2018年07月10日

カトカラホイホイ

オオムラサキの♀を捕まえて採卵する目的で、性懲りもなく樹液食堂へと向かったが、なんと上り道路にさしかかった途端に「全面通行止め」。電柱の切り替え工事だとの説明があり、工事時間が9時から12時までだと書かれているのにもう13時を過ぎている。樹液ポイントは歩いて1kmもないことが分かっていることから、傾斜がゆるくはない坂道を歩くことに。その樹液にオオムラサキが訪れる気配がないので、途中で立ち寄った旬彩蔵市場という野菜類を格安で仕込めたところでみつけた、梅黒酢という飲み物を樹液にふりかけてみる。
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蜂蜜も成分に含まれているのが購入した理由でもあり、これでオオムラサキを誘引できればしめたもの。すぐにやってきたのはハチの一種で、
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動きの過程で翅がモルフォチョウにみるようなブルーの金属光沢に美しく輝く。しかし、結論から言えば、この無果汁ドリンクはオオムラサキではなく、おそらくマメキシタバというカトカラの一種に抜群の誘引効果を発揮し、まさに「カトカラホイホイ」。外国の友人に送ってやるため、複数頭をネットイン。
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後翅表の濃い黄色が黒条紋とみごとなコントラストで美しいのだが、自然状態では静止時に美しい後翅をみせてはくれないため、やらせ承知でその色調が見えるように捕獲個体を静置して記録する。
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樹肌にへばりつくように止まると、その場所によってはみごとなカムフラージュ効果を発揮するが、
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けっこう目立つ場所にとまることもある。
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路傍のヒメジョオンには翅の傷んだベニシジミが黒化度の進んだタイプと2種類並んで止まり、
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黒化タイプのストローはなぜか伸びていない。路傍のススキのカゲに隠れてひっそりと咲く純白のホタルブクロを記録し、
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チョウ探索を終えた時点で、妻がこのあたりに棚田百選があるはずだとハンドルを切る。
posted by クジャクチョウ at 21:11| Comment(0) | 日記

西播磨のクロシジミの生息維持は絶望的

7月2日の調査で発生を確認できなかったのが、時期的に早かったかもしれないとも考えられ、それなら一週間以上経過した段階ならどうかと、納得がいくように西播磨の生息地で再調査。ちょうど現地の林道へと犬をつれて軽四で乗り入れる男性が現れたので、林を切り開いた理由を確認すると、養鶏場を開設するためだと聞いているとのこと。結局、この日もクロシジミの姿はなく、放置されたブルドーザーやショベルカーのサビ具合などから伐採開墾が行われたのはかなり以前だと思われ、
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切り開かれた部分にクロオオアリと共生していた発生木があった可能性が高いと推察。竹内さんが山登りという趣味の過程で偶然に発見された貴重な生息地が、人為的破壊で壊滅してしまったのが残念無念。2日に観察できたサルトリイバラにつくルリタテハの幼虫は再発見できず、樹液が出るほどではない樹肌に食い入っているクワガタの♀がみつかるがミヤマクワガタらしいとしか同定には自信がない。
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ジャノメチョウに混じって飛び出して落ち葉の上に身を隠したつもりのクロコノマチョウを撮影記録して、
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オオムラサキの観察地へと転戦。
posted by クジャクチョウ at 20:26| Comment(0) | 日記