
キアゲハとアオスジアゲハがあちこちで占有飛翔を繰り返し、ヒオドシチョウは路面で翅を広げる個体と

樹林帯でテリ張りをする個体など複数をみるが、

捕獲して採卵しようと思う翅の破損度が少ない♀はいない。クロアゲハも尾根筋を蝶道にして飛来し、後翅に霜降り状の鱗粉がある個体であればUSAの蝶友に送ってやろうとネットインしてみると、美状突起部分が破れている♂と


少し欠けている♂で、いずれも放してやる。両個体とも、指から放した瞬間、上には飛ばずに一度下へストンと落ちるように離れてから飛び立っていく。木々に囲まれた適度な空間が好まれるのか、アオスジアゲハとヒオドシチョウが同じ空域で占有飛翔とテリ張りをしていて、アゲハ、キアゲハ、ルリシジミ、ミヤマセセリなどが領域侵犯をするやいなや、目まぐるしい追飛翔が展開されて見飽きない。眼で見るようには記録できないが、定点的にビデオ撮影記録をとってみると、にぎやかな追飛翔の様子がわかるていどの記録ができている。




カラスアゲハもコバノミツバツツジで吸蜜し始めるが、遠い位置のため証拠記録程度の画像しか切り取れない。



いつのまにか上記占有域にツマグロヒョウモンの♂が加わっている。

とても小さい個体で、幼虫時代に食草が少なかったに違いない。
撮影記録がとれなかった他の観察種は、岩の上で日向ぼっこをしていたルリタテハと越冬明けのキタキチョウ、そしてヒオドシチョウかと思って気にもかけずに通り過ぎようとした路面から飛び立ったのはアカタテハだった。
妻と約束した14時半に合わせて、コツバメには会うことができないまま、途上、




きれいなヤマツツジやヒメハギを撮影記録しながら山を下りる。