き詰めておいた枯葉の間を調べていくと、
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糸架けで綴った枯葉の間で前蛹となっている個体がみつかる。
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別個体は、2本のペットボトルを入れてある中型の発砲スチロール容器の底面に敷いてある新聞紙の裏側へと潜り込んでスチロール面に静止している。はっきりと糸架けが見えないがおそらく前蛹化していると思われる。
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ムラサキシジミなどシジミチョウ科のなかには食樹から降りて落葉の間で蛹化する例が多いことはよく知られていることだが、ヤクシマルリシジミにもそういう習性があることは今回初めての観察だ。


posted by クジャクチョウ at 08:30| Comment(0) | 日記