2021年04月27日

シルビアシジミの珍しい挙動を観察

 定期的な野焼きが行われることで、ミヤコグサが安定して生育している一角でシルビアシジミを探すと、探雌目的で忙しく飛び回る♂が目に付く。その飛翔について回ると、ある地点で変わった飛び方に変わる。草地の1か所に執着するような飛翔をよくみると、その中心部にはコスズメが休息しており、シルビアシジミはそのコスズメの翅に何度か脚を伸ばして触れるような動きを見せている。一連の動きを撮影したビデオの記録をスロー再生で確認すると、明らかに脚を伸ばして翅をたたくように接近し、それも何度か繰り返す動きで、コスズメが嫌がって広げていた翅を閉じる様子も記録できている。
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シルビアシジミの挙動の真意は不明だが、普通に探雌飛翔している際には出会ったことがない蛾に気がついて、いったい何者か、と気になって仕方がなかったものと推察。
 何度かの接触飛翔の後、再び草地をなめるような探雌飛翔に戻り、途中に点在するヒメハギにとまっては吸蜜をする。三度目の吸蜜で十分時間をかけて蜜を吸ってくれ、そのビデオ撮影記録で確かに口吻を小さなヒメハギの花へと挿し込む様子がしっかりと見て取れる。
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探雌飛翔の途上で、他の♂との絡み飛翔も見られたが、♀が確認できなかったことは高砂市での観察とは逆となった。
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2021年04月25日

日笠山までサイクリング

 緊急事態宣言が兵庫県にも適用となった初日、いつも通りテニスコートに行ってみてガックリ。緊急事態宣言の適用とかでテニスコートには、まるで事件現場への立ち入り禁止というTVドラマの場面を目の当たりにしているような、使用禁止のテープが張られていたのだ。軟式テニスを楽しみたくてやってきた中学生たちもがっかりして帰っていく。
 そんなわけで急遽、日笠山へのチョウ探索へと切り替える。ツツジが咲く人家周りをクロアゲハが飛び、すぐ近くまでやってくるが撮影記録をとるチャンスはないまま飛んでいってしまう。ヒメウラナミジャノメのいる小道を進むと、珍しくクロヒカゲが飛び出して路傍の葉陰に静止する。
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筆者にとっては高砂市では初の出会いで、ビデオ撮影記録をとり、ネットインして確認すると鱗粉の発達が著しく悪い変異個体だとわかる。スイカズラの新芽が伸びているが、アサマイチモンジの幼虫はいなく、ギシギシの根元近くに産み付けられたベニシジミの卵を撮影記録した後、飼育用にもちかえる。
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キタキチョウは越冬明けの個体がまだ多く飛び、カラスノエンドウで蜜を吸う個体を撮影する。逆光での撮影記録をとりたいのだが期待通りにはいかない。
 樹液が出ているアキニレの食堂には、本日もサトキマダラヒカゲが吸汁中で、撮影中のファインダー越しにアンテナが複雑に絡んで見える。
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よく見れば、ベニカミキリが反対側から吸汁に参加している。サトキマダラヒカゲが飛び立った後、驚いたベニカミキリは一度50cmほど下の祠部分へと自ら落ちて、その後再び食堂へと這い上がっていく。約15分で食堂にたどりついたベニカミキリは吸汁をし始める。
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 ネギボウズがある畑に本日は持ち主のおじさんがいて、アゲハやキアゲハが花蜜を楽しんでいたホトケノザが密生する畝をすべて耕している。ネギボウズにはアオスジアゲハが吸蜜飛来しており、おじさんに断りを入れて畑へと踏み込んで撮影をさせてもらう。
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そのあと、人家横のヒラドツツジにやってきたアゲハの吸蜜シーンを撮影し、
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さらにコデマリの花に多く集まる甲虫類をみると、コアオハナムグリ、ベニカミキリが多く、ベニカミキリは交尾組が2組もいる。クロハナムグリとエグリトラカミキリもみかけたが撮影記録をとるチャンスはなく、オオスズメバチもやってくるが、その記録をとる気もなし。自転車を置いた場所へと戻ると、モンキアゲハの飛翔がみられるが、これも撮影のチャンスはないまま飛び去って行く。
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2021年04月22日

