2019年05月02日

ジャコウアゲハが産卵

午前中に4度目の黒岩山遠征をしてみたがもはやコツバメには出会えず、午後、ジャコウアゲハの産卵状況を調べるために生息地に行ってみる。ノラニンジンなどいろんな雑草の緑でおおわれている土手斜面は、ツル状に伸びる新生ウマノスズクサがあちこちに目立っていて、葉っぱが生長したウマノスズクサの多くは草に埋もれている。その草地ではちょうどジャコウアゲハのメスが産卵目的の飛翔を見せていて、いつものことだが斜面上部の県道沿いに自生するウマノスズクサへの産卵におちつくことが多い。土手下からその様子を観察し、産卵態勢に入った段階で一気に斜面を駆け上がって撮影記録をとる。
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この個体は右後翅の尾状突起が欠けていて、ただの1個だけ産み付けてからすぐに飛び立ち、近くに2個産卵された葉っぱを見つけてその撮影記録をとっている間に姿を見失ってしまう。土手下の平坦部にもウマノスズクサが生長してきており、以前にこの位置でも幼虫や前蛹を多く見ているのでよく調べると、複数の卵が確認できる。ツル状に伸びる新葉には産卵しないのかと丁寧にみていくと、まだ紫色を帯びる新葉裏への産卵がみつかり、産卵に際して成長した葉裏ばかりが選択されるわけではないことが確認できる。
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土手下にもどって斜面をながめていると、ヒメアカタテハと思える赤色が目立つチョウが、一帯に群生して開花しているキュウリグサを訪れたのが見え、走り寄るとそれはみごとに新鮮な大型のベニシジミで、金属光沢の輝きをみせてくれないかといろいろ角度を変えてみるが、前翅の濃い紅色と、
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あまり記録をとっていない裏面の美しさが記録できるのみ。
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ベニシジミを撮影し終えるとツバメシジミのメスがチラチラと飛んできて翅表をみせてくれるが春型にみられる青鱗粉の発達度は低い。
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ついでにこの土手斜面でみられる草花として、キュウリグサ、コメツブウマゴヤシ、ミチバタナデシコ、カラスノエンドウ、そして今年初めて見るマツバウンランを撮影しておく。
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ウマノスズクサと同じ程度に多いノラニンジンにキアゲハが産卵していたのを思い出し、そろそろ幼虫が見られるのではと探してみたが発見はできず。やがてどこからかジャコウアゲハのメスがやってくるが、この個体は両方の尾状突起がきれいにそろっており、先ほどとは別のメスだとわかる。この個体は土手斜面を幅広く行ったり来たりして、ときには県道を走り抜けるトラックや自動車の風圧に飛ばされそうになりながらも土手斜面領域から離れることはなく飛び続け、
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ときには土手斜面の中央部にあるウマノスズクサに近づいてタッチ動作を示すのになかなか産卵はしてくれない。
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結局はまた県道沿いの土手上部にあるウマノスズクサに潜り込むような形で産卵し始めるが、
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時間をかけての産卵後に確認するとただの1個だけだったりする。いずれにしてもこの生息地での次世代発生が継続できることがわかって一安心。本日観察できた他のチョウは、モンキチョウ、モンシロチョウ、アゲハチョウ、ヤマトシジミ、そして例年ここでテリ張りをみるツマグロヒョウモン。
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posted by クジャクチョウ at 22:15| Comment(0) | 日記