
外気温が15℃に満たない状況で、遊歩道沿いを飛ぶチョウがいない。コツバメに出会えた場所にはアネモネの花畑があって、ウグイスの鳴き声だけが聞こえてくる。

昨年ルリシジミが飛び交っていた林内にひときわ白が目立つ花はシロバナトウゴクミツバツツジだとの説明板がある。

ツバキ園では遠目にはきれいにみえる落花群があちこちにあり、

咲き残るきれいなツバキの花だけを撮影してみる。





広い池の反対側まで来ると風が弱く、池端の草地にツバメシジミの姿を見る。


次いで新鮮度が高く、とてもきれいなヒメウラナミジャノメも飛び出してきて、やがて開翅姿勢もとって見せてくれる。


ヒメウラナミジャノメはシャクナゲ園でも飛び遊んでおり、

葉上にとまったところを正面に近い角度で撮影記録をとる。

裏面のウラナミ(裏波)模様は太陽光で金色にも輝いて、ごく普通種のチョウにもこのような美しさがあることを、珍種ばかりにしか関心を寄せない愛好家に気づいてほしい。
つつじの小道への登り路をたどると、ドウダンツツジが多い場所にコバノミツバツツジが咲き残っていて、大型のマルハナバチが楽し気に蜜を求めている。


平地へともどり、噴水が力強く吹き上がる光景も撮影をしておく。

チューリップ以外の花に目を向けると、ハナズオウが満開状態で、

ムベもたくさんの花を咲かせている。

ガマズミの花も多いが、

ハナムグリやハナカミキリ類がやってくる気配がないのがさみしい。