畑のホトケノザには複数のアゲハが競うように花蜜を求めており、翅の傷んだ個体が多いなか、できるだけきれいな個体を探して撮影記録をとる。

シルビアシジミの卵はないかと花が咲くミヤコグサを3株ほど調べてみたが卵は見つけられず、

キランソウの紫の小さな花がきれいなので記録する。

十二単衣のように立ち上がる植物は偶然Facebook友の投稿からヤセウツボだとわかったが、つぼみが花開いた時の情景は想像できない。

シルビアシジミの姿はないかと観察したミヤコグサのある草地では、カンサイタンポポで吸蜜してはミヤコグサに産卵をしてまわるモンキチョウの♀をみる。

次いで、第一化のヒメウラナミジャノメに会える可能性が高い、カンサイタンポポが多く咲く小道へといってみると、花蜜に夢中