2020年10月31日

クロマダラソテツシジミとウラナミシジミ

 クロマダラソテツシジミはお隣のKoさん宅の花壇周りでヤマトシジミに混じって吸蜜する元気な♂が観察できる。
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やたらと忙しく飛ぶのはウラナミシジミだと思われるが、吸蜜時間が短くすぐに飛び去ってしまう。飼育中のウラナミシジミは前蛹となっており、インゲンマメのさや内まで食い込んでいたと思われる幼虫が姿を現し、前蛹となっている個体のすぐそばを徘徊しているがその目的がよくわからない。
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コガネタヌキマメの黄色い花弁に食いついていた若令幼虫の姿は見えないのは、インゲンマメのさや内へと食い入っていることと思われる。
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2020年10月27日

秋の播磨中央公園

播磨中央公園のバラ園鑑賞に約26km。ところがバラ園は火曜日だけ閉鎖されるという運の悪さ。それでも周囲に十分鑑賞できる複数種のバラが咲いていてこれはと思うきれいな花を撮影する。
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遊歩道沿いに多いヌスビトハギのまわりにはキタキチョウが多く飛び、セイタカアワダチソウでツマグロヒョウモンに混じって吸蜜を楽しむ個体はすっかり秋型だ。
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カシ、コナラ、アベマキ、ネズミモチがつらなる林縁ではウラギンシジミが楽し気に飛び、やがて葉上で翅表を目一杯広げて日光浴。
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すぐに開翅するこの習性は♀にもみられ、お互いに自分の存在をアピールする効果もあるに違いない。
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2020年10月25日

ツマグロキチョウが飛来

クロマダラソテツシジミの発生源として見残していた浜風公園のソテツを調べに行く。途上、第7発生源のソテツまわりを調べると、新芽や柔らかい茎葉があるのに幼虫の姿はまったく見られないのが不思議。よくみればこれから生育する新芽のかたまりもあって、
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ここに産卵することがあるのかどうか継続観察が必要だ。浜風公園のソテツは最近新芽が出た形跡はなく、ここでチョウが発生したことはないと思われる。花壇周りにはヤマトシジミばかりが飛び交い、クロマダラソテツシジミは混じっていない。アベリアの花に執着するキチョウがいるのでよくみると、筆者自身では今年の初見となるツマグロキチョウだ。
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逆光で透けて見える前翅に性標の影が見えないことから♀であり、
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越冬明けにどこかで産卵をするはずだが、この個体はいったいどんな遠くから飛来したのか。アベリアの蜜がよほど美味しいらしく、花弁内に頭部全体を突っ込んで吸蜜する様子がかわいい。
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秋になれば行動範囲が想像以上に広くなることがよく知られているチョウだが、加古川市志方町で発生が確認されている以外に情報はない。アベリアの花ではキタキチョウとチャバネセセリも吸蜜をしており、アカメモチの垣根周辺ではウラギンシジミが銀白色を輝かせて追飛翔を繰り返す。その絡みが解けると垣根の高い位置の葉上で休憩し、V字開翅や全開翅姿勢をとって翅表を見せてくれるが、羽化後に活動を始めて相当の日数を経過したことが鱗粉に見られる傷跡が示している。それでも越冬までの2か月ばかりをまだ元気に飛び交うことだろう。
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その撮影記録をとっているとチャバネセセリも目の前の葉上に飛来して
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カメラを向けてと訴えるように見える。
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2020年10月24日

10度の最低気温にも負けないチョウ

 今朝の最低気温は高砂市で10度だったというのに、正午前に高砂南高校のソテツ周りではクロマダラソテツシジミの卍飛翔がみられ、暖かい石の上や日当たりのいい葉上を好んで日向ぼっこをする個体はすぐに開翅姿勢をとる。
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太陽光があたる角度を少しずつ変えると微妙に色彩が変化するが、♀で見られるような構造色は発現しない。よくみればそばにはツゲが小さな花を咲かせていて、そこで蜜を楽しむ個体もいる。
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その撮影記録をとっていると、複数の個体が画面内を横切って飛び交う様子も記録できる。朝、キアゲハの幼虫のためにノラニンジンを採取してもどる途上、立ち寄った高砂高校正門のソテツまわりにチョウの姿はないが、壁面に前蛹と蛹がそれぞれ1個体みつかる。おそらくソテツ本体のどこかにも蛹化個体がいるものと思うが、やはり次の世代が成育できる柔らかい芽や葉っぱはない。
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2020年10月21日

