2017年07月15日

1707北海道蝶紀行-1

July 11, 2017: 東川町の宿を出る直前、早起きのクジャクチョウが飛び出してきてブタナで吸蜜する幸先のいいスタートだが、兵庫で多く見るブタナが北海道にも増えていることに外来種の繁茂力の強さを感じる。
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迷わず曇天の愛山渓へ。ねらいはホソバヒョウモンだったが時期が遅すぎて全く見ることなく、最初の出会いは道路沿いに飛んでくるミヤマカラスアゲハ。新鮮度が低いが、その美しい輝きは褪せていなく、8/5-6に開催する「青少年のための科学の祭典」で子供たちに作らせるチョウアルバムの材料として確保。
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路傍のアザミやヒメジョオンにはコチャバネセセリが群がり、
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エゾスジグリシロチョウやエゾシロチョウも記録だけは撮っておく。
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かつてオオイチモンジをみた二股の右奥ダムまで行こうとしたが途中が工事中で進めず、その往復途上でも1999年の訪問時に路面で吸水していたコヒオドシやミヤマカラスアゲハなどのチョウの姿は全く見られないという寂しい状況。しかたなく一気に高度を下げてブタナが一面に咲く広場に戻り、黄色い花に群がるウラギンヒョウモンを「科学の祭典」用に妻と二人でネットインして過ごす。
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裏面の模様や鱗粉の濃淡など、かなりの個体差がみられるが、いちいち確認することはしない。稀にクジャクチョウとコヒオドシもブタナでの吸蜜目的で飛来するが、
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コヒオドシはカメラでの接近に敏感でとうとうこの日は撮影記録はとれず。ヒメジョオンには春型のサカハチチョウがいて、
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ブタナにはコヒョウモンもやってくる。
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一度、オオイチモンジ目的で大雪湖方面へと走ってみるが、事前のウエブ検索で最近は個体数が減っているとの情報もあるため、愛山渓の花畑へともどる。妻がきれいなチョウがいるというので確認するとヒメウラナミジャノメのメス個体が開翅して、美しいグラディエーションをみせている。
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人が住んでいないような人家周りで飛び遊ぶのは、まるで越冬個体のように翅の傷んだシータテハ。
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クロヒカゲがヒメジョオンの花蜜を求める光景はあまりみないので記録し、
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もしかしたらアカマダラが混在してはいないかとズームアップしてもやはりサカハチチョウで、
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エゾスジグロシロチョウのメス個体を記録する頃に雨が落ちてくる。
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posted by クジャクチョウ at 19:01| Comment(0) | 日記

オオイチモンジ♀の吸水を観察

 July 13, 2017: オオイチモンジに会いたくて北海道にやってきた蝶探索旅行の最終日。朝から気温28度の好天気で林道に湿地帯は少なく、車で入れる約1km区間に3か所だけ。その一番奥で吸水にやってくるのはクジャクチョウ、シータテハ、コムラサキ、コヒオドシ、ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン、そして一番多いのがキバネセセリ。そこに黒ずんだキアゲハがやってきたのかと注意してみると、なんと紛れもないオオイチモンジのメス。飛んでいる姿だけでも新鮮度が低いことがわかる個体だが、期待した路面での吸水に関心がないような飛翔で高い樹上へと舞上がって見えなくなる。しばらく粘ればまた降りてくることを期待して、いったん500mほど離れた第2湿地帯側へと戻ると、木陰の多い林道内を散策していた妻が、メスアカミドリシジミがテリ張りをしている場所をみつけてくれているのがうれしい。軽く昼食タイムをとって再び奥の湿地帯で待つこと10数分。いきなり例のオオイチモンジのメスがやってくる。湿地帯の手前でヒラリと滑空したあと、かなりの速さで流れる渓流の対岸へと飛び、やがて向こう側の渓流沿いで吸水しはじめる。急な流れの渓流は深い部分もあるようだが、上流側へと行けば浅い部分があることを確認し、オオイチモンジから目を離さないようにして靴をぬぎ、靴下もぬいで裸足となる。川原一面にころがる大小の石表面が強い陽ざしで熱く、裸足での移動はつらいがオオイチモンジが少しずつ吸水場所を変えていくのを見逃さないよう注意しながら渓流へと踏み込む。苔むした川底の小石まわりは滑りやすく、速い流れに足をとられそうになるのに耐え、ビデオカメラを落とさないようゆっくりと対岸に渡る。オオイチモンジはやや落ち着いた様子で湿地面にストローを伸ばしている。驚かさないように遠回りで徐々に接近し、ズームアップでとらえられるあたりからビデオONで迫る。
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やはり新鮮度がかなり低いが、白い帯が広いメス個体を身近にみるのは初めてでうれしくなる。オス個体には出会えなかったものの、今回の主目的をかろうじて達成できたことに感無量。
posted by クジャクチョウ at 17:48| Comment(0) | 日記