2020年06月07日

ヒメヒカゲ調査 Ser.11

 丹波市に所要があって出かけた帰路、15時半頃のヒメヒカゲの活動を知る目的で寄り道。マーキングはせずに、まだ新鮮な♂と♀の発生がみられることを撮影記録として残すことにしてフィールドへと入る。最初の♀はすでに翅に損傷がある個体だが、良すぎる天気に翅が透けて見えるところをねらってみたが、映像記録では見た目通りには記録ができていない。
200607ヒメ♀1532.bmp
 本日のトランセクト調査では珍しくオオスカシバがとんできて目の前の木陰で休息する場面に出会い、
200607オオスカシバ1534a.bmp
5月31日実施の黒ポチ1個のマーキング個体(8日目)が約200m離れた湿地帯まで飛んできているのを確認できたが撮影はできず。昨日と同じ約100mの位置まで飛んできた赤マ−ク4-8(6月4日のNo.8:4日目)の♀も観察できこちらは記録がとれる。
200607ヒメ4-8_1619.bmp
数値だけで100,200mといっても大したことはないようにみえるが、現地の環境ではその距離の間に飛び遊ぶ開けた草むらはなく、コシダやケネザサが茂り、松などの樹木もある幅広いブッシュを乗り越えての移動となるわけで、ヒメヒカゲが草むらで飛び遊ぶ様子を見る限り、このような離れた場所までやってきている経緯が想像できない。
 トランセクト調査の戻りで踏み込むNo.31地区では、毎年6月に入るとウツボグサが咲くところでオオチャバネセセリとの出会いがあるのだが、今年は本日が初見となる♂が、期待通りにウツボグサで吸蜜する場面を見せてくれる。
200607オオチャバネ1550.bmp
No.31地区のヒメヒカゲの発生数を記録してもどるとケネザサの葉上でV字開翅姿勢をとっていたのに、カメラをむけると飛んでしまう。No.30地区の発生数を調べてまた戻ればチャンスがあるだろうと、ここで待つことはやめて次の調査を開始。本日草むらの半分が影となっていて、30分間の観察合計では♂:17頭、♀:15頭でヒメヒカゲが飛び遊ぶのはいくらか日の当たる草むらで、この時間帯から飛ぶ個体数が減っていくと思われる。予想通り新鮮な個体をまだ観察できた証拠写真をとり、
200607ヒメ♀1538.bmp
200607ヒメ♀1557.bmp
マーキングから10日目となる赤ポチ2個の後翅損傷個体を今日もほとんど同じ場所で見る。
200607ヒメ♀1608.bmp
30分の調査を終えてから、オオチャバネセセリのV字開翅を期待して最初に見た場所へと移動。かなり近づいてもすぐに飛び逃げることはなく、真正面からの映像もとらせてくれるが、
200607オオチャバネ1625.bmp
それでも筆者の体周りを飛んではまたどこかに止まるという動きを繰り返すものの、
200607オオチャバネ1626.bmp
結局V字開翅のサービスはお預けのままで撤収タイムとなってしまう。
posted by クジャクチョウ at 21:46| Comment(0) | 日記

自然観察ノート