

今が最盛期の花まで摂食する幼虫(初観察)がいるなど、

成育状況の幅は広く、路肩部分までていねいにみて回るとなんと合計で105頭。この調査過程で、前蛹2、蛹5個体もみつかる。


路肩部分で自動車道路のすぐそばのチガヤの葉裏と草の茎に帯蛹となった2個体は、


国土交通省の草刈りの対象外ではあるが、車が行き交うところでの羽化にはリスクが高いと思い、植物ごと回収して土手下の茂みへと移す。幼虫は、昨日移した約60頭も合わせて160頭以上で、平坦部のウマノスズクサの量がたりるかどうか微妙にも思えるが、その7割以上が終令なので大丈夫だろう。
あらためて平坦部の茂みで前蛹、蛹を探すと、それぞれ5、2個体がみつかる。



前蛹1がスイバの葉裏である以外はすべてチガヤの葉裏についており、地上からの高さは50cm前後。土手斜面から大量に移動させたせいで幼虫の生息密度が高くなってしまっているが、なかよく茎部分をかじる光景も見られる。