2018年07月12日

ジャコウアゲハのその後

蒸し暑い昼前の時間帯、7/8に観察したジャコウアゲハの前蛹が無事蛹化しているかどうかの確認と、土手斜面で草刈り対象となる部分のウマノスズクサを数株根こそぎ採取して、住宅裏の緑土公園の隅に移植して定着させる目的で自転車をこぐ。まず目に飛び込んできたのが、加古川河川敷へと散策する人のための坂道通路の上部にデンと立ち並ぶ道標のひとつに、明らかに目立つ状態で前蛹準備に入ると思われる終令幼虫。
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反対側で蛹化した個体は6月半ばに順調に羽化して飛び立った形跡を認めたが、
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果たしてこの個体も無事に、蛹化 → 羽化という経過をたどれるのかどうか幸運を祈りたい。さて、先日、きわめて目立つ路肩上部という場所で前蛹化していた複数の個体だが、蛹の姿が見られない。よく探せばブッシュの影となった部分のトクサ類に帯蛹となった黄色い蛹が2個体と
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蛹化場所を探して移動中と思われる終齢幼虫はみつかるが、
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当初、こんな目立つ位置で蛹化して大丈夫か、と思えた複数のあるべき蛹がすべて消えているのだ。この考えが間違っていればいいのだが、ここでジャコウアゲハが発生していることを知る人物がいて、蛹を持ち帰った可能性が考えられる。数年前にオオムラサキの幼虫を野外の複数のエノキに移してネットをかぶせた状態で管理していたとき、すべてのネットが何者かによって破られ、幼虫の姿が消えるという許せない事件があったのだが、幼虫がほしければそれだけを持ち帰ればいいのに、わざわざネットを無惨に切り裂くという異常行動をする人物が近隣にいた悲しい事例を思い出してしまう。このあと、大汗をかきながら簡単には見つけられない位置で、主にトクサ類の茎に、
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稀にチガヤの茎部分で蛹化している21個体を確認して
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すべての撮影記録をとり、終齢幼虫の記録もとっておく。
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路肩部分のすぐには見つけられないが、その気になれば持ち帰られてしまいそうな蛹2個体を回収し、今一つの目的であったウマノスズクサの小型3株を根こそぎ採取。一方、土手の最下部平坦部では、一度すべてが刈り取られたウマノスズクサが新らしく芽吹いており、
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次に羽化してくるジャコウアゲハの産卵時期にはじゅうぶん幼虫の成育をまかなってくれそうだと安堵する。
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2018年07月10日

カトカラホイホイ

オオムラサキの♀を捕まえて採卵する目的で、性懲りもなく樹液食堂へと向かったが、なんと上り道路にさしかかった途端に「全面通行止め」。電柱の切り替え工事だとの説明があり、工事時間が9時から12時までだと書かれているのにもう13時を過ぎている。樹液ポイントは歩いて1kmもないことが分かっていることから、傾斜がゆるくはない坂道を歩くことに。その樹液にオオムラサキが訪れる気配がないので、途中で立ち寄った旬彩蔵市場という野菜類を格安で仕込めたところでみつけた、梅黒酢という飲み物を樹液にふりかけてみる。
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蜂蜜も成分に含まれているのが購入した理由でもあり、これでオオムラサキを誘引できればしめたもの。すぐにやってきたのはハチの一種で、
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動きの過程で翅がモルフォチョウにみるようなブルーの金属光沢に美しく輝く。しかし、結論から言えば、この無果汁ドリンクはオオムラサキではなく、おそらくマメキシタバというカトカラの一種に抜群の誘引効果を発揮し、まさに「カトカラホイホイ」。外国の友人に送ってやるため、複数頭をネットイン。
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後翅表の濃い黄色が黒条紋とみごとなコントラストで美しいのだが、自然状態では静止時に美しい後翅をみせてはくれないため、やらせ承知でその色調が見えるように捕獲個体を静置して記録する。
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樹肌にへばりつくように止まると、その場所によってはみごとなカムフラージュ効果を発揮するが、
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けっこう目立つ場所にとまることもある。
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路傍のヒメジョオンには翅の傷んだベニシジミが黒化度の進んだタイプと2種類並んで止まり、
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黒化タイプのストローはなぜか伸びていない。路傍のススキのカゲに隠れてひっそりと咲く純白のホタルブクロを記録し、
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チョウ探索を終えた時点で、妻がこのあたりに棚田百選があるはずだとハンドルを切る。
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西播磨のクロシジミの生息維持は絶望的

