2018年10月14日

日曜日の朝の観察事項

早朝のジャコウアゲハ生息地で路肩まわりのウマノスズクサを再調査し、終令幼虫3個体を回収。夜を明かしたシジミチョウ類がエノコログサの花穂やチガヤの葉上にいないかと土手の下平坦部を歩いてみたがみつからず、ついでに少しだけ土手斜面に踏み込んでウマノスズクサをチェックすると、中令幼虫が1個体みつかりこれも回収。
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朝露でぬれる斜面内での調査は、午後に改めて行うことにして、金木犀の花があっという間に咲き終わったボタン公園内のエノキでキマダラカメムシを探してみる。樹高約3-4mの2本のエノキにそれぞれ2個体が、いつもは幹部分に静止しているのに今朝はすべて葉上に静止しており、
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1個体をよく見るとしきりに触覚を動かしている。
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それにそっと指を触れてみたが、特に驚くようなそぶりは見せない。
帰宅後、まだ葉っぱが育たないスミレにツマグロヒョウモンの幼虫が孵化してきている鉢内をチェックすると、茎にとまる孵化して間もないような小さい幼虫がいるのに気づく。急ぎ、ズームアップレンズ装着のビデオカメラで撮影し、その体長を計ろうと定規のメモリを近づけるとピョンとはじけるように飛び逃げて見えなくなる。もしかしたら寄生バチだったのかとPCに取り込んで画像処理ソフトで拡大すると、どうやら蛾の一種だったらしく胸をなでおろす。
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現時点でこの鉢内に確認できる幼虫は7個体で、これらすべての幼虫が生育するのに十分なスミレがないことは明らかで、さらに言えば、新しい葉っぱが出てくるタイミングも考慮していない母チョウの産卵習性は不可解。これら幼虫が年内に羽化までいくのか、それとも越冬することになるのかはわからなく、野外スミレの調達には限界があるため新たにパンジーを購入準備する必要がありそうだ。
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2018年10月13日

ツマグロヒョウモンの初令幼虫

テニスを堪能して帰宅した段階でツマグロヒョウモンが産卵した鉢を調べると、幼虫数が増えており、体調5mmていどのかわいい初令幼虫も混じる。このような初令幼虫を観察記録できたのは初めてのこと。
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それにしても、このままだと幼虫が生育するのに十分なスミレの葉が出そろうのが間に合いそうもなく、野外スミレの調達など世話管理が大変になりそう。Oct. 3, 2018に妻が見つけた蛹は12日時点で羽化殻となっていて、蛹の大きさからたぶんメスが羽化したものと思う。ラティスフェンスへの小さな下垂蛹はまだ金紋を輝かせてぶら下がっている。
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posted by クジャクチョウ at 18:07| Comment(0) | 日記

テニスの合間にチョウタイム

今日は、テニスの試合が始まってすぐに、ネットフェンスと路面とのあいだをクロコノマチョウが独特の飛翔で飛びぬけていくのを観察できたが、さすがにその様子は目に焼き付けただけ。メンバー交代で空いた時間にナデシコやキバナコスモスが植栽された花壇まわりを探索し、ツマグロヒョウモンとキタテハの訪花シーンを記録。
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キタテハはちょっと驚くと、公園内の松の葉上へと飛び逃げて休息し、すぐには降りてこない。その記録をとろうと近づくと再び飛んで行方をくらます。そのとき、高砂南高校の校舎沿いをアサギマダラが横切って飛ぶ。スピードをゆるめることなく飛んでいく姿をビデオカメラでフォローてみたが、ズームアップするまもなく飛び去られ、その記録は黒い点でしかない。
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ナデシコ花壇にはチャバネセセリが多く、アゲハも通り過ぎていくが、ムラサキシジミの姿はない。この花壇のそばをさ迷い歩くツマグロヒョウモンの幼虫に気づき、野生スミレの葉上へと乗せてやる。
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2018年10月12日

