2019年06月06日

ヒメヒカゲのフィールドで怒り心頭

河川敷はいたるところ多くのモンキチョウが飛び交い、カワヤナギの高い位置の葉上でテリ張り中のコムラサキは、仲間がそばを飛べば絡みあいの飛翔を展開し、元の位置に戻ったかと思う間もなくツバメを追いかけたりもする。再び戻ったところをズームアップ撮影して一気にヒメヒカゲの生息地へ。
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アレチハナガサで吸蜜中のきれいなベニシジミを撮影して、
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ヒメヒカゲのトランセクト調査を開始。今年初見のヒカゲチョウが飛びだすが、すぐにケネザサのブッシュ奥へと姿を消す。No.3-4地区で、やはり今年初見となるウラナミジャノメがうすぐらい葉陰へと転飛して、その場で翅の開閉を始めるが、ビデオカメラのファインダーにとらえきれないまま飛び去られ、この日は再会できず。ヒカゲチョウはNo.6-7地区でも飛び出してくるが、やはりすぐに姿をくらまし、意外だったのは羽化したばかりだと思えるメスグロヒョウモンがケネザサの葉裏に止まっていたこと。すぐにカメラを向けたのだが、敏感に当方の気配を察知して飛び出してしまう。記録も撮れないままいなくなってしまうのかと動きを追うと、背の高いイヌツゲの上方にとまってくれる。
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トランセクト調査の後は採集者対策のマーキングで、今日は太いマジックはそのままで静かに小さな赤ポチを2個つける方法を採用。あいかわらずマーキングされたメスはネットから放したとたんに、ひどい目にあった、といわんばかりに10m以上は離れた位置へと飛び逃げていく。中にはノイバラの花へと飛んで行った個体がいて、急ぎその記録撮影をするも、ストローを伸ばす気配は全くない。
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草むらにはイノシシなのか人間なのか、いわゆるケモノミチが何本もあって、それをたどって草むらへとふみこんだ先にあったのはなんと三角紙。
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まだ確信犯的密漁者がいて、保全メンバーがいないすきを狙って入り込んだという痕跡に腹立たしさがこみ上がる。こんな撮影記録など撮りたいはずはないが、証拠記録をとったあと、怒りを込めて握りつぶす。
 本日は平日なのに、明らかに企業人であれば現役と思える大阪からだという男性が立派な一眼レフカメラを携えて現れる。Web検索で南網引湿原とここを調べ、南網引では出会えなかったので、カメラ撮影ならここでも許されるだろうと思って来た、という。名刺を渡してここで保全活動をしているもので、先ほど、三角紙をみつけて大いに憤慨しており、主にきれいなメス個体にマーキングをしていると話している間に、まだマーキングをしていない新鮮なメスが飛び出してくる。すぐに男性に撮影をするように勧めると、こんなに簡単にみられるんですね、といいながらカメラを向ける。
 調査を終えてもどる小道で黄色が濃いキタキチョウが路面すれすれの木陰で休憩しはじめ、よく見れば今年はもう一気に夏型かとあきらめていた、春夏中間型だ。
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加古川河川敷ではもう見ることがないタイプで、やや山岳よりとなればこのような中間型が発生することを知る。

posted by クジャクチョウ at 19:37| Comment(0) | 日記

ジャコウアゲハ受難

昨日の午後、県道路肩部分でジャコウアゲハの蛹、前蛹、幼虫の状況を確認し、大部分の撮影記録をとったのだが、本日、ヒメヒカゲの調査目的でジャコウアゲハの生息地に立ち寄って絶句。兵庫県による県道沿い路肩部分の除草作業がすでにアキニレのある部分にまで進んでしまっていたのだ。県道では刈り取った雑草を回収する車の後ろで車の行き来をさばく男性の赤旗が揺れ、無念さを感じながら撮影記録をとれば、除草されたあとに何かエサがないかとやってきたハッカチョウが飛ぶ様子も撮りこまれている。
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土手下平坦部の除草作業が終わったことから、路肩周り1m程度の兵庫県担当となる除草作業がいつ行われても不思議ではないことを考えるべきだったのに、観察記録をとった多くの蛹、前蛹、幼虫が、あわれにも電動ノコギリであっというまに切り取られた雑草と共に回収車に放り込まれてしまった。Cycling調査のスタートで、いきなり昨日のうちに回収していたら、と悔しさがこみあげる。
 刈り取りがおわった路肩部分を調べると、難をまぬかれた蛹や前蛹がむき出しの状態でいくつか見つかる。
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アキニレの枝も道路側へと張り出した部分が切られているが、幸い、せり出した枝部分での蛹化はほとんどなかったはずで、切り損ねて垂れ下がる枝につく蛹はまさに命拾い。
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加古川河川敷へと県道を横切れる場所に置いてある自転車へと戻ると、そのすぐそばのヨモギに帯蛹準備をした個体がいて、
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路肩でなくてよかったね、とその姿を記録して河川敷へ。

