2020年07月08日

ジャコウアゲハ:第2化以降

久しぶりにジャコウアゲハの生息地を訪問。高砂市管轄の土手下平坦部の草刈りが終わっているが、高砂市上下水道部浄水課がウマノスズクサの自生する部分に保護の囲いを設けてくれたおかげで、
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ここに移しておいた幼虫は順調に成育しており、
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ウマノスズクサの細い茎に帯蛹となった蛹もみる。
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意外だったのは第2化の♀による産卵も観察できたことで、
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平坦部全体の状況を調べている最中に、翅にほとんど損傷のない♀がやってきて目の前で産卵する光景まで目にできる。さらには翅が傷んだ♂も飛来する。
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土手の斜面部分の除草は国土交通省の管轄で、6月にも第1回の作業が入るものと早合点して、6月9日にハサミ利用で、産卵対象が土手斜面にはないようにと、ウマノスズクサを根元近くからすべて切り取り、その作業で指の皮がむけるという目にもあったのだが、梅雨入りでたっぷりと水分が補給されたせいか、斜面一帯のウマノスズクサが一気に復活している。まさかと思いながら斜面に踏み込んで調べると、幼虫が次々とみつかり複数の産卵も見られる。
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この想定外の状況に、幼虫すべてを平坦部のウマノスズクサへと移し、卵は持ち帰って孵化してから現地に戻すことを考える。国土交通省による除草作業がいつだったかと2019年を振り返ると、第1回の除草は8月上旬に実施されていて、6月にあるものと思い違いをしていたことが判明する。本日移した幼虫は合計で約60個体。8月上旬までにすべてが蛹にまで育つことはなく、本日、幼虫を移したことは十分意味があったはず。移した終齢幼虫の中には、チガヤの葉裏へと移動して蛹化準備に入りそうな個体も見られ、
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最後に公園内に移植したウマノスズクサが3株ともしっかり根付いていることを確認して調査を終了。
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posted by クジャクチョウ at 23:00| Comment(0) | 日記

自然観察ノート