
翅表を全開にして夢中で吸蜜中のヤマトシジミのオスもいるのでカメラを向けたとたんに飛ばれ、結局翅表の記録はとれず。

土手斜面ではイチモンジセセリが強い風をやり過ごすように休んでいるところを記録し、

ウマノスズクサをみてまわると4日前にみた卵塊から孵化したと思える初令幼虫の群れが観察できる。


いくらか範囲を広げて調べても新たな幼虫が見られないため、平坦部へと降りるとニラの花にちょっと変わったカノコガがいる。

持ち合わせのビニール袋に採取して持ち帰ってWeb検索をすると、ベルギーのFB友がリストアップしているキハダカノコガ Amata germana nigricauda だと判明。黒化度が高くはないベニシジミの記録も撮ったあと、

公園内で強風をしのいで休んでいるジャコウアゲハを探すと、1オスだけがみつかる。

台風のせいなのかどうかわからないが、左前翅の先部分が折れ曲がっている。それでも撮影目的で近づきすぎるとフワリと飛んで新たに休む場所を探す、

その飛翔の様子を見る限り、

翅が折れていても普通に飛ぶことができていて安心する。公園内ではほかにアゲハとアオスジアゲハがもう台風は遠ざかったから、といわんばかりに元気な飛翔を見せており、ツマグロヒョウモンのオスもみかけた。