7月2日の調査で発生を確認できなかったのが、時期的に早かったかもしれないとも考えられ、それなら一週間以上経過した段階ならどうかと、納得がいくように西播磨の生息地で再調査。ちょうど現地の林道へと犬をつれて軽四で乗り入れる男性が現れたので、林を切り開いた理由を確認すると、養鶏場を開設するためだと聞いているとのこと。結局、この日もクロシジミの姿はなく、放置されたブルドーザーやショベルカーのサビ具合などから伐採開墾が行われたのはかなり以前だと思われ、
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切り開かれた部分にクロオオアリと共生していた発生木があった可能性が高いと推察。竹内さんが山登りという趣味の過程で偶然に発見された貴重な生息地が、人為的破壊で壊滅してしまったのが残念無念。2日に観察できたサルトリイバラにつくルリタテハの幼虫は再発見できず、樹液が出るほどではない樹肌に食い入っているクワガタの♀がみつかるがミヤマクワガタらしいとしか同定には自信がない。
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ジャノメチョウに混じって飛び出して落ち葉の上に身を隠したつもりのクロコノマチョウを撮影記録して、
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オオムラサキの観察地へと転戦。
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2018年07月08日

豪雨あとの加古川土手斜面で

7月2日に国土交通省の担当者と現地で落ち合って話をさせていただいた際、いずれ除草がされる部分のウマノスズクサに産卵された卵を、みつけられた分だけ持ち帰って幼虫にまで育てていたが、集中豪雨が過ぎ去ってやや明るさがもどった午前中に、現地へともどしに行く。刈り取らずに残してほしいとお願いした路肩部分のウマノスズクサの群落へと、2日に卵ごと採取したウマノスズクサに幼虫がついたまま差し込む。
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2日にみた幼虫はことごとく大きく育ち、雨露が残るウマノスズクサまわりに多くの個体をみる。
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前蛹となっている個体もいて、その色調があまりみないタイプなので撮影記録をとると、そのときには気づかなかった普通色の前蛹が2個体も写り込んでいる。
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ウマノスズクサはまだじゅうぶん豊富なのに、チガヤの葉上をさまよっているような幼虫がいるかと思えば、
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太い茎部分をかじっているEco志向の幼虫もみる。いや、あるいはよく知られたウマノスズクサの根元部分を噛み切って枯らしてしまう、自分だけが生き残ろうというとんでもない作戦の実行にかかっているのかもしれない。
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やがてジャコウアゲハの♂が飛び始め、その飛翔記録をとろうと追っていると、みごとに美しい夏型のキアゲハがノラニンジンの花上で休息しているのが目に入る。
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眠り続けていたのではなく、撮影のために接近したわけでもないのにいきなり飛び上がったりするが、いくらか飛んだあとまた休息し始める。時間的に活発に飛び遊ぶにはまだ気温が十分にあがっていないせいだろう。土手斜面に咲くヒメジョオンでは黒化度が高いベニシジミが吸蜜中で、
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後翅にわずかに青点模様もみられる美麗個体だ。河川敷が完全に冠水するほどに増水していた加古川は、大幅に減水して土手斜面に残るゴミの帯がどの部分にまで水がきていたのかを知らしめている。
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残骸より少し上の部分には、野球などの練習時に利用していたベンチ類が並んでいて、増水を予見した関係者が事前に土手斜面の高い位置まで移動していたことがわかるが、あとわずかというレベルで流出を免れている。
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2018年07月03日

オオムラサキが「ゴツン」

 オオムラサキの母チョウを捕獲する目的で訪れた西播磨の樹液食堂に、1時間以上粘ってもオオムラサキはやって来ない。笹竹の茂みに立ち入ってチョウを探すとキマダラモドキ(準絶滅危惧)の♀が飛び出し、すぐに葉陰に身を隠す。そっと近づいて撮影記録をとり、
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その後、クロヒカゲに次いで樹液に♂がやってくる。樹肌に垂直に近い姿勢での吸汁で、撮影アングルがよろしくないが、これも自然の記録。
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カメラに見下されるのが気に触ったのか、樹木の裏側へと飛び移ったのを真横から撮影して、
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本日の唯一の成果はこのキマダラモドキだといいきかせる。
 実は、飛来の時刻がわからないがオオムラサキは一度だけヒラリと滑空してきて、何を思ったのかHONDA Fit の青色屋根をめがけて「ゴツン」と高い音をだすほどの体当たりをしたあと、樹液にはめもくれずに飛び去って見えなくなった。
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体当たりの瞬間の音は車内にいた妻にもはっきりと聞こえたほどで、いったい体のどの部分が当たればあれ程の音になるのか、イメージがわかない。もしかしたら、チョウ自身も予想以上の衝撃を受け、驚いて飛び去った可能性もある。飛翔時の感じからは♀だったと思われ、♂のムラサキに似た青い色に惹かれての行動だとすれば、♀が♂に向かって突進したということになる。果たしてそのような行動がありうるのか、興味深い出来事であった。
特段の成果とは言えない他のチョウの記録は以下の通り。小雨がぱらつく状況のせいで、表立って飛ぶチョウはいなく、笹竹が茂る部分でじっとしているクロヒカゲが見つかり、
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次いで7月1日にみたと同じ個体だと思われるウラナミアカシジミが飛び出してすぐに笹の葉影へと隠れてしまうが当方の観察眼からは逃れられない。
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クロヒカゲは少しずつ居場所を替えて、
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やがて樹液が少ない部分にトラップとして置いたバナナの皮に引き寄せられ、ずいぶん長居をしていた。
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雨をしのいで路傍の葉上で休むヒカゲチョウも目に入り、
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その近くではムラサキシジミのお母さんがコナラの新芽に産卵をしていたが撮影には遠い位置。
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樹液食堂ではカナブンが2-3頭と、スズメバチ、アブの類がやってきただけで、
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バナナの皮を置いたところではヨツボシケシキスイが2頭喜んでいたようだ。
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14時過ぎには雨脚が強くなり、オオムラサキの♀を連れ帰るという目的を断念して撤収する。

