2020年04月20日

ジャコウアゲハの産卵を確認

ジャコウアゲハの♀の発生を認めた2日後、産卵する個体がいる可能性に期待して現地を訪問。盛んに飛び交う♂の数が増えていて、その多くは低い位置から高いクスノキの枝葉先まで、なめるような探雌飛翔を繰り返す。そんななか、ツグミが複数頭みられる草地の低い位置を飛ぶ♀が目につき、その動きを追う。先ほどから探雌飛翔を続ける♂がアッタクしないのが不思議だが、♀は遠くからその飛翔を眺めていた筆者の近くまでやってきて、体周りを旋回した後、ウマノスズクサが多い土手の方へと飛んでいく。
 急ぎ公園を出て土手へと移動すると、明らかに産卵場所を探すような飛翔を見せている。
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母チョウは産卵時には動きが止まるので、すぐに土手斜面へと入り込んでカメラを向ける。
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二度目の産卵時には、ちょうど尾端から卵を押し出す様子がはっきりと観察できる態勢をとってくれていて、フォーカスがあっていることを確認しながらビデオ撮影に集中する。
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3個の産卵の後に風にあおられて車が行き交う県道の方へと飛び上がった際、あろうことか走ってきた軽自動車とぶつかってしまう。急ぎ県道まで走り上り、どうなったのか確認すると、道路上に横たわる母チョウの姿が。車がきていないことを確認して直ちに母チョウを回収。どこが当たったのかすぐには分からないが、動こうとはしない。それでも翅も体も傷はついていなく、やさしく体をつまんで土手下まで走り下り、カラスノエンドウが茂る草むらにそっと置いてやると、ただ気絶していただけだったようで、元気に飛んでくれてほっとする。カラスノエンドウまわりではツバメシジミの♂もみられる。
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 連日の雨風で桜の花は相当少なくなっているが、あいかわらず花蜜を求める個体がまだみられるので、しばらく粘って Ser.5 となる吸蜜シーンを公園外の道路側から撮影する。
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桜の樹の根元周りに茂るカラスノエンドウの花で吸蜜する新たな♀も観察できるが、フェンスがじゃまでいい記録がとれない。土手斜面にはキアゲハの幼虫が食エサにできるノラニンジンが多く、キアゲハがやってくるが産卵目的ではなく、カラスノエンドウで吸蜜を楽しんでから飛び去る。
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いぜんとしてクスノキの梢部分をなめるように飛ぶ♂が複数いて、その動きを目で追っていると、かなり高い位置の葉上でいきなり休息し始める。
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時刻はまだ14時前だが、筆者も高い位置の桜の花や新葉が多いクスノキの梢部分を30分以上は眺めていたことで疲れを感じ、ジャコウアゲハの休息に合わせて退散する。



posted by クジャクチョウ at 18:46| Comment(0) | 日記

自然観察ノート