2020年07月05日

2020年オオムラサキの飼育は断念

6月29日に連れ帰ったオオムラサキが♂であったため、7月2日に現地に戻したものの2日には♀の姿を見ることなく引き上げた。妻が、7月2日は♀の発生には早すぎたのでは、と西播磨への再遠征を促してくれるのを二つ返事で受け入れて、本日三度目の西播磨。
 結論からいえば、今日も♀の出現はなく、唯一樹液にやってきた♂も後翅が大きく野鳥に食いちぎられたような破損個体。それでも翅を開いたときに見られる紫の輝きはいぜん見事で、その記録がとれただけで慰めとなる。
200705オオムラサキ1311.bmp
200705オオムラサキ1318b.bmp
不思議なのは、4日前には樹液周りに次々とやってきたキマダラモドキが全く姿を見せなかったこと。前回と同じく、スポーツドリンクに梅酒を混ぜたオオムラサキ・ホイホイを噴霧した効果は、少なくともキマダラモドキには発揮できなかったようだ。新鮮度が高いヒメウラナミジャノメの第2化個体は、普通種とはいえその美しさは見逃せない。
200705ヒメウラナミJ1227.bmp
200705ヒメウラナミJ1229.bmp
200705ヒメウラナミJ1229a.bmp
 前の2回の遠征時には調べなかった上方1kmほどまで調査範囲を広げて歩くと、イチモンジチョウの飛翔がみられ、エノキの高い梢部分を飛ぶタマムシも2頭観察できたが、両者ともに近くまでは来てくれず、途中でみたホタルブクロの記録をとっただけ。
200705ホタルブクロ1339a.bmp
オオムラサキ・ホイホイがすっかり気に入ってくれたのはヒカゲチョウとカナブンたちで、ヒカゲチョウは2時間半経過した時点でなお同じ場所で吸汁を楽しんでいる。
200705ヒカゲ1345.bmp
200705ヒカゲ1429.bmp
カナブンは当初、樹液食堂の好位置の取り合いで意地の悪い個体が弱い個体を追い払うような行動がみられたが、いつのまにか全員が仲良く吸汁するという、妻の言を借りれば「平和な光景」へと変わっている。
200705カナブン1429.bmp
 2時半近くとなって、妻がクロシジミの再調査に行ってもいいというので、オオアオイトトンボと背景とのコントラストがあいまいでフォーカス合わせが難しいモノサシイトトンボの撮影記録をとってこの場から移動。
200705オオアオイト1426.bmp
200705モノサシイト1428.bmp
posted by クジャクチョウ at 22:44| Comment(0) | 日記

西播磨のクロシジミは絶望的

6月29日に調査に出かけ、クロシジミを見ることができずに終わったが、訪問が発生時期に合っているのかどうかが気になって、本日、二度目の確認調査に行ってみる。往復40分の調査結果は残念ながらまったく観察できず、2018年7月の調査時にクロシジミの発生源があったと思われる雑木林が無惨に開墾されているのに驚かされて以降、クロシジミが絶滅してしまった可能性を受け入れるよりほかなさそうだ。養鶏場を建設すると聞いていた伐採跡は、2018年7月以降ブルドーザー類は放置され、タケニグサばかりが増えた荒れ地状態のままだというのが余計に腹立たしい。
200705荒廃0.jpg
 本日は、これまでに見られなかったジャコウアゲハが観察でき、
200705ジャコウ.bmp
2018年の調査時にも記録できているホソバセセリにも出会えた。
200705ホソバセセリ.bmp
数えられるほどのわずかな株数で花が咲くミヤコグサも見るがシルビアシジミがいるとは思えない。
200705ミヤコグサ2.jpg
ジャコウアゲハについては、6月29日の調査時、笹竹の葉裏に垂れ下がる終令幼虫の死骸をみつけ、
200629ジャコウ幼虫死0.bmp
200629ジャコウ幼虫死.bmp
近くには全くウマノスズクサがみられないのになぜ?と不思議に思った。本日、右後翅の尾状突起部分が欠けてはいるが元気に飛ぶ♂を観察できて幼虫をみたことの疑問は消えたが、ウマノスズクサのある発生地がどこなのかはわからなく、ウマノスズクサを探してみようといくらか歩いた路傍にはコマツナギの群落があって、
200705コマツナギ.bmp
ミヤマシジミを初めてみた長野県大町市を思い出すが、ウマノスズクサの自生地は分からないまま。

posted by クジャクチョウ at 21:48| Comment(0) | 日記

自然観察ノート