2020年06月14日

ヒメヒカゲの変異個体を観察記録

 昨日(June 13, 2020)、今までに見たことがないヒメヒカゲの裏面外縁沿いの鉛色筋模様が異常に幅広く、特に後翅では黒ずんでみえる変異個体に出会い、右側裏面の撮影記録をとって「加古川の里山・ギフチョウ・ネット」のメンバーにだけ公開している「2020ヒメヒカゲ日誌」に記載した(比較目的の正常型を図示)。
200613ヒメ変異1050.bmp
200612ヒメ♀1525a.bmp
ところが、ウラナミジャノメの眼状紋異常が左右の片側だけの翅にしか発現しない場合があるため、ヒメヒカゲの異常について左側の翅裏も同じように鉛色筋模様が幅広くなっているかどうかの確認が必要だと考え、昨日同様に梅雨の止み間を利用してフィールドに入る。夜半に昨夜とは異なる激しい降雨があって、いつもの調査で歩くケネザサが多い小道は全域が水浸し状態で、飛び出すチョウがあまりに少ないが、幸い、例の変異個体が昨日とほぼ同じ場所で飛び出してくる。
200614ヒメ1021.bmp
翅にはまだ損傷がなく、左側の翅裏が撮影記録できる止まり方をしてくれる場面をできる限り撮影して本日の目的を果たす。
200614ヒメ1021a.bmp
200614ヒメ変異1036.bmp
 次に、例年ヒメヒカゲの産卵をみる湿地帯そばで今回もコイヌノハナヒゲへの産卵1個をみつけ、
200614卵1027a.bmp
さらに小道を歩き戻る途中で母チョウが産卵する瞬間を目にし、急ぎビデオ撮影をしたが、
200614産卵1057.bmp
肝心の産卵の瞬間はフォーカス合わせが間に合っていなく残念。
200614産卵1057a.bmp
200614産卵1057b.bmp
200614産卵1057c.bmp
母チョウの尾端から搾り出される卵は緑色を帯びて見えるが、母チョウが飛び去ったあとにみる卵は白一色にしか見えない。
 最後はオオチャバネセセリがV字開翅姿勢で撮影モデルを務めてくれ、
200614オオチャバネ1114.bmp
美しく金色に輝く鱗粉が記録できている。
posted by クジャクチョウ at 20:05| Comment(0) | 日記

自然観察ノート