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2018年07月02日

国土交通省がメール要望に対応してくれた

ジャコウアゲハの生息地では、母チョウによる産卵が盛んな時期で幼虫も初令から終令近いものまで成育中だが、国土交通省の管轄である県道西側の土手斜面で除草作業が北から南に向かってどんどん進んでおり、ウマノスズクサが自生する部分で草刈りが実施されると、ジャコウアゲハの卵や幼虫が全滅してしまう。そこで6/28に国土交通省のHPにアクセスして、そのQ&Aコーナーにせめて土手の道路際から1mていどは草刈りをしないでほしい、との要望をしたのだが、本日の午前中に担当の方から現地で落ち合って話を聞きたいとの電話が入る。なんともありがたい対応で、約束の時間より少し早めに現地に入ると、驚いたことに土手斜面の裾部分がすでに刈り取られている。急ぎ、これから除草が進められる斜面部に入ってウマノスズクサを調べると、卵や幼虫のつく株が散見され、すべての回収を始める。やがて担当の方2名がやってこられ、国土交通省が除草する目的は、土手斜面の地肌を露出させて、陥没や強度の緩みがないかの目視確認にあり、土手際肩部まですべての露出点検が必要で、ウマノスズクサが多く茂る部分も刈り取ることが原則不可避だと。そして、すでに実施した刈り取りは、専用除草車の安全運転のために必ず行う前段階の手作業だとの説明を受ける。当方の希望は1)可能な限り肩部のウマノスズクサが残る除草としてほしい、2)それがだめなら、せめて幼虫がチョウになるまで除草作業を1か月ほど遅らせてほしいとの希望を伝える。最終判断がどうなるのか今はいえないが、部署内で再検討をするとの約束をしてくださり、その後は猛烈に熱い太陽が照りつけるなか、確実に刈り取られる部分で徹底的に卵と幼虫を回収して回る。葉裏に産みつけられた卵は総数で30個はあり、
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これらは持ち帰って孵化させ、その後の対応はまた考えるとし、幼虫は1か月のうちにチョウにまで育ってくれるかどうかわからないが、道路際のウマノスズクサ群へと移して撤収。
posted by クジャクチョウ at 20:44| Comment(0) | 日記