高砂のシルビアシジミが危ない

じっくり時間をかけてシルビアシジミを探すために自転車で生息地へ。向かい風となる西風が強くて所要約25分。結論を先に記せば、シルビアシジミには20日にみた♀にも、期待する♂にも会えないままで、今年の高砂のシルビアシジミは危ない。
 畑のホトケノザには複数のアゲハが競うように花蜜を求めており、翅の傷んだ個体が多いなか、できるだけきれいな個体を探して撮影記録をとる。
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シルビアシジミの卵はないかと花が咲くミヤコグサを3株ほど調べてみたが卵は見つけられず、
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キランソウの紫の小さな花がきれいなので記録する。
210422キランソウ1039a.bmp
十二単衣のように立ち上がる植物は偶然Facebook友の投稿からヤセウツボだとわかったが、つぼみが花開いた時の情景は想像できない。
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シルビアシジミの姿はないかと観察したミヤコグサのある草地では、カンサイタンポポで吸蜜してはミヤコグサに産卵をしてまわるモンキチョウの♀をみる。
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 次いで、第一化のヒメウラナミジャノメに会える可能性が高い、カンサイタンポポが多く咲く小道へといってみると、花蜜に夢中のきれいなベニシジミが先に目に留まる。
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この個体はやがてスイバ(ギシギシ?)の大きな葉上へと移るので、その行動に注意してみると、お尻をまげて産卵をしているらしい。
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接写撮影用のレンズを装着したビデオカメラを持参していたのが幸いで、産み付けられた卵の記録もとれる。
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ヒメウラナミジャノメの方は、案の定、カンサイタンポポの花で吸蜜に余念がない新鮮個体がみつかる。
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たっぷりと蜜を吸った後、転飛してとまった葉上では翅を全開にして休憩する姿をしっかりと撮影できる。
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 アキニレの樹液には今日もサトキマダラヒカゲがご執心で、小枝が入り組んだ位置で夢中になって吸汁するきれいな個体を、障害物が少なくなるように可能な限り近づいて撮影記録をとる。
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足元のカラスノエンドウに産卵したいような飛翔をみせたあと、石の上で休息をするツバメシジミの♀は低温期型の翅表に青い鱗粉が発達した個体であることを確認してチョウ観察を終了。
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2021年04月20日

高砂市のシルビアシジミを確認

4月15日に観察できなかったシルビアシジミの発生確認目的で午後から生息地へ。ヒラドツツジの花が5分咲き程度で、アゲハとキアゲハが飛んでおり、キアゲハが吸蜜している様子を撮影記録してから、
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あいかわらずわずかしか生育していないミヤコグサのある草地でシルビアシジミを探す。すると、1頭だけ草地の低い位置を飛ぶ個体がみつかり、裏面を確認するとシルビアシジミに間違いない。
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なかなか翅を開いてくれないこの個体を、何度も飛び立たせてはとまることを繰り返しながらその動きについて回る。
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かつてはミヤコグサがたくさんあった場所の多くが肌地となっていて、そのような場所にもとまり、さらに追い立てるとついにカタバミの黄色い花にとまって蜜を吸い始める。
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筆者に追い立てられるたびの飛翔でのども乾いたのか、頭を突っ込むようなしぐさも見せてくれ、
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やがて開翅してくれて♀だとわかる。
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♂の発生はないのかと、時間が許す限り歩き回ってみたが確認できず、その過程でトキワハゼの花蜜を求めるヤマトシジミを撮影記録する。
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畑地のネギボウズにやってきたアオスジアゲハとベニシジミをみるが、いずれも破損個体で撮影する気にならない。この日は、カラスアゲハの飛翔を目撃し、思わずスミナガシかとみえたタテハはルリタテハで、サトキマダラヒカゲが体の周りを飛んだりするが、撮影できるところにはとまってくれない。複数のキタキチョウ、ヒメウラナミジャノメもみかけたが、シルビアシジミの♂を探すことに集中していて、撮影記録はとらないまま撤収。
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2021年04月14日