青鱗粉の発達したヤマトシジミに会いに行く

天気の回復を待って、荒井町浜風公園までヤマトシジミ青鱗粉発達メスの撮影目的でサイクリング。播磨灘を望める広場のカンサイタンポポ、クローバー、カタバミ、ヒナギキョウが咲く一面の草地は、ヤマトシジミが乱舞するまさにパラダイス。圧倒的にオスが多いが、そんな中で飛翔時に黒く見えるメスに狙いを定め、飛んでいる際にも青紫が光る個体にしぼってその飛翔について回り、開翅姿勢をとってくれるのを待つ。まずはカンサイタンポポの黄色い花で蜜を吸いながらV字開翅をする個体を記録して目的を果たす。
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青鱗粉の美しさでは2010年11月に和歌山の串本で出会えたメスにはかなわないが、
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夏の終わりまで黒一色であることを思えば、秋の低温期になって初めて発色する青色は十分に美しく、可能な限り撮影記録をとる
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といっても秋になっても青鱗粉がほとんど出ないメスもいて、今日もクローバーでオスと仲良く求蜜する個体は黒鱗粉だけ。
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この草原には複数の青鱗メスが飛んでおり、新たなメスをみつけては撮影記録をとるということを続けていると、
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求愛目的と思われるきれいなオスがグッドタイイングで飛来して、願ってもないツーショット映像が記録できたりする。
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この場所が眼前に播磨灘を望めることを示す画像も記録し、
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オスだって十分美しいことを納得させる映像記録もとっておく。
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最後に記録したカタバミで求蜜するメスはずいぶん小型で左前翅が少し傷んでいるが、青鱗粉の輝きに遜色はない。181012-ヤマト1419.bmp
本日の目的は十分達成できて撤収しようとする目の前で、再びメス・オスのツーショットが実現するが、ときどきメスが開翅する理由が不明で、両者ともにクローバーでの求蜜に夢中の様子。
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浜風公園の遊歩道を走る帰路、路傍のアレチハナガサで吸蜜中のヤマトシジミがいるので、見上げる形で記録を撮り、
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ゆるくはない北風を正面に受けながら変速ギアを最大にして走り戻る。
posted by クジャクチョウ at 20:54| Comment(0) | 日記

ツマグロヒョウモンの幼虫

朝7時半過ぎ、メスグロヒョウモンの産卵期待で吹き流し内においたほとんどスミレの茎だけが残る鉢内の枯れ茎に小さなツマグロヒョウモンの幼虫の姿があり、
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野外で採取したスミレを植栽した鉢へと移しておいたが、9時頃になって同じように枯れ茎に静止する新たな幼虫がみつかり、
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1個体目と同じスミレへと移す。9月23日にツマグロヒョウモンのメスが乱雑な産卵をしていったスミレの茎だけとなった鉢内については、数日気をつけて観察していたのに見つけられなかった幼虫が、今日になってスミレの葉っぱ表と裏側にいる2個体を確認。
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いずれも体長は8mm程度で、孵化してから葉裏に隠れることが多かったのか、孵化直後からの行動には気づけなかった。9月23日の産卵行動からはもっと多くの幼虫が孵化してきてもよさそうに思えるため、注意して観察を続ける。
posted by クジャクチョウ at 11:54| Comment(0) | 日記

2018年10月11日

メスグロヒョウモンが産卵

10月9日に平荘町から連れ帰ったメスグロヒョウモンのお母さんに吹き流しのなかで過ごしてもらっている。ツマグロヒョウモンの幼虫に葉っぱがほとんど食われてしまったスミレの植栽鉢を中におき、蜜源として、早朝に近所で調達したセイタカアワダチソウの花をビン挿しとしてそえてやったところ、すぐに蜜を吸ってくれたあと、翅をふるわせて産卵しそうな動きを見せ、やがてセイタカアワダチソウの先端部の花穂へと次々と産卵し始める。その記録は吹き流しの外からしか撮影できなくて見づらいが、証拠記録程度の映像は残せる。
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10月11日の朝、産卵の記録をとっておこうとセイタカアワダチソウを取り出して接写撮影を試みると、その産卵数はゆうに10個は越えている。
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昨秋、同じ方法でウラギンスジヒョウモンのお母さんに産卵させた際にも、鉢内のスミレの茎葉だけでなく、セイタカアワダチソウの花穂まわりにも複数の産卵をした例を観察している。ツマグロヒョウモンが食草のスミレから離れた場所に産卵する光景や、ミドリヒョウモンが側溝のコンクリート壁面に産卵する場面にも出会ったことがあって、ヒョウモンチョウの仲間が食草を無視して産卵する場合があることはよく知られているが、自然の野外でセイタカアワダチソウの花穂に産卵をすることがあるのかどうかは分からない。メスグロヒョウモンのお母さんは十分産卵してくれたので、雨が止んだら野外へと戻すつもり。
posted by クジャクチョウ at 09:29| Comment(0) | 日記

