2019年10月26日

秋のチョウ

 ジャコウアゲハの越冬蛹を観察しに出かけた際、目にできた秋のチョウたち。最初はまだ飛び遊ぶのには気温が低いため、じっと待機しているキタキチョウ。
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10時を過ぎて陽ざしが届き始めたアメリカセンダングサが咲くコーナーでは、複数のモンシロチョウとウラナミシジミ、ヤマトシジミが夢中で吸蜜をしており、ベニシジミも日向ぼっこ。
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徘徊中のジャコウアゲハの終令幼虫をアキニレへと移すために歩く途上、セイタカアワダチソウで吸蜜中のウラナミシジミがいい絵になるので撮影記録をとり、
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開翅姿勢で休憩中のチャバネセセリにもズームイン。
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先日みた左前翅が欠けた黒化型ベニシジミがまだ元気で蜜を楽しんでいる光景をみながら撤収。
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ジャコウアゲハの越冬場所:新知見

ジャコウアゲハ生息地の傍の公園内で前蛹化していた個体のその後を観察する目的でcycling。キリシマツツジの枝にくっきりと越冬蛹が観察できるが、同じ垣根内に新たな蛹化個体も観察。
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ならば、と周辺を探したが同じような環境で蛹化した個体は見つからない。公園の周囲に設置されたワイヤーフェンスに帯蛹となっていてもおかしくはない、と調べて歩くと、初めて低い位置に1個体がみつかる。
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その撮影記録をとっていると、用水路の道路側壁面を覆う緑の苔類のなかにオレンジ色の蛹が目に入る。
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以前に可能性を考えてみて回った際にはみつからなかったが、あらためてその気になって調べると、複数個体が壁面に帯蛹となっていて、
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この用水路への排水口となっているコンクリート開口部壁にも1個体がみつかる。帯蛹となった位置は用水路の現在の水面からは約30-50cmで、増水次第では水没の可能性もあるため、場合によっては回収することも考えておく。
 土手斜面から移動する幼虫を探すと、この日も2個体がいるのでアキニレへと移す。
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また、土手から県道へと出る位置にあるコンクリート土台にはっきりと目立って前蛹となった個体や、これから蛹化場所を決めようとしている幼虫もいるが、
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これらはそのまま自然にまかせておく。
posted by クジャクチョウ at 11:59| Comment(0) | 日記

2019年10月23日

ジャコウアゲハの蛹化

 昨日(2019/10/22)アキニレの枝に移したジャコウアゲハの幼虫は、予想外に高い位置までのぼって前蛹となっている。すぐ上には越冬蛹が2個体あり、これらの幼虫が蛹化に際して歩いた痕跡をたどったせいかもしれない。
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SONYのHDR-CX485と同じ記録をOLYMPUS TG-6のAUTOモードで撮ったのが2枚目で、実際よりも青空の色が薄くなっているが、蛹などは明瞭に記録できている。
posted by クジャクチョウ at 23:54| Comment(0) | 日記

シジミチョウ2種

 10月半ばとなればヤマトシジミの♀の青鱗粉が発達した個体を多くみられるが、本日出会えた個体は後翅の白鱗粉が美しい新鮮個体で、翅の全開姿勢をながく見せてくれた。
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セイタカアワダチソウで吸蜜する左前翅が欠損したベニシジミは、この時期でも翅表の黒化度が高く、
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見る角度によって前翅の胴体に近い部分が濃い紅色となるが、
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観察できた色がうまく撮りこめていない。
posted by クジャクチョウ at 14:35| Comment(0) | 日記