posted by クジャクチョウ at 19:23| Comment(0) | 日記

2019年06月05日

ウマノスズクサの刈り取りは想定内

ジャコウアゲハの成育状況を調べに現地に出向き、最初に目にした光景は想定内とはいえ、土手斜面下の平坦部がみごとに刈り込まれている。
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地元自治会による除草作業がいつの日か実施されるとは聞いているが、それがいつなのかがわからないため、あらかじめこの部分に自生するウマノスズクサにつく幼虫を可能な限り、8月上旬まで除草されることのない土手斜面へと移しておいたのは大正解。移してあげたジャコウアゲハの幼虫たちには、すっかり刈り込まれてあれだけ豊富にあったウマノスズクサが完璧に姿を消した光景を斜面から眺めて、よくぞ助けてくれました、と大いに感謝してもらえるはず。
 県道路傍のアキニレで蛹化した蛹は15個体まで増えていて、前蛹も観察できる。
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ちょうど帰宅ラッシュの車がかなりのスピードで次々と走り抜ける広くはない路肩を歩き、この路肩部分で蛹化している個体はいないかと探してみる。この場で足を滑らせて転倒でもしようものなら、車が行き交う危ない場所で自然観察をしていた高齢の男性が・・・とニュースになりかねない。実際、ダンプカーが横を走る際には観察をやめて静かに立ったままやり過ごすのが賢明。車に注意して深い草むらとなっている路肩部分を足で払いながら歩いていけば、トクサにつく前蛹や複数の蛹がみられ、
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ウマノスズクサの茎に帯蛹となった個体はむしろ珍しい。
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ノラニンジンの若い茎に帯蛹となった個体を撮影記録すれば、奥の部分でトクサに帯蛹となった個体も写りこむ。
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前蛹や蛹の記録ばかりを示したが、土手斜面と路肩のウマノスズクサには幼虫もまだ多くみられる。最後に、除草後の肌地でエサを探すハッカチョウと1mほどの距離でも平気で路面を嘴でつっつくきれいなハクセキレイの動きを眺め、モンキチョウの幼虫のために緑の新鮮な葉が多くつくアカツメグサを採取して撤収。
posted by クジャクチョウ at 21:11| Comment(0) | 日記

2019年06月02日

ジャコウアゲハアの生息地で自然観察

「青少年のための科学の祭典」用にモンキチョウを飼育中で、その幼虫のためのアカツメグサを採取するためにジャコウアゲハの生息地に出向く。きれいな葉っぱがつく茎をたっぷりと切りとり、ついでにいつ除草作業が実施されるかわからない土手下平坦部のウマノスズクサで見落としのジャコウアゲハ幼虫を探すと8個体が回収できる。すべてを土手斜面のウマノスズクサ群へと移し、県道沿いに上がって草むらの様子をみて歩くと、1本のウマノスズクサの太い茎を2頭の終令幼虫がお互いに向き合った状態で摂食している光景をみる。さらには1頭だけで同じように太い茎をかじり続ける幼虫の姿もある。残念ながらいつも携行するビデオカメラを持参していなく、これは撮影記録しておくべきだと急遽ビデオカメラをとりに家に戻る。
 幸い2頭の摂食光景などはそのまま続いており、接写レンズを装着したビデオカメラと普通のビデオカメラ2台を駆使して記録をとる。あまり近づきすぎるとオレンジの突起を出して威嚇する。
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1頭だけで茎部分をかじり続ける幼虫も、カメラを取りに戻る前とほとんどおなじ態勢のままで、
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茎をかじるのは終令幼虫だけではなく、中令でも同じようにかじり続ける姿が見られる。
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なかには先日の観察時と同様に蛹化場所を探すかのように食草のない部分を徘徊する終令幼虫がいるので、
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蛹化した個体がいないかと、特にトクサが茂る部分とかを探してみるが簡単には見つからない。越冬前ではないこの時期にアキニレまで移動して蛹化する個体はまさかいないだろうと思いながらも確認してみると、なんと複数の蛹がみつかる。
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よく調べれば、前蛹個体もいるし、
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蛹化場所を探して枝を歩く終令幼虫も観察できる。
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今の時期アキニレには緑濃い葉っぱがたくさんあって身を隠すのにはまちがいなく好都合ということを、どのような感覚で探し当てるのか。発見できた蛹3個体と前蛹2個体のすべてが樹高2mほどのアキニレの1.5mは下らない位置を選んでいるが、いったんアキニレへとたどりついた幼虫が、天敵に見つけられない葉陰を求めて枝をつたい歩いた結果、たまたま高い位置となったものと思われる。
 グロテスクな幼虫から比較的きれいな蛹の記録へとシフトできたあと、さらなる口直しをチョウに求めると、チガヤなどのブッシュ内を緩やかに飛んでから静止するモンキチョウや、
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第2化だと思えるベニシジミの新鮮個体がみつかる。
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ベニシジミは近づきすぎて飛んでしまってもすぐ近くのチガヤの葉上で止まってくれるが、ポツリと落ち始めた雨粒を感知したせいか翅を開こうとしない。
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アカツメグサで吸蜜してまわるキタキチョウは完全な夏型個体で、
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その撮影後にさらに念のためと平坦部でジャコウアゲハの見落とし幼虫を探すと、中令以下の小さな幼虫が6個体もみつかる。
posted by クジャクチョウ at 18:17| Comment(0) | 日記

