


日当たりのいい石の上で開翅動作を繰り返す個体は、いかにも「しっかり撮影記録をとって」といわんばかりの愛嬌ものだ。

ギフチョウが立ち寄るかもしれないイカリソウまわりから目をそらしたくはないけれどもせっかくの大サービスに応えて撮影記録もとっておいたのだが、昨日、Aさんから「ここにはスバル型もいるよ」と聞いていた通り、枯れたコナラの樹肌になんどもやってきて翅を広げてくれる個体も撮影しておいたところ、この個体がスバル型であったことがあとでわかる。


驚いたのは、ルリタテハが執着する樹液の香りに惹かれての飛来なのか、ルリタテハに混じってアカタテハもやってきたこと。静止したコナラが遠いため、望遠モードでの撮影でフォーカスが甘いのはビデオカメラの限界だ。


また、テングチョウにしては赤みが強いな、という小さなチョウ(?)が飛び出してきたが、すぐそばをとびぬけていく時点でイカリモンガだとわかる。残念ながらどこにもとまることなく遠くへと姿を消す。