2019年05月11日

ギフチョウの幼虫調査

4月27日に実施したギフチョウの産卵調査に次ぐ幼虫調査。好天気に集まった会員はわずかに4名というさみしい要員で、前回の産卵調査とまったく同じ7か所を同じ順番で巡る。幼虫調査はヒメカンアオイの食痕を上から眺めることで見分けられるため、産卵調査に比べれば労は少ない。最初の調査地は産卵調査では産卵が確認できていたのにヒメカンアオイの葉にはまったく食痕が見られなく、卵の段階で天敵にやられたようだ。その後の観察地では独特の食痕を目印として葉を裏返すと確かに孵化して間もない初令幼虫がみつかり、ときには孵化していない卵が残っていたりする。
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途中、雑木林に入ったとたんに新鮮度が低いトラフシジミがみられ、
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定期的に野焼きがされてミヤコグサが安定的に群生する場所ではその花で吸蜜するシルビアシジミを撮影。
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飛翔時にシルビアシジミとの判別が難しい個体がとまるまで待って記録をとってあとで確認するとヤマトシジミだとわかる。
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再び雑木林へと踏み込んだ奥で、水の流れが途絶えた渓流の底部分を歩くモンシデムシをKさんの息子さんが見つけ、
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別の渓流沿いへと進む小道沿いの陽だまりではコミスジがのどかに飛び遊び、カメラを向けると「撮影するならこの角度ではだめですよね」と翅を開いたまま体を回転させて向きを変えてくれる。
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さらに奥へと進んだ渓流沿いでは、例年どおりに今年もトラフシジミがひっそりと飛んでおり、新鮮度がいくらか落ちてはいるが尾状突起はしっかり正常な状態。葉上にとまったところにカメラを向けると「どういうポーズがお望みですか」といわんばかりに葉上でくるくると回転して見せてくれたり、
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背景がきれいに抜ける葉上へと場所を移して止まってくれたりする。
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幼虫調査は産卵調査と同じく約3時間を要したが、
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葉裏が赤紫のヒメカンアオイに産卵されていた卵も順調に孵化しているという、
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新たな知見も得られ、今後、これらの幼虫のすべてが順調に蛹となって来春まで無事に過ごしてくれることを願う。
posted by クジャクチョウ at 22:21| Comment(0) | 日記