2019年10月22日

ジャコウアゲハの生息地で自然観察

ウマノスズクサを含む土手斜面草むらにはまだ除草作業が入っていなく、ジャコウアゲハの幼虫がどれほど残っているのかがわからないが、今日も時間間隔をあけて草むらからコンクリートブロック面へと降りてくる複数の終令幼虫が観察でき、
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なかには中令の幼虫もいてその移動理由は不明。いずれも平坦部のウマノスズクサへと移すと、摂食する気はないといわんばかりに浄水路のコンクリートのフタ部分へとはい出てくる個体もいて、
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この個体はアキニレの枝部分へと移す。
 新知見として、アキニレより北側のウマノスズクサはない部分を念のために調べると、コンクリートブロック面へと枯れて折り重なるヨモギの茎で蛹化した2個体と、芝類の茎につく前蛹1個体が見つかる。
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アキニレから一番遠い個体は距離にして約20m離れており、アキニレよりも北側への移動はないと決めつけてはならないことを知る。
 この間、アカツメクサで吸蜜するヤマトシジミの♀は一向に開翅しないが、
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ススキ類の葉上にとまる♀はV字開翅姿勢で発達した青鱗粉をみせてくれる。
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セイタカアワダチソウで吸蜜するきれいなベニシジミはいつのまにか後翅の突起部がまた短くなっており、ヨモギの葉上にとまる別個体でもやはり突起は短いことを確認。
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この突起部が長くなるのはいつからいつまでなのか、また研究課題が一つ増えた。
 午後の14時過ぎ、土手斜面側から移動するジャコウアゲハの幼虫がいるのではないかと気になって再訪問。さすがにあらたな幼虫の移動は見られなく、午前中にはいなかったウラナミシジミがやってきており、アカツメクサに産卵して回る♀を観察。
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産卵直後の卵もはっきりと目にでき、すでに複数個が産卵されたアカツメクサの花もみる。
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セイタカアワダチソウの花に吸蜜しに来たのか夏眠明けのテングチョウが水平飛翔で飛び去っていくのも観察できるが、どこにも止まることなく姿が見えなくなる。
 この日の午前中にはチョウ以外に興味ある観察例があって、公園内の水道周りに固執して飛び交うハチ(フタモンアシナガバチだとFB友の青木良夫さんが教えてくれた)の群れが、何を目的としているのか1か所に集団となる場面がみられ、
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土手側と公園を挟んで流れる用水路内をよくみれば、みたこともない大きさのザリガニが動いていて、その近くには小さなエビの仲間が観察できた。
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以前、網をもった親子が何かをとろうとのぞき込んでいたのは、これらザリガニやエビ類が目的だったのかと納得。
posted by クジャクチョウ at 23:08| Comment(0) | 日記

2019年10月21日

移動した幼虫の前蛹を発見

 昨日(2019/10/20)ジャコウアゲハの終令幼虫が用水路にかかる鉄管を渡り歩いて公園側へと移動する姿を記録できたが、本日の午後、どこで越冬準備を整えたのかを確認する目的で公園を訪れ、可能性のある部分を探したところ、意外にすんなりと前蛹を見つけることができた。
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公園へとつながる鉄管の位置から数メートル離れた場所に植栽されたキリシマツツジの低い垣根の中で、みなれた幼虫の色調が決め手となった。
posted by クジャクチョウ at 17:11| Comment(0) | 日記

2019年10月20日

ジャコウアゲハ幼虫の移動を確認

 加古川沿い県道両側の土手斜面での国土交通省による除草作業が始まり、まもなく高砂市のジャコウアゲハ生息地へと進んでくるため、あらためて幼虫や越冬蛹の様子を見に行ってみた。アキニレへの大移動が順調に終わりつつあることと、高砂市上下水道部浄水課の配慮によってウマノスズクサが保護された土手下平坦部で終令幼虫4個体を確認し、ロープで囲ってくれた場所のセイバンモロコシの大部分を鎌で刈り取っておいた。
 例年、越冬蛹が帯蛹となるコンクリートブロックはどうかと調べると、今年は3個体がやや目立つ位置に蛹化しており、
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平坦部のコンクリート壁面にも1個体をみる。土手斜面の幼虫が公園側へと渡る鉄管の下部には、先に確認した越冬蛹3個体以上には増えていなく、それら蛹の撮影記録をとり、平坦部のウマノスズクサで摂食を続ける終令幼虫の記録も終え、あらためて鉄管に目をやると、まさに公園側へと渡り歩く幼虫の姿を目撃でき、急ぎ観察記録をとる。
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最後に、土手斜面の除草作業で犠牲となる幼虫や蛹が出ないように、今一度斜面下部分を確認しながら歩くと、土手斜面下半分に設けられたコンクリートブロックの上を斜面草地から降りて下方部分へと移動する幼虫がいるのに気づく。
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観察できた移動中の幼虫は10頭以上で、これまでこのような移動にはまったく気づかなかった。さらによく見れば、斜面からコンクリートブロックへと垂れ下がるように根を広げる芝類の長い茎部分に帯蛹となった越冬蛹がみつかり、総数で4個体。
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除草作業で刈り取られる可能性もあるため、これらは回収して室内で来春まで保管することに。
 本日は、土手斜面で成育した終令幼虫が次々と平坦部へと移動するその実態を観察でき、鉄管を伝って公園側へと渡り歩く幼虫の姿も観察できるという、実に収穫の多い結果となった。
posted by クジャクチョウ at 22:34| Comment(0) | 日記

2019年10月19日

かこがわEcoフェスタ2019

 昨年に引き続き開催されたEcoフェスタ。今年の会場は平荘湖のウエルネスパーク建屋内で、自然保護活動グループや再生可能エネルギー技術支援センターなどの19団体がエントリーし、加古川の里山・ギフチョウ・ネットは一番奥で、夏の科学の祭典に間に合わせて作成した3枚のパネルと、チョウと蛾の判別、塗り絵、広告チラシを使ったチョウの折り紙の4点セットでブース出展。10時から16時までのブース訪問者は大人105;子供102名で、やはりチョウと蛾の判別コーナーが一番盛り上がり、塗り絵コーナーでは今回も世界に一つのチョウが複数種誕生した。度肝を抜かれたのは6歳の少女と、お母さん同士で仲がいいという同じ6歳の少年。その少女は立岩さんが今年になって撮影されたチョウの自然記録画像のバインダーをめくって「あっ、ヒメヒカゲだ」と声を上げるのにまずビックリ!。次いでチョウと蛾の判別にも挑戦するというので注目していたら、なんと少女が47/60、少年が55/60という高率の正解で、
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賞品のアカシジミの標本を嬉しそうに受け取ってくれた。ヒメヒカゲという地味な絶滅危惧種をなぜ知っていたのか、チョウと蛾の高率正解をどうして達成できたのか、詳しく聞いてみると、図鑑を観るのが好きだから、との答え。まさにこの子供たちこそが今や絶滅危惧若者で、チョウを愛し、自然を愛する次代を担う子供たちがいてくれることが嬉しい。
 ぬり絵コーナーでもすばらしい作品を仕上げる少女がいて、夏の科学の祭典で虹色の新種ゼフィルスを塗り上げた5歳の少女に似ていて、目を合わすとニッコリと笑みを返してくれるが、
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改めて確認すると小学2年生で、本日の作品に自分で「オリジナルチョウ」と説明もいれるところから、やはりあの5歳少女ではなかった。この少女以外にも自由な発想で美しい新種のチョウへと塗り上げる子供や、
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6歳とは思えない集中力でキアゲハの色彩を忠実に塗っていく几帳面な子供もいたりで、
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6時間という時間があっという間に過ぎた一日。
posted by クジャクチョウ at 23:46| Comment(0) | 日記

2019年10月17日

高砂市のシルビアシジミ

 除草作業によってミヤコグサの多くが一緒に刈り取られ、シルビアシジミにとっては大変な受難だったと思われるが、10/04に2♂1♀、10/09に1♂、そして本日カタバミの花で吸蜜する1♀を確認できた。
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シルビアシジミの観察個体数が少ないのが気になるが、見逃している個体もいることだろうし、ミヤコグサは草原一帯の低い部分にたくさん残っており、何とか世代をつないでいってくれるだろう。この生息地はヤマトシジミが混生していて、今回記録できた個体は入り混じって飛ぶ中から翅裏の色調がヤマトシジミのように明るい白色ではない個体を探し当てた結果で、♂の場合は翅裏だけでなく翅表の青味が濃いことも判別の特徴となっている。
posted by クジャクチョウ at 17:25| Comment(0) | 日記

2019年10月15日

ジャコウアゲハ幼虫の移動

 2019年9月14-5日、久しぶりに訪れたジャコウアゲハの生息地は土手斜面の除草がまだされていなく、チガヤなどの草むらに目立たなくなっているウマノスズクサで、2日間でみつけた終令幼虫14個体を平坦部のウマノスズクサへと移す。
 例年、終令幼虫が蛹化場所として選ぶアキニレの木を調べると、すでに多数の越冬蛹と、前蛹や蛹化場所を探して枝を伝い歩く終令幼虫も観察できる。
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可能な限りビデオ撮影記録をとって確認すると、枝を歩いて蛹化場所を探す幼虫が4、前蛹が8、蛹が30個体という結果で、野鳥などに攻撃される可能性もある先端部に近い位置で蛹化した個体も観察できる。土手斜面はまもなく国土交通省による除草が始まるため、今一度ていねいに越冬蛹を探して回収する必要があるが、9/15に路肩部から1mほど下がった場所で蛹化していた個体を1頭だけ回収した。
 毎年、ウマノスズクサが自生するこの土手周りから、生活用水路を隔てた公園内へと移動して蛹化する個体がいて、この用水路を渡ることができる鉄管が1本だけかかっているのだが、9/14、その鉄管の下で前蛹と蛹化2個体が観察でき9/15には前蛹も蛹化していた。
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9/14には鉄管から数十センチという側溝に近い部分を徘徊する幼虫を、9/15には道路を移動中に車かあるいは自転車に踏みつぶされたと思われる哀れな姿も2か所で観察でき、この鉄管を伝った公園側への移動の実例を初めて確認できた。それにしても、幼虫はこの鉄管の存在をどのようにして察知するのだろうか。また、アキニレの木に次々と遠征して蛹化する個体は、いったいどのような兆候を得てここへと移動してくるのか、ジャコウアゲハの幼虫のこうした超能力について確かな科学的根拠を知りたい。
posted by クジャクチョウ at 12:53| Comment(0) | 日記