加西フラワーセンターで

 昨年、コツバメに出会えた加西フラワーセンターへと遠征。チューリップまつりが始まっていて、園内は華やかな色の花々が出迎えてくれる。
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外気温が15℃に満たない状況で、遊歩道沿いを飛ぶチョウがいない。コツバメに出会えた場所にはアネモネの花畑があって、ウグイスの鳴き声だけが聞こえてくる。
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昨年ルリシジミが飛び交っていた林内にひときわ白が目立つ花はシロバナトウゴクミツバツツジだとの説明板がある。
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ツバキ園では遠目にはきれいにみえる落花群があちこちにあり、
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咲き残るきれいなツバキの花だけを撮影してみる。
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広い池の反対側まで来ると風が弱く、池端の草地にツバメシジミの姿を見る。
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次いで新鮮度が高く、とてもきれいなヒメウラナミジャノメも飛び出してきて、やがて開翅姿勢もとって見せてくれる。
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ヒメウラナミジャノメはシャクナゲ園でも飛び遊んでおり、
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葉上にとまったところを正面に近い角度で撮影記録をとる。
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裏面のウラナミ(裏波)模様は太陽光で金色にも輝いて、ごく普通種のチョウにもこのような美しさがあることを、珍種ばかりにしか関心を寄せない愛好家に気づいてほしい。
 つつじの小道への登り路をたどると、ドウダンツツジが多い場所にコバノミツバツツジが咲き残っていて、大型のマルハナバチが楽し気に蜜を求めている。
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210414マルハナバチ02.bmp
平地へともどり、噴水が力強く吹き上がる光景も撮影をしておく。
210414加西FC02.bmp
チューリップ以外の花に目を向けると、ハナズオウが満開状態で、
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ムベもたくさんの花を咲かせている。
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ガマズミの花も多いが、
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ハナムグリやハナカミキリ類がやってくる気配がないのがさみしい。
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2021年04月12日

黒岩山:三度目

 コツバメに会いたくて、黒岩山の山頂部まで三度目の登り。コバノミツバツツジの満開期が過ぎて、登山道路沿いのヤマツツジがこれから咲き誇る感じ。尾根道に出る手前の岩場に、越冬明けのウラナミシジミがまだ元気よく飛びまわり、枯れすすきにとまりそうでとまらない。尾根道にコバノミツバツツジがまだ咲いていて一安心。
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キアゲハとアオスジアゲハがあちこちで占有飛翔を繰り返し、ヒオドシチョウは路面で翅を広げる個体と
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樹林帯でテリ張りをする個体など複数をみるが、
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捕獲して採卵しようと思う翅の破損度が少ない♀はいない。クロアゲハも尾根筋を蝶道にして飛来し、後翅に霜降り状の鱗粉がある個体であればUSAの蝶友に送ってやろうとネットインしてみると、美状突起部分が破れている♂と
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少し欠けている♂で、いずれも放してやる。両個体とも、指から放した瞬間、上には飛ばずに一度下へストンと落ちるように離れてから飛び立っていく。木々に囲まれた適度な空間が好まれるのか、アオスジアゲハとヒオドシチョウが同じ空域で占有飛翔とテリ張りをしていて、アゲハ、キアゲハ、ルリシジミ、ミヤマセセリなどが領域侵犯をするやいなや、目まぐるしい追飛翔が展開されて見飽きない。眼で見るようには記録できないが、定点的にビデオ撮影記録をとってみると、にぎやかな追飛翔の様子がわかるていどの記録ができている。
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カラスアゲハもコバノミツバツツジで吸蜜し始めるが、遠い位置のため証拠記録程度の画像しか切り取れない。
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いつのまにか上記占有域にツマグロヒョウモンの♂が加わっている。
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とても小さい個体で、幼虫時代に食草が少なかったに違いない。
 撮影記録がとれなかった他の観察種は、岩の上で日向ぼっこをしていたルリタテハと越冬明けのキタキチョウ、そしてヒオドシチョウかと思って気にもかけずに通り過ぎようとした路面から飛び立ったのはアカタテハだった。
 妻と約束した14時半に合わせて、コツバメには会うことができないまま、途上、
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きれいなヤマツツジやヒメハギを撮影記録しながら山を下りる。
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2021年04月10日

