
3日後の4月6日、変異型キアゲハに再会して確かな鱗粉の色かどうかを調べたく、妻も一緒に行ってくれるというので、山頂までは近道になるという初めてのルートで急な山道を登る。たどりついた、3日に変異型キアゲハを見た場所にチョウはいなく、3日同様ギフチョウが飛んでいる山頂部の草地でキアゲハの登場を待つ。やがて現れた個体が開翅状態で路面にとまったところを撮影確認すると、きれいな通常型。

すでに鱗粉がスレたり後翅が破損したギフチョウの撮影をしながら


キアゲハの飛来を待ったが、追飛翔をしながら高い位置を飛びぬけていく2頭を二度みられただけで、結局、会いたかった変異型のキアゲハとの再会はかなわず。本日の収穫として、八重桜で吸蜜しているミヤマセセリの♀の撮影記録をとれたが、

逆光のため黒いシルエットでしか確認できないミヤマセセリを取り損ねないようにするのが精いっぱいで、しかも吸蜜は数秒で飛び去っており、口吻を伸ばしている瞬間が記録できているのは奇跡に近い。気温が上がらないせいか11時半以降、ギフチョウもキアゲハも全く姿を見せなくなったため山を下りる。帰路は歩きなれた階段の道を選択すると、ミヤマセセリの♂がV字開翅をしてくれる。


山桜、アオダモ、コバノミツバツツジの三点セットを撮影記録し、

ゆっくりと歩きおりる足元で、最後にあいさつにやってきて路面で精いっぱいの開翅姿勢で美しい姿を披露してくれるミヤマセセリを撮影して、

城山探索を終える。