2017年02月02日

蛹化場所が

 水入りペットボトル挿しのヤマモモで飼育しているヤクシマルリシジミの、ピンクを帯びた終令幼虫2個体が蛹化場所を決めかねて徘徊しているのを観察していたが、翌日にみた枝葉周りのどこにも姿が見えない。もしかしてヤマモモから離れたのかもと、あらためて容器の底面に敷き詰めておいた枯葉の間を調べていくと、
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糸架けで綴った枯葉の間で前蛹となっている個体がみつかる。
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別個体は、2本のペットボトルを入れてある中型の発砲スチロール容器の底面に敷いてある新聞紙の裏側へと潜り込んでスチロール面に静止している。はっきりと糸架けが見えないがおそらく前蛹化していると思われる。
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ムラサキシジミなどシジミチョウ科のなかには食樹から降りて落葉の間で蛹化する例が多いことはよく知られていることだが、ヤクシマルリシジミにもそういう習性があることは今回初めての観察だ。


posted by クジャクチョウ at 08:30| Comment(0) | 日記

2017年01月26日

ヤクシマルリシジミ蛹化

 Nov. 10, 2016 に室戸岬で捕獲した母チョウが Nov. 13-15 に産卵、Nov.9 から孵化が始まった初期の段階ではノイバラの葉を与え、途中、Dec.18 のヒメヒカゲ生息地で実施した環境保全活動の際に調達できたヤママモモへと変更して育ててきた幼虫が、2個体だけ蛹化しているのを確認。
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ヤマモモは葉っぱの重なり具合が密で、幼虫が潜む位置を探し出すのが難しく、この蛹がいつ蛹化したのか気づかないままだった。不思議なのは、複数の幼虫が食痕のある葉っぱから離れた、蛹の付く葉陰に潜んでいたこと。170126larava.jpg
チョウの種類によっては、例えばアオスジアゲハで多く観察できるのだが、幼虫同士が複数個体で寄り添うという習性があり、ヤクシマルリシジミでもお互いに引き寄せ合う何かがあるのかもしれない。

posted by クジャクチョウ at 15:11| Comment(0) | 日記

60日(2か月)の長生き

 晩秋となる Nov. 28, 2016 に羽化したクロマダラソテツシジミの♀が、ちょうど2か月を経過した Jan. 26, 2017 時点で、いぜん元気に過ごしている。
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ランタナやキク科の花を入れてやっても吸蜜する気配がなく、ティッシュに含ませたスポーツドリンクに対しては、吹き流し内のどんな離れた場所にいたとしても、いつのまにかしっかり察知して吸汁しに移動しており、あいかわらず深夜から未明にかけての冷え込みをしのいでの長生きには感心する。
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羽化不全となった右前翅が痛々しいが、低温期特有の白化鱗粉が、まだその美しさを残している。
posted by クジャクチョウ at 14:47| Comment(0) | 日記