2018年10月10日

浜風公園へと歩いてみた

ほぼ1年ぶりとなる浜風公園までウォーキング。途中のタブノキ並木にアオスジアゲハの幼虫の姿はなく、ムラサキツバメが来たことはないマテバジイ並木では、大きなドングリの実が歩道一面に落ちており、
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まだ実がついたままの樹もある。新鮮度が高い大き目のドングリを妻と拾って持ち帰り、電子レンジで加熱してラジオペンチで硬い殻を割れば、クルミとまではいかないが少し甘みのある野生の味を楽しめる。浜風公園の入り口にはきれいなブーゲンビレアの花があり、
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ミヤコグサの群生する広場では妻が大きな四つ葉のクローバーをいとも簡単に見つけてしまうが、その景色は図示した通りで、見つけて当たり前だといわれそう。
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このミヤコグサ群生地にシルビアシジミは生息していないが、カタバミも多いため複数のヤマトシジミがまだ飛び遊んでいて、夕暮れタイムとなると寝床を探す飛翔へと変わっていく。翅表に青鱗粉が発達したメスも複数いるが、もう開翅して見せてはくれず、播磨灘を背景としてこのまま一夜を過ごすに違いない。
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明日の午後、メスの開翅シーンを狙って今一度訪れてみよう。
posted by クジャクチョウ at 22:41| Comment(0) | 日記

2018年10月09日

ツマグロキチョウ(絶滅危惧TB類)との出会いは予測通り

姫路市の友人が10月8日に近くの山でツマグロキチョウに会えたとメールで知らせてくれた朝、もともとツマグロキチョウ観察を目的として計画していた平荘町へと車で遠征。栗の実は周りのどこにもない状態で空っぽとなった口を大きく開いたイガグリ殻だけがたくさん転がる坂道を越え、路傍にハギの花が咲く陽だまりが見えると、キタキチョウとは違う色調の小型のチョウが飛ぶ。キタキチョウがそこに現れて追飛翔が始まるが、小さい方のキチョウが木陰で静止した時点でツマグロキチョウだとわかる。
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マーキングはされていない。ハギの花にとまらないかと少し驚かせてみても休息するのは笹の葉で、思うようには飛んでくれない。
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この個体の撮影記録を終えて周りをよくみれば、すぐそばのけもの道斜面に咲くハギの花で通常の大きさのツマグロヒョウモンが吸蜜しているのがわかり、急ぎその撮影記録をとろうと近づいてみるが、いいアングルが取れないまま飛び去られてしまう。最初の小さい個体で証拠記録がとれたことで良しとして、場所を変えて明るい稲田をとりまく道をぐるりと歩いてみる。見るのは秋型のキタキチョウとヤマトシジミだけ。少し距離のあるシルビアシジミとヤマトシジミが混生するところまで行ってみると、案の定、ミヤコグサやキツネノマゴが咲く草地まわりで両者の飛翔が確認できる。あぜ道のそばにサワヒヨドリが群生するところで、
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おそらくこの花で吸蜜していたと思われるメスグロヒョウモンのメスが突然舞い上がるが、花にはもどることなく飛び去って行く。翅表にきれいな青鱗粉が発達したヤマトシジミのメスを追ってみても翅表の撮影記録はとれず。
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あぜ道のアメリカセンダングサで秋型のキタテハが吸蜜中の光景が絵になるのでカメラを向け、
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風で大きく揺れるセイタカアワダチソウにメスグロヒョウモンのメスがやってきているのにも気づく。
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その記録をとってから採卵してみようとネットイン。春には満開の花が楽しめるソメイヨシノザクラの枝先には、いかにも秋、という感じでアキアカネがとまっていて、太陽光をうけて羽が輝いて見える。
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テングチョウの姿もみたが撮影記録はとれず。昼食のために加古川市内へと移動するルートとして、ツマグロキチョウがいたハギの咲く場所を通るように戻り走ると、まさに先ほどの場所でツマグロキチョウが飛んでいる。しばらくそのランダム飛翔を何もせずに見守り、もしそのまま飛び去られてもいいように飛翔中のビデオ撮影もしながら、驚かさないようにフォローし続けると、ついに希望通りにハギの花へと落ち着いてくれる。
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やはりこの個体にもマーキングは見られない。翅に影が映るのは避けようがなく、
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2個体目の確実な撮影記録がとれたことで満足。
 今日のおまけは、ツマグロキチョウとの出会いの前に立ち寄った、ギフチョウ・ネットの友人が教えてくれたシルビアシジミの生息地で、この秋も継続発生していることの確認証拠記録。
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ツマグロヒョウモンの蛹

