2019年09月06日

約束通りの高砂市の対応に感謝

 久しぶりにジャコウアゲハの生息地にいってみると、平坦部のウマノスズクサまわりにロープを張った囲いがされていて、その内部にはチガヤが青々と茂り、ウマノスズクサものびのびと生育している。
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よくみるとロープの2か所に「生態系保護区」だと示す説明掲示も吊り下げてあり、
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現場で落ち合って除草の進め方について話し合ったとおりの対応が実施されている。市民一個人の要望に対して、高砂市の上下水道部浄水課がここまでして下さり、担当の河合さんには感謝の気持ちでいっぱいになる。
 その撮影記録を撮り終えるころ、ジャコウアゲハのオスが現れて筆者の体の周りを飛んで公園側へと飛び去る。土手上の県道沿いで生き延びた幼虫がここまで育ってくれたのだ。まだいるはずの蛹を調べようと、県道沿いへと土手斜面をのぼり、生育してきたチガヤの茎をつかんで滑り止めとして横ばいに進むと、まだ若い茎ではすぐに折れたり抜けそうになるなど、体の支えにはならない。足場を確保しながら草をかきわけて進むと合計で14個の生蛹がみつかり前蛹も1個体をみる。
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天敵にやられたと思える蛹が3個体あり、卵以降には体内に毒を持つジャコウアゲハであっても自然界にはつわものの敵がいる。全体の調査を終えて顔をあげると、いつのまにか土手斜面にメスがやってきて産卵して回っている。その産卵シーンと産みつけられた卵を記録し、
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先に見たオスが飛んでいった公園側をみやると、そのオスがユキヤナギの葉に止まって今宵はここで眠る、と思われるそぶり。
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遠くからその状況を記録して公園内へと移動し、ユキヤナギに近づく動きで驚かせてしまったのか飛び始める。その動きをみていると、以前によく休憩場所としていた桜の木のまわりへと移って、やがて近くのエノキの葉上に落ち着く。
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ここでも接近しすぎると再び飛び始めるが、一定の範囲で飛び回ったあと再び元の場所に近い葉上に止まる。
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そこに新たなオスが2頭も現れていきなり追飛翔が展開され、尾状突起が整ったメスも公園の草原でシロツメクサの花蜜を求めて飛んでいるのでしばらく追いかけてみる。
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結局この日に観察できたジャコウアゲハは3♂2♀。残る蛹と合わせると、来年へと越冬する個体がかなり期待できそうだ
posted by クジャクチョウ at 09:33| Comment(0) | 日記