オオムラサキ:樹液食堂が激減してかわいそう

6月半ばまでならヒロオビミドリシジミやウラジロミドリシジミが観察できるナラガシワのある場所を横目に走り、最初の観察ポイントを調べると、樹液が枯れきって独特の香りは全くなく、もうここは観察対象ではないと諦める。2016年に竹内さんたちがスギタニ型♀を観察した樹液のある大木が突然切り倒され、しかもあとで新芽を出して再生できるような切り方ではないのが腹立たしいが、2015年に筆者が別の場所に新たな樹液食堂をみつけてフォローしてきたところへと足を早める。高い位置から見下ろす角度でオオムラサキのきれいな輝きを撮影記録しようと北岡さんも重たい脚立を担いでやってくる。ところが、樹液がない、いや樹液の出ていた樹木が2本とも切り倒されて見えないのだ。確認できるのはここでの切り方もあとで新芽も出ない路面から20cmも残されていない根株だけ。樹液に来るスズメバチが自然観察目的で訪れる子どもたちに危険を及ぼすから、という話を聞いたことがあるが、樹液に集まるスズメバチは大群であることもなく、人に危害を加える可能性はきわめて低い。樹液にはどのような昆虫が集まり、いい場所どりのために昆虫同志でどのような奪い合いを展開するのか、例えば、オオムラサキとスズメバチはどちらが強いのか等、自然の生きた姿を観察できる好ましい例はそれほど多くはないわけで、いったいここの管理人はどういう考えでこのような暴挙を繰り返すのか、理解に苦しむ。
 ここの領域で最も歴史が古い樹液食堂は残っているが、例の独特の匂いはうすく、この日にやってきていたのはジャノメチョウがただの1頭。
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樹液には常連であるはずのカナブン、ヨツボシケシキスイ、クワガタ類の姿はまったくなし。オオムラサキが雄大な滑翔で近くを飛ぶのがみえても樹液にやってくることはない。残る樹液ポイントはあと1か所。わずかの望みをいだいて訪れ、車から出たまさにそのとき、目の前でオオムラサキの♂♀が絡みながら飛ぶ。すぐに樹液のある大木の幹にとまっていよいよ交尾かと期待するが、
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撮影目的で近づきすぎたのか、この樹液まわりにとどまることなく絡み合い飛翔のまま樹林奥へと消えてしまう。しばらくしておそらく別個体だと思える♂が近くを飛ぶが、われわれが近くにいるせいか樹液へとはやってきてくれない。比較的きれいな状態を保つウラナミアカシジミが飛び出してコナラ葉裏にとまるのを撮影してみるが証拠記録でしかない。
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オオムラサキの樹液飛来には時間をあける必要があり、最古の樹液ポイントを再チェックしに行っても訪問者がいないことを確認しただけ。その途上、シロツメクサで蜜を吸う翅表が黒くなったベニシジミにもカメラを向け、
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路面のどこかで休んでいたのを驚かせて飛び出し、なぜかとまった直後だけ翅の開閉をしたあとすぐに閉じて二度と翅表をみせてくれないジャノメチョウを追いかけて、翅表をみせてくれた瞬間の記録をとる。
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 時間をあけて戻った樹液食堂には期待通りオオムラサキの♂がやってきている。手ブレ映像とならないように、ビデオカメラを三脚に固定してオオムラサキの動きをしっかりと記録する。
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後翅に若干の破れや傷みがある個体だが、少しずつ場所を変えるそのたびに何度も翅の開閉を繰り返してみごとなムラサキの輝きをみせてくれる大サービスがありがたく、後翅肛角部の赤桃色もとても美しい。この♂以外にも近くまでくる個体をみるが、結局樹液を楽しんだのはこの♂だけで、いったんどこかへと飛び去る。笹竹のあいだで寝床の準備を整えるヒカゲチョウを撮影記録し、
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昼食を準備していない北岡さんがコンビニへオニギリを買いにいくのに同行するのもいい時間間隔あけとなり、戻るとやはり先ほどと同じ♂がやってきている。
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さすがに同じ樹液では飽きるのか、10数メートル離れたクズのマントまで飛んでそこで休憩に入る。
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望遠モードで一応記録をとってみるが、翅表のムラサキ色はうすくしか見られない。このあと16時まで粘ったが、樹林の高い位置で飛ぶオオムラサキを目にできても樹液へときてくれることがなく、京都から車できてくれた北岡さんの帰りのこともあるため撤収。
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クロシジミの生息調査は空振り

西播磨地区のクロシジミが生息する場所へ、ギフチョウ・ネットの竹内さん、北岡さんと調査に遠征。8時半に加古川を出て現地には9時40分に到着。林道を少し進んで仰天。雑木林の半分ほどが伐採して切り開かれ、錆がめだつブルドーザーとショベルカーが置き去りとなっているのだ(現地が特定されるため映像記録はなし)。林道沿い1m程は切られずに残っているため、クロシジミの発生樹が犠牲になったのかどうかはわからないが、全く影響がないとは思えない惨状を目にしながら、これまでにクロシジミが飛び交っていたあたりを中心にくまなく探してみるも、観察できたのはコナラの高い位置の葉上にとまるムラサキシジミ、2頭で絡み飛翔を繰り返していたオナガアゲハ、珍しくはないキンモンエダシャク、
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木の葉上でじっとして動かないルシシジミ、
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いきなり現れたホソバセセリ、
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ウツボグサで蜜を吸うツマグロヒョウモンの♀、
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サルトリイバラの新葉の食痕を目当てに裏返すと見つかるルリタタテハの幼虫(持ち帰りはせず)、
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例年より数が少ないジャノメチョウ、名前がわからないチョウに似た飛翔で飛び交い、葉裏にペタリととまって結局翅表記録が曖昧でカレハガの一種だとしかわからない蛾、
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およびここでは初観察となるキマダラモドキという具合。このあとオオムラサキの観察地へと向かう途上でテングチョウが路傍のコンクリート壁に染み出すたぶんミネラルを求めてまるでハエのごとくに群れ飛ぶ光景を目にし、さらにはわざわざ立ち寄ったクロツバメの生息地でムラサキシジミの♀がいて、
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映像記録がとれた種だけを示しておく。
posted by クジャクチョウ at 11:37| Comment(0) | 日記