鉢植えスミレから蛹化のために移動したツマグロヒョウモンについて、どこかで蛹化しているはずだと、機会あるごとに探しているのだが、今朝になって3個体目の蛹を見つけることができた。
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スミレの植栽鉢(下図左上)からは1mていどの距離で、ポーチュラカの茎にあるはずのない黒い影を認めて下垂蛹だとわかった個体である。
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これまでに裏庭ではスミレからあまり遠くない鉢植えのハツユキカズラやプランターの側壁、ベランダでは鉢内にある植物(キツネノマゴなど)の茎に下垂する蛹が多かった印象だが、
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今回、7個体以上はいたはずの終令幼虫はかくれんぼがうまくて、残りの蛹が見つけられない。なお、先日固定糸から外れて鉢内に転がっていた蛹からはきれいなオスが羽化して、青空がきれいな朝、元気よく飛び立っていった。
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2018年10月08日

蛹と幼虫を回収

ジャコウアゲハの生息地にまもなく除草作業が入るということで、二度目の現地調査。一度目の10月5日には何もなかったアキニレの枝と幹に3個の越冬蛹がみつかる。
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幹に帯蛹となった個体については、異なる角度からの撮影記録もとり、固定糸をそっと削りはがして回収する。
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食草のウマノスズクサは冬場には枯れてしまうので蛹化のために食草から離れ、アキニレの枝で蛹化するのは分かるが、土手の路肩に自生するこのアキニレに、毎年申し合わせたように複数個体が蛹化場所として集まってくる。すぐそばにウマノスズクサが群生しているのであればまだしも、実際には群落している場所が10数メートルは離れているわけで、複数の幼虫がアキニレへと移動する習性が不思議でならない。念のために路肩部分を調べると、トクサやチガヤの枯れ茎などに帯蛹となった越冬蛹が4個体確認でき、
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1頭は幼虫の脱皮殻がまだ付着したままで、
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終令幼虫もみつかり、
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越冬蛹7(1個体はピンボケ記録のため掲載せず)と終令幼虫1のすべてを回収する。10月5日に土手斜面内から路肩部分へと移した卵や若い幼虫も回収するつもりで探したが、群生するウマノスズクサの量の多さのせいかみつけられないまま撤収。
 おまけの画像は、訪花シーンや吸汁シーンでないと撮影記録がとりにくいアオスジアゲハが、ランタナの花蜜を楽しんでいる光景で、2個体をみたがすでに新鮮度は低い。
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なお、ボタン公園内ではエノキ周りに個体数は激減したがキマダラカメムシの成虫と幼生がともに観察でき、
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場所が全く異なる西畑のテニスコートそばでは、クスノキやサクラの葉上に陣取る成虫を見たりできるが、このカメムシの生態については知らないことが多い。
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最後は、ボタン公園で満開となってあたり一帯に芳香を放ってくれる金木犀。
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posted by クジャクチョウ at 17:45| Comment(0) | 日記