シルビアシジミの初見は記録更新

 ギフチョウ観察会を終えた帰路、シルビアシジミの生息地で発生個体との出会いを期待して土手周り500mほど目を凝らして歩いてみる。モンキチョウの♀がミヤコグサに産卵し、♂の飛翔も複数を見る。シジミチョウが飛び出してもすべてが青の色調が白いヤマトシジミで、
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オオイヌノフグリにとまったりした時点でシルビシジミではないと判別。オオイヌノフグリではツマグロヒョウモンの美麗♀が夢中で口吻を伸ばして蜜を吸っているのを撮影し、
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歩き続けて最後となった陽だまりでようやくヤマトシジミとは明らかに青の色調が濃いシジミチョウの飛翔を認める。この飛翔から目を離さないようにしつこく付きまとった結果、ありがたいことにスミレの花に立ち寄って吸蜜するシルビアシジミを記録。スミレの仲間ではアリアケスミレでの吸蜜例があるが、これはアリアケスミレとは違う種だと思われ、初記録となるが同定が難しい。
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この個体はすでに右前後翅が一部欠けており、発生してから数日は経過していると思われる。春の個体は♀でも青鱗粉が発達する場合があって、吸蜜中の映像では雌雄の判別ができなかったが、スミレを離れて飛び立った瞬間に明らかに♂だとわかる。
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草地へと飛んで行った近くに別の♂がいたらしく、絡みの飛翔が展開するが、その絡みが解けた段階でより青色が濃い個体の飛翔を追うと、土手から離れた自動車道路沿いの路面にとまるが、吸汁しているかどうかはわからない。
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先ほどの個体と違って新鮮度が高い。次いでオオイヌノフグリへと移って蜜を求めたかと思うとすぐ次の花へと移動する。三度目の転飛でようやく落ち着いて吸蜜し始めたところでじっくりとビデオ撮影。PCに取り込んでの編集で、口吻がしっかりとのびて確かに吸蜜しているとわかる静止画像を切り取る。
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兵庫昆虫同好会会誌の「きべりはむし」にシルビアシジミの訪花植物について第4報まで投稿しているが、タチツボスミレでの吸蜜は初記録で、オオイヌノフグリでの吸蜜シーンは今回の撮影記録が断然いい感じとなっている。最後に、本個体は、太陽光を受けた翅表全開の美しい姿も見せてくれた。
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第2回ギフチョウ観察会は最後に笑う

9時集合で参加者はギフチョウ・ネット会員5名(あとから1名参加)と加古川市役所環境政策課の職員3名。気温が上がらない雑木林へと踏み込むと、さすがにまだギフチョウは飛ばないが、ヒメカンアオイへの産卵が複数個所で見つかる。
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この分だと4月29日に予定している産卵数調査では、多くが幼虫になっている可能性が高い。
 11時までにヒメカンアオイがあるギフチョウの発生地4か所を回ってみたが、各所で産卵を確認しただけで、ギフチョウには出会えず。2か所目ではイノシシが出没した影響だけではなく、なぜかヒメカンアオイが激減した状況下、小さな株に14-5個もの産卵が2か所で見られるなど、
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このままでは幼虫が食草不足で全滅することが考えられ、次回の調査時には幼虫の人為的移動が必要かもしれない。観察できたチョウは林道のあちこちで日光浴中のテングチョウが飛び交い、ルリシジミも何度か目の前を飛び、最後にルリタテハが美しい翅表を目一杯広げて見せてくれる。
 気温が上がったところで、再び最初の観察地へと踏み込むと、ギフチョウがやってきており、ひらひらと飛んでは路面で休憩をする、という繰り返しが続いた後、
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210410ギフ1153.bmp
ようやくヒメカンアオイへの産卵行動を見せ始める。ギフチョウの♀は、後翅が破損して鱗粉色もあせた個体と、比較的きれいな個体の2頭がいて、両個体ともに産卵する様子のビデオ撮影記録が取れる。
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210410ギフ産卵1151.bmp
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小さなファインダーでは尾端から押し出される卵をきれいにとらえられているかどうかがわからないままで撮影を続けたわけだが、何とか産卵の瞬間が記録でき、さらに撤収中の最後の時点で羽化したばかりのように見える美麗♀があいさつにやってきてくれたりで、
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観察会は期待以上の「最後に笑う成果」で解散となる。
 個人行動となった段階で、3月末にイシガケチョウの♀が観察できた周回道路沿いでイヌビワへの産卵を期待して調べてまわったが、卵は発見できず。
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2021年04月07日