コガネタヌキマメ

 クロマダラソテツシジミの幼虫がソテツを食べつくした場合の代用食としてインゲンマメを準備しているが、10月9日にさらなる代用食として使えるのではと採取したコガネタヌキマメのサヤを割ってむき出しとして置いた柔らかい実には、案の定クロマダラソテツシジミの幼虫が食いついている。
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ところが、何気なくつぼみをみれば、なんとウラナミシジミと思われる卵が複数産み付けられている。
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ウラナミシジミが孵化したあと、このコガネタヌキマメでの飼育となればビン挿しとして保てるかどうかが重要で、田園部まで出かけてコガネタヌキマメの花穂部分だけでなく茎ごと採取する。
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容易に想像できたことだが、新たに採取対象としたしたつぼみ部分にはウラナミシジミの卵が産み付けられている。
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シルビアシジミが生息する土手周りでは、ミヤコグサをシルビアシジミ、モンキチョウ、ウラナミシジミ、さらにはツバメシジミなどの幼虫が食草として共有している。ウラナミシジミはこのマメ科植物にも目を付けたということになるが、コガネタヌキマメは農家が緑肥としての利用目的で植えることがあるらしく、幼虫が十分成育するまでに犠牲となる可能性があって、ウラナミシジミにとってはまったくの想定外というのが哀れでしかない。今回は、あくまで採取した花穂に産卵された個体だけを飼育対象としてめんどうをみてみる。
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2020年10月20日

クロマダラソテツシジミの第7発生源を確認

近隣第5発生源である西畑4丁目のソテツの新芽の生育が順調で予想通り多く産卵されている状況を確認し、
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あいかわらず周りを飛び交う成虫の記録も取ってから、
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正面宅のご主人に、新芽が育って幼虫の食い跡が見にくくなれば切るという話が出るかもしれないが、そのままでもソテツが枯れる心配はないことを話すと、世話をしている人には伝えておくといってくださる。このあと、夜の散歩中にみつけたソテツでの発生状況を見に行くと、
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新芽が複数あって、大小複数の幼虫が観察でき第7発生源だと判定。
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急ぎハサミをとりに戻り、半分ほどを切り取って、Kaさん宅からいただいた新芽で育てている幼虫と合流させる。当初の27個の卵には産み付けた時期にかなりの差があったようで、10個体程度が12-15mmに育った一方で、3-4mm程度の赤みを帯びた幼虫が複数頭新たに成育してきている。これらが成虫となった後、季節は一気に冬に向かうわけで、次の世代につながる可能性は極めて低く、近隣の花々で最後の吸蜜を楽しんでもらうよりほかはない。
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2020年10月19日

ベニシジミの変異個体との再会は果たせず

 前翅に白紋が発現したベニシジミとの再会を期待してフィールドへ。天気予報では気温が15時頃から19度だとなっていたが太陽が顔を出さないため飛ぶチョウが少ない。草むらへと入り込むとコマツナギの花にウラナミシジミとヤマトシジミがいる。
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チャバネセセリの飛翔もみられ、草の葉に産卵する個体がいるのでその記録をとる。
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産み付けられた葉が紅葉していて卵がくっきりと目立って見える。昨日のベニシジミは土手の路肩部分で日光浴をしていて、本日もそのあたりを見て歩くと、翅表をいっぱいに広げた個体が目に入る。
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かなり近づいても微動だにしないこの個体に白鱗粉は発現していない。場所を移してツリガネニンジンが多い草地を歩くと、ヒメジャノメが飛び出してくる。そのはねるような飛翔についていき葉陰にとまるのを待ってズームアップ撮影(帰宅して確認するとうれしいことにわずかに翅を開いてくれた場面が記録できている)。
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その直後、目の前にキタテハの秋型がまるで越冬態勢をとっているかのような姿勢で、特徴的なC文字を光らせながら枯れ葉に止まっているのに気づく。
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本種の姿かたちを見たことがなければまず見逃してしまう光景だ。200mほどを行ったり来たりしてもすでに撮影記録をとった個体と同じだと思えるベニシジミと
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左後翅が破損した、やはり白鱗粉が発現していない別個体が観察できるだけで、
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さらに範囲を広げて歩くとベニ色がやや褪せた個体にも出会い、
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遠くからでもよくみえる開翅個体は、三度目となる同一個体に違いない。
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この間、シルビアシジミの新鮮個体が飛び出てくることもあって、
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その飛翔について回ると太陽光がほんの数分だけ草地を照らすタイミングで、きれいな♂の開翅姿勢を観察記録できる。
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羽化して間もない感じの美しい輝きを記録できたのがせめてもの慰めだが、この個体は次にヒナギキョウの咲き終わった花殻へと転飛して動きを止めてしまう。
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結局、昨日の変異ベニシジミとの再会は果たせないままで、本当に白鱗粉の発現だったのか、あるいは翅に傷がついて白く見えた可能性も否定できず、わだかまりが残ったまま退散。
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2020年10月18日