ゴマダラチョウが産卵してくれた ゴマダラチョウが産卵してくれた

昨日、ヒメヒカゲの生息調査を終えたあと妻が待つ車へと戻ったところで、そばのエノキまわりへと飛来したゴマダラチョウが隣のコナラの葉上で休憩し始める。ベルギーのFB友が希望している種なのでネットインをして確認すると、翅の一部を損傷したメスだとわかり、採卵期待で生かして持ち帰る。
オオムラサキを飼育してきた鉢植栽のエノキを再び飼育に活用することとなり、一部の枝葉をとりこむようにして吹き流しをセットし、昨夕からゴマダラチョウの母チョウを入れておいたのだが、朝になって確認するとしっかり複数個の産卵をしてくれている。
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ベルギーのFB友に提供できる数をはるかに上回る産卵数で、飼育用としてこれ以上の数は必要がなく、この母チョウはさらに産卵をする可能性があると考え、近隣一帯でゴマダラチョウは普通にみられる環境であることから野外へと放すこととする。ただし母チョウの記録が何もないままでは寂しいので、室内で少しだけのスナップ撮影をしてからバルコニーへと飛びだせるように窓をあける。
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母チョウはすぐに屋外へと飛び出していくが、バルコニーまわりを旋回飛翔した後、お隣さん宅の屋根の上にとまってしばらく飛び立とうとしない。
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昨夜のうすめたスポーツドリンクの味が忘れられないのか、産み付けた卵のことが心配なのか、いや、それはない話で、名残を惜しんでくれているとの勝手な解釈をしているうちにやがてどこかへと飛んでいく。
posted by クジャクチョウ at 10:45| Comment(0) | 日記

2019年06月01日

ヒメヒカゲの調査 Ser.4

出発の準備を整えて家を出た時点で玄関周りをヒラリヒラリと舞うチョウはホシミスジ。羽化して間もないと思える美麗新鮮個体で、ビデオカメラを向けるといろんなポーズをとって見せてくれる。
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気のせいかカメラ目線で当方の思いにこたえてくれているかのように見える。ベルギーのFB友が希望する日本のチョウリストにホシミスジが含まれることを妻も知っていて「採らないの」と笑うが、家の周りにやってきてくれて飛び遊ぶチョウはあくまで楽しく過ごしてほしく、撮影以外の手出しは無用。
調査対象の現地に近づいた段階で、撮影仲間の男性とフィールドから引き揚げてくるギフチョウ・ネットのTさんと遭遇。今年は個体数が少ないとの感想は筆者と同じで、神戸からIさんご夫妻と、若いもう一組のカップルも撮影に見えているとの情報を伝え聞いてフィールドへ。この日は精力的にヒメヒカゲにマーキングをするつもりでやってきたのだが、きれいな写真をとりたいと遠くからこられた方たちの意をくんで、撮影の邪魔にならない場所で発生個体の記録撮影もしながらそっとマーキング。
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もちろん、マーキングした個体の記録もとっておく。
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マジックペンの軸が太いため、広い範囲で汚してしまった個体は、何とかしてよ、といいたげにしきりに翅を開閉して苦言を呈しているかのよう。途中、新鮮なメスがみつかった際には、若いカップルの男性に声をかけて撮影のタイミングを与えてあげる。
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撮影し終えるとどうぞマーキングを続けてくださいと、調査に協力してくれる気づかいはお互い様。このメスはマーキングしなかった側からの記録も撮ってみる。
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トランセクト調査はTさんとダブってしまうからいいや、と先にマーキング作業を始めたのだが、時間帯が違うデータも必要だと思いなおし、15分かけてルートを歩いてみると、やはり個体数が少ない。調査の最終地点で小さなブルーを輝かせてなかなか止まらないシジミチョウの動きを目で追い続け、ようやく止まってくれたのは新鮮美麗のツバメシジミで、今年は初撮影。
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ご夫婦でまだ撮影を楽しまれるIさんに挨拶をして、実作業30分の短さでフィールドを出る。
posted by クジャクチョウ at 15:13| Comment(0) | 日記

風変わりなネジバナ

ネジバナといえばらせん状に花が咲くランの一種だが、一見、ブラシのように直線状に花をつける普通ではないネジバナを観察。
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この花の美しさを芸術作品として写真記録するのは容易ではなく、これぞネジバナだと主張する正統派を夏空を背景に撮影し、
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近くば寄って目にも見よ、的撮影記録も撮ってみる。
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posted by クジャクチョウ at 14:26| Comment(0) | 日記