2020年08月12日

ジャコウアゲハの里は今

 ジャコウアゲハの状況を見に行ってみる。日中の猛暑がまだ尾を引く17時過ぎ、土手周りにはチョウが全く飛んでいない。除草後に新しくでてきたウマノスズクサが増えていて、幼虫や葉裏への産卵も見られる。
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幼虫は初令から終令に近い個体まで複数をみるが、その体色が第2化に比べて明らかに淡色である。
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太陽熱の余計な吸収を回避することに有効なのだろうか。路肩まであがって道路沿いをみていくと、やはり体色が淡い幼虫が複数観察でき、
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最も層が厚いウマノスズクサの株2か所で、終令幼虫がかみ切ったのか枯れた茎がみられる。
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まだ育っていない仲間を間引きする作戦だとすればあまりに非情な習性。アキニレの枝葉を観察すると第3化となる蛹が1個だけついている。
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土手斜面で葉裏の卵を撮影記録して汗をぬぐっていると、
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犬を連れて散歩中のおばちゃんから「何か調べているの?」と声がかかる。姫路で市蝶として保護されているジャコウアゲハというチョウがここでも発生していて、今は卵と幼虫の時期でその調査をしており、高砂市が協力してくれて食草がある場所に囲いを作って区別をしてくれていることなどの説明を熱心に聞いてくださる。白いニラの花がたくさん咲き始めているが、この花蜜を好むキタテハ、ベニシジミ、セセリチョウ類の姿はない。
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キタテハは、加古川河川敷に群生していたカナムグラが背丈の高いススキ類に侵略されて、今年は発生できなかった可能性が考えられ残念だ。路傍のノラニンジンの花穂にツユムシの幼生と思われる小さなムシがいて、その長いアンテナをうまく取り込める撮影角度をいろいろ工夫してみる。
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posted by クジャクチョウ at 23:30| Comment(0) | 日記

自然観察ノート