急激な冷え込みにも耐えてくれていた

 10月17日は一日中冷たい雨が降り、日中の最高気温が16度で夜はどんどん冷えて今朝の最低気温は12度。これでは南国系のクロマダラソテツシジミはとても耐えきれなかっただろうと思われた。日差しが届き始めたお隣の玄関周りの花壇周りを観察すると、チャバネセセリとヤマトシジミが複数個体飛び交っており、ヒメアカタテハもやってくる。
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ヤマトシジミが飛び遊ぶなかにクロマダラソテツシジミが混じっているのかどうかよくみると、ツルヒメソバの蜜を夢中で吸う♀がみつかる。
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この金平糖のような花には蜜が多いのか、5分以上経っても同じ花で蜜を吸っている。やがて翅を傷めた♂も飛び出し、
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新たな小型の♀もいて、この個体も同じツルヒメソバで長いあいだ蜜を吸い続けている。最初の個体が徐々に翅を広げてくれ、先日のような構造色の輝きをみる角度とはならないが、繊毛が陽光に輝くさまは美しい。
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ヤマトシジミよりは大型で素早い動きを見せるのはウラナミシジミの♀で、飛び立った瞬間にみごとな構造色の輝きを見せてくれている。
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ヤマトシジミは羽化して間もない個体が多く、開翅して見せてくれる♂はどれも美しく、
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産卵行動を見せる♀も青鱗粉が発達した美麗低温期型だ。
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2020年10月15日

第6発生源

 妻が卓球仲間である西畑2丁目のHさん宅にソテツがあることを知っていて、聞いてもらうと新芽があり小さなチョウも飛び回っているとのこと。これは期待できると現地にいってみると、チョウの姿はないがソテツには小さいひこばえがあってすでに無数の産卵がみられ、小さな幼虫も見える。
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複数ある株の数か所に新芽候補も顔を出しており、間違いなく今回確認できた第6発生源である。
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すぐそばにはチョウが蜜を楽しめるマリーゴールドが植栽されており、日当たりがある時間帯には飛び遊んでいたに違いない。西畑4丁目の自治会館をみにいくと、
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ソテツの新芽が確実に育っている。
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2020年10月14日

クロマダラソテツシジミの第4、第5発生源を確認

 ジャコウアゲハの発生地を調査した帰路、高砂高校の正門にある2か所の大きなソテツを調べ、クロマダラソテツシジミの新たな第4発生源であることが確認できた。
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高砂高校のソテツは9月28日に発生の痕跡を見ていてその記録もとっているが、本日、新芽が切られたと思える株の綿毛部分に幼虫か蛹が残っていないかとていねいに見ていくと、羽化したばかりの♂がいて確証となる。
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あらためて周囲を調べると、手入れには大きな脚立がいると思える高い位置に、最近伸びたと思える茎葉が複数あってそのまわりや、新芽がないソテツの根元まわりなどに3-4個体の飛翔も観察できる。
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新芽のない褐色の綿毛で覆われた部分や、固い葉っぱの上にも産み付けられた卵が観察でき、孵化後の幼虫の動向が気になる。
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さらに影となった裏側なども調べると1本だけ新芽が出ていて産み付けられた無数の卵がみてとれる。
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これは世話をしている人にしてみれば再び切り取る対象となるのは自明で、勝手ではあるが、ウマノスズクサを切り取る目的で持参していたハサミで根元から切り取って回収。
 この様子では西畑4丁目の自治会館敷地内にあるソテツも今一度調べる必要があると考え、帰宅前にそちらへと迂回する。敷地内にはソテツが3か所植栽されていて、
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到着時点ですでにその周りに複数頭のクロマダラソテツシジミの飛翔がみられ、第5発生源を確認できたことになる。ソテツの葉上には交尾個体もみられ、
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1株には新たな茎葉として生育する準備が整った豊富な新芽があって、複数の雌雄個体がこだわるように集まっている。
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今までみてきたどの場所よりも♀の数が多く、
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これらの新芽にはきっとおびただしい数の卵が産み付けられるはずで、その新芽が生育して食害が目立ってきた段階で、見苦しくなったソテツを切らなくては、と考える住人が出てくる可能性があり、継続観察が必要だ。
 サンゴジュの垣根が続く自宅近くまでもどってきたところで、ヤマトシジミとは違う動きを見せるシジミチョウがいるのでアメリカセンダングサの花蜜を求めて止まるまで待つと、クロマダラソテツシジミだ。
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吸蜜を終えて葉っぱ上で目いっぱいの開翅姿勢をとってくれた時点で、低温期型のきれいな♀だとわかる。
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太陽光の反射角度によって、目の覚めるような構造色が見えるのだが、このときはそういう角度での撮影はできず。
posted by クジャクチョウ at 19:02| Comment(0) | 日記

自然観察ノート