2019年06月02日

ジャコウアゲハアの生息地で自然観察

「青少年のための科学の祭典」用にモンキチョウを飼育中で、その幼虫のためのアカツメグサを採取するためにジャコウアゲハの生息地に出向く。きれいな葉っぱがつく茎をたっぷりと切りとり、ついでにいつ除草作業が実施されるかわからない土手下平坦部のウマノスズクサで見落としのジャコウアゲハ幼虫を探すと8個体が回収できる。すべてを土手斜面のウマノスズクサ群へと移し、県道沿いに上がって草むらの様子をみて歩くと、1本のウマノスズクサの太い茎を2頭の終令幼虫がお互いに向き合った状態で摂食している光景をみる。さらには1頭だけで同じように太い茎をかじり続ける幼虫の姿もある。残念ながらいつも携行するビデオカメラを持参していなく、これは撮影記録しておくべきだと急遽ビデオカメラをとりに家に戻る。
 幸い2頭の摂食光景などはそのまま続いており、接写レンズを装着したビデオカメラと普通のビデオカメラ2台を駆使して記録をとる。あまり近づきすぎるとオレンジの突起を出して威嚇する。
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1頭だけで茎部分をかじり続ける幼虫も、カメラを取りに戻る前とほとんどおなじ態勢のままで、
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茎をかじるのは終令幼虫だけではなく、中令でも同じようにかじり続ける姿が見られる。
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なかには先日の観察時と同様に蛹化場所を探すかのように食草のない部分を徘徊する終令幼虫がいるので、
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蛹化した個体がいないかと、特にトクサが茂る部分とかを探してみるが簡単には見つからない。越冬前ではないこの時期にアキニレまで移動して蛹化する個体はまさかいないだろうと思いながらも確認してみると、なんと複数の蛹がみつかる。
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よく調べれば、前蛹個体もいるし、
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蛹化場所を探して枝を歩く終令幼虫も観察できる。
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今の時期アキニレには緑濃い葉っぱがたくさんあって身を隠すのにはまちがいなく好都合ということを、どのような感覚で探し当てるのか。発見できた蛹3個体と前蛹2個体のすべてが樹高2mほどのアキニレの1.5mは下らない位置を選んでいるが、いったんアキニレへとたどりついた幼虫が、天敵に見つけられない葉陰を求めて枝をつたい歩いた結果、たまたま高い位置となったものと思われる。
 グロテスクな幼虫から比較的きれいな蛹の記録へとシフトできたあと、さらなる口直しをチョウに求めると、チガヤなどのブッシュ内を緩やかに飛んでから静止するモンキチョウや、
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第2化だと思えるベニシジミの新鮮個体がみつかる。
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ベニシジミは近づきすぎて飛んでしまってもすぐ近くのチガヤの葉上で止まってくれるが、ポツリと落ち始めた雨粒を感知したせいか翅を開こうとしない。
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アカツメグサで吸蜜してまわるキタキチョウは完全な夏型個体で、
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その撮影後にさらに念のためと平坦部でジャコウアゲハの見落とし幼虫を探すと、中令以下の小さな幼虫が6個体もみつかる。
posted by クジャクチョウ at 18:17| Comment(0) | 日記

ゴマダラチョウが産卵してくれた ゴマダラチョウが産卵してくれた

昨日、ヒメヒカゲの生息調査を終えたあと妻が待つ車へと戻ったところで、そばのエノキまわりへと飛来したゴマダラチョウが隣のコナラの葉上で休憩し始める。ベルギーのFB友が希望している種なのでネットインをして確認すると、翅の一部を損傷したメスだとわかり、採卵期待で生かして持ち帰る。
オオムラサキを飼育してきた鉢植栽のエノキを再び飼育に活用することとなり、一部の枝葉をとりこむようにして吹き流しをセットし、昨夕からゴマダラチョウの母チョウを入れておいたのだが、朝になって確認するとしっかり複数個の産卵をしてくれている。
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ベルギーのFB友に提供できる数をはるかに上回る産卵数で、飼育用としてこれ以上の数は必要がなく、この母チョウはさらに産卵をする可能性があると考え、近隣一帯でゴマダラチョウは普通にみられる環境であることから野外へと放すこととする。ただし母チョウの記録が何もないままでは寂しいので、室内で少しだけのスナップ撮影をしてからバルコニーへと飛びだせるように窓をあける。
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母チョウはすぐに屋外へと飛び出していくが、バルコニーまわりを旋回飛翔した後、お隣さん宅の屋根の上にとまってしばらく飛び立とうとしない。
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昨夜のうすめたスポーツドリンクの味が忘れられないのか、産み付けた卵のことが心配なのか、いや、それはない話で、名残を惜しんでくれているとの勝手な解釈をしているうちにやがてどこかへと飛んでいく。
posted by クジャクチョウ at 10:45| Comment(0) | 日記