ギフチョウの産卵はまだ

昨日、加古川市志方町の城山で観察できたギフチョウの♂2個体は、いずれも翅が傷んでいたり、鱗粉がはがれていたりで、もはや城山でのギフチョウの撮影は無用で、ヒメカンアオイのある場所で♀による産卵に期待した方がいい。というわけで、毎年産卵調査をしている地域の1か所を訪れる。いきなり目に入った光景はイノシシに荒らされてヒメカンアオイが激減している雑木林の一隅。新葉が陽光に映えるヒメカンアオイの株を複数個所調べたが産卵は見られなく、
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ギフチョウの♀がここに飛来した可能性は低い。花が咲くイカリソウはわずか2株で、
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この花でギフチョウが吸蜜する場面も期待薄だ。林床にひっそりと咲くシハイスミレとタチツボスミレの撮影記録をとって雑木林を出る。
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210407スミレ.jpg
 周回道路いにコバノミツバツツジが咲き誇る権現湖に転戦して、トラフシジミかコツバメの発生に期待したがその姿はなく、ミヤマセセリの♀がV字開翅で日光浴をする様子を撮影し、
210407ミヤマセセリ1116.bmp
コバノミツバツツジにやってきたアゲハを捕獲すると左後翅の尾状突起がわずかに欠けた♀で、裏面の美しいオレンジ紋を撮影記録しながら飛んでいかせる。
210407アゲハ♀1131.bmp
数年前に山火事で類焼したところはまだ荒れ地のままで、その斜面をのぼって春景色を切り取ってみる。
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妻が待つ車に戻ると、青色に惹かれてなのか越冬明けのテングチョウが車にまとわりつくような飛翔を見せている。やがて屋根部分にとまったかと思うと口吻を伸ばして何かを吸い始める。
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屋根表面を陽光にすかしてみれば、わずかに陽炎様に水蒸気が立ち上っており、テングチョウはこの水蒸気を口吻で吸汁していることを知る。本日の上記3種以外の観察種は越冬明けのキタキチョウとコバノミツバツツジで吸蜜しているところを撮影しようとして飛び去られたモンシロチョウだけで、例年よく見る越冬明けのルリタテハやヒオドシチョウには出会えないまま撤収。

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2021年04月06日

変異型キアゲハとは再会できず

 4月3日のギフチョウ観察会当日、山頂に近い草地で開翅するキアゲハを撮影中、いつもより何か後翅翅表が赤く見え、手前にかぶる枯草の映り込みがない撮影角度を探す間もなく、キアゲハには飛び立たれてしまう。撮影記録をPCに取り込んでよくみると、明らかに後翅表面に通常は出ない赤い紋が発現している。この紋は後翅の両側に対称に発現していて、後翅裏面の同じ位置にこのような赤紋があっても表まで出た個体は見たことがない。
210403美麗キアゲハ.bmp
 3日後の4月6日、変異型キアゲハに再会して確かな鱗粉の色かどうかを調べたく、妻も一緒に行ってくれるというので、山頂までは近道になるという初めてのルートで急な山道を登る。たどりついた、3日に変異型キアゲハを見た場所にチョウはいなく、3日同様ギフチョウが飛んでいる山頂部の草地でキアゲハの登場を待つ。やがて現れた個体が開翅状態で路面にとまったところを撮影確認すると、きれいな通常型。
210406キアゲハa.bmp
すでに鱗粉がスレたり後翅が破損したギフチョウの撮影をしながら
210406-ギフ005.bmp
210406ギフ1125.bmp
キアゲハの飛来を待ったが、追飛翔をしながら高い位置を飛びぬけていく2頭を二度みられただけで、結局、会いたかった変異型のキアゲハとの再会はかなわず。本日の収穫として、八重桜で吸蜜しているミヤマセセリの♀の撮影記録をとれたが、
210406ミヤマセセリ_八重桜.bmp
逆光のため黒いシルエットでしか確認できないミヤマセセリを取り損ねないようにするのが精いっぱいで、しかも吸蜜は数秒で飛び去っており、口吻を伸ばしている瞬間が記録できているのは奇跡に近い。気温が上がらないせいか11時半以降、ギフチョウもキアゲハも全く姿を見せなくなったため山を下りる。帰路は歩きなれた階段の道を選択すると、ミヤマセセリの♂がV字開翅をしてくれる。
210406ミヤマセセリ♂0.bmp
210406ミヤマセセリ♂.bmp
山桜、アオダモ、コバノミツバツツジの三点セットを撮影記録し、
210406三点セット.bmp
ゆっくりと歩きおりる足元で、最後にあいさつにやってきて路面で精いっぱいの開翅姿勢で美しい姿を披露してくれるミヤマセセリを撮影して、
210406ミヤマセセリ♀.bmp
城山探索を終える。
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自然観察ノート