2019年01月18日

♂が羽化

 リュウキュウムラサキの蛹化第1号は2018年12月24日で、その蛹よりはあとで蛹化した個体から♂が吹き流し内で羽化した。早朝の低温時にはカーボンヒーター300Wで温かくし、適度に霧吹きで水分を与えているのだが、なかなか羽化してくれなくて心配だったところ、まずは一安心。
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後翅のムラサキの輝きまでは記録できないが、フィリピン型だ。
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2019年01月15日

ムラサキシジミは降りてこず

本日(1月14日)もぬけるような青空が広がり昨日並みの気温となったので、越冬中のムラサキシジミの様子を見に行くと、No.2が越冬定位置にいなく、今日も遊びに出ているのかと探してみる。昨日何度も開翅して見せてくれた数か所の葉上にその姿はなく、ウバメガシの樹の全景を観察できる位置で目を凝らすと、梢に高い位置をチラチラと飛ぶのが目に入る。日当たりは下の方にも十分いきわたっているのに今日は降りてきてはくれない。結局高い位置で開翅姿勢をとったところをカメラを三脚にセットしてズームアップで記録するのが精いっぱい。
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実際は矢印(←)部分で日向ぼっこをしているのだが、飛び遊ぶ様子を観察し続け、とまる瞬間まで見届けないとその姿をとらえるのは至難の業。
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三脚にセットしたついでにNo.1個体の接写を試みると、
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アンテナを閉じて熟睡しているはずなのに、「えっ、何かありました?」と視線をカメラに向けるような姿が撮れている。
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2019年01月14日

リュウキュウムラサキ:最後の前蛹化と羽化第一号

終令幼虫最後の1個体が前蛹化の準備を始めるのに気づき、初めて前蛹化準備段階から下垂するまでを克明に追ってみた。尾端を固定する糸をしっかり作るのに時間をかけることは予想していたが、
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体の向きを変え尾端を固定して以降4時間半以上も下垂動作に移らないとは想定外。
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尾端の固定に安心できないのか下垂するまでは実に慎重で、体を支えている脚を少しずつ離していく際は最後の脚一対となる段階まで脚を縮めるように、途中に何度も休憩をはさんで時間をかけ、実にゆっくりと離していく。
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ところが、残る一対の脚を離すまでにはなんと39分もの時間を要したかと思えば、最後に脚を離すや否やいきなり宙づり状態へと移行して下垂状態となったのには驚かされた。
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よくみる体を丸めた前蛹下垂状態をとるまでも10分ほど時間がかかった。
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この一連の前蛹化の記録をとり終えて、もはや不要となったサツマイモを処分しようと飼育容器として利用してきた人形ケースをみると、この容器の天井部分に下垂していた蛹から最初の羽化個体が出ていてびっくり。
撮影記録をとるために手指に乗り移ってもらい、処分を後回しとしたサツマイモに止まってもらう。
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フィリピン型のメスだが採卵時の母チョウにあった白条紋がないのが想定外で、交尾相手のオスの影響もあるだろうからリュウキュウムラサキは羽化するまで、どのようなタイプが出るのかまったく予測ができない。このままだと後翅に白条紋のある母チョウと同じタイプは期待できないかもしれない。
posted by クジャクチョウ at 17:28| Comment(0) | 日記

2019年01月13日

2019年の初見チョウ

陽ざしがあって暖かい午前中、昨年から気づいているテニスコートの休憩東屋の天井部につくアオスジアゲハの越冬蛹を撮影記録し、
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一試合の交代休憩中に越冬中のムラサキシジミを見に行くとNo.2個体がいない。もしかして、とウバメガシとクスノキの垣根をみてまわると、陽気につられたのかやはり飛びだしている。
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翅に傷みが見られないのでNo.2個体だと思われるが、しばらく待っても開翅してくれないので、手指を近づけると飛び逃げられて見失う。テニスを終えて垣根群を50mほど探して歩いても姿はなく、最初に記録をとっておいたNo.1越冬個体がじっとしているウバメガシまわりを再度よく見れば、
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やや高い位置で翅を開いて日光浴を楽しんでいるのに気がつく。
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腕を高く伸ばして今年初の開翅場面を撮影し、様子をみていると少し飛んでは場所をかえてすぐに開翅姿勢をとる。
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ときには越冬場所だと決めていた枯れ葉部分にとまるが、
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そこに長居することなくまた飛んだかと思うとすぐ近くの葉上に止まって開翅するなど、何度か場所をかえてきれいな翅表を輝かせてみせてくれる。
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途中で葉陰に潜り込むようにして動かなくなることもあるが、
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再び飛び出してきて開翅大サービス。
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上の画像では左前翅が破損しているように見えるが実際は無傷で、翅が波打っていることがわかる。
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気温が下がれば元の越冬場所に落ち着くことと思うが、少しずつ違うポーズの開翅サービスでつきあってくれたムラサキシジミに「ありがとう」と告げて撤収。
posted by クジャクチョウ at 19:07| Comment(0) | 日記

2019年01月06日

リュウキュウムラサキの蛹化

リュウキュウムラサキの前蛹に動きがあり、ビデオ撮影準備をして蛹化脱皮の一部始終の記録を撮る。
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体を丸めた前蛹姿勢から、頭部分を下げて体全体が伸びた姿勢へとかわり、よく見れば尾端部分の上皮が少しずつ縮んでいって幼虫時代のトゲとともに圧縮され、
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やがて頭部が割れてベージュ色の蛹が見えてくる。
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毛虫の上皮がすっかり尾端部へと脱ぎとられ、
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トゲと皮の塊を少しずつ尾端から切り離そうと、
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新生蛹は体を何度もくねらせてついにはポトリと脱皮殻が落下する。新生蛹は少しずつそれらしく体幅が広がって新たなトゲも伸び、やがて蛹としての形が整う。
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自然界では幼虫時代に次いで天敵の攻撃を受ける危険性がとても高い時間帯で、幼虫は天敵から身を守るために多くが食草や食樹から離れ、人間の目でも発見が難しい環境を蛹化場所として選んでいる。
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2019年01月04日

自然に近い前蛹化

昨年12月末で越冬幼虫が4個体となり、2019年になった1月3日に1個体が飼育ケージ内で徘徊し始めたため、これまでと同じように吹き流しへと移したが、その日のうちに吹き流しの天井部に下垂する複数の蛹の隙間に糸がけをして前蛹態勢を整えた。残る3個体も残るサツマイモの葉が少なくなる状況下、はやく蛹化準備へと進んでくれることを願っているのだが、本日、1個体がサツマイモの茎に下垂前蛹となっているのに気づく。
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まずは最初の記録を撮ったあと、羽化記録が撮りやすいように、込み合ったサツマイモの茎葉から前蛹個体が下垂する茎だけを分離。
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本来、このようなごく自然に近い蛹化を期待しながらも、徘徊する幼虫の動きから飼育ケージの天井部に下垂する可能性が高いと感じて、仕方なく吹き流しへと移してきた。今回、初めて期待通りの前蛹化個体が出たことで、蛹化脱皮、さらには羽化の様子を自然に近い形でビデオ撮影記録ができる。
posted by クジャクチョウ at 10:10| Comment(0) | 日記