2017年07月01日

ヒメヒカゲの生息調査:最終章

 6月24日の調査で終わりにすると宣言したものの、今年の発生が遅れていたことが気になり、本日、あらためてフィールドに行ってみる。例年7月になると、草原はヒメヒカゲと入れ替わったジャノメチョウが飛び交うのだが、草原へと入り込む小道の手前でいきなり大型のジャノメチョウが飛び出して、近くの葉上ですぐに開翅動作を始める。急ぎ準備を始めたビデオ撮影は間に合わず飛び去られる。
 2017年最後のルートセンサス調査に入る前に通過する小径沿いで最初に飛ぶのはヒメヒカゲのオス個体。
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通常、発生の終盤に出会えるのはメス個体ばかりで、オス個体がこんなに遅くまで見られるのは珍しい。ケネザサの多い日陰となった場所ではオオチャバネセセリがひっそりと遊んでいる。
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主要生息地の裾部分で今度はメス個体が姿を現す。
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再びケネザサが多い小道をたどると、休憩していたウラギンスジヒョウモンのメス個体があわてて高い位置へと居場所を変える。
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チョウの姿はわずかにみえるだけで、証拠記録として撮影をしておく。次いで少し開けた山肌裾部分で翅がかなり傷んだヒメヒカゲのメス個体が「まだがんばっているわよ」と出迎えてくれる。
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ルートセンサス調査の最後の小径は再びケネザサの多い影の多い場所となり、例年通りヒカゲチョウが縄張りを張っており、
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その記録を撮ろうとケネザサをかき分けると、近くで休憩をしていたホソバセセリも飛び出す。
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一通りの調査を終えて戻る途上で、ヒカゲチョウの別個体が飛び出してすぐ目の前でとまる。
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明るい草原へと戻ると、あらたなヒメヒカゲのメスが飛び、
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この草地の山肌陰のある部分を探ると、3-4頭のジャノメチョウがいっせいに驚いて飛び出す。そのなかでとまった位置が撮影可能な個体に絞って、ゆっくりと繰り返す開翅動作を記録。
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この日のルートセンサス調査の途上では、6月24日にみた以外にも複数のカキランが咲いていたのがうれしく、
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最後に、このヒメヒカゲの生息地への入り口に掲げてある、警告板をあらためてここに紹介し、
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2017年のヒメヒカゲ調査の最終章とする。



posted by クジャクチョウ at 17:16| Comment(0) | 日記