2020年04月15日

小高い岩山の尾根筋でチョウと遊ぶ

毎年、コバノミツバツツジが多い岩山ピークの尾根筋へと軽登山をしていて、今年初めて行ってみる。あいかわらず急峻な15分の登りで尾根への到着は10時半。ツツジの花は十分残っているが天気が曇り空で気温が上がらなくアゲハが時々やってくるだけ。標高132mの標識がある場所で待っていると、キアゲハがやってきてネジキの葉上ですぐに休息し始める。カメラを向けて構図を整えているとすぐそばの葉上にトラフシジミも飛来して期せずしてツーショットの記録がとれる。ルリシジミの飛翔も見られるが、コツバメは現れない。
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 尾根筋を蝶道として飛び交うアゲハとキアゲハを眺めていると、キアゲハが小道から離れたツツジの花が咲く場所へと寄り道をする気配。急ぎ走りよると案の定吸蜜をしていたが、長居をせずに飛び立ってしまう。その様子のビデオ記録にはいくらかの飛翔記録がとれている。
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 撮影記録がとれなかった珍しい光景として、たぶん越冬個体だと思えるヒメアカタテハがツツジの花蜜を吸っているのを観察できた。左前翅がかなり破損した個体で、この個体はそのあと、数十メートルはなれたツツジの花にもやってきていたが、ヒオドシチョウがちょっかいを入れたため、二度目も撮影記録がとれなかった。
 尾根筋にはキタキチョウやミヤマセセリもやってくるが、この日に一番多く見たのは越冬明けのヒオドシチョウで、珍しく時間をかけてツツジの花蜜を楽しむ個体がいて、忙しくストローを差し込む様子をたっぷりと撮影記録できた。
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翅を相当傷めた個体は♂だと思われる。路面で日向ぼっこを楽しむ個体も複数いて、♀は♂にくらべて翅の傷みの程度が少ないことがナゾとされるチョウだが、本日出会えたなかに♀がいたかどうかはよくわからない。
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 13時前になって今年初見となるアオスジアゲハが現れて、一定の空間で何度も旋回飛翔を繰り返す。初見の記録をとるべくビデオONで飛翔を追ってみるが、証拠記録ていどの撮影記録は撮れている。
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 人懐っこいキアゲハがアオスジアゲハとスクランブル飛翔を展開しては元に戻るという動きをしており、その撮影を楽しんでいたら、期待のコツバメがやってくる。USAの蝶友が欲しいと言ってきている種で、ネットインをして確認すると、翅表のブルーがとても美しいが、右前翅がわずかに破損している。これでは送る標本にはできないため、ツツジに止まらせて、すぐに飛び立つ瞬間の翅表を撮影記録しようと試みる。
200415コツバメ1308.bmp
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ピンセットから離すとあっというまに飛んでしまうが、特に、離した瞬間の映像として、通常はほとんど見えない翅脈がくっきりと見え、ツツジの雄しべが邪魔ではあるが、美しいブルーの輝きも記録できている。
 14時に山を下りる。山道の足元にはところどころヒメハギが群落を作っているので、その清楚で美しい花の記録をとっておく。
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posted by クジャクチョウ at 19:31| Comment(0) | 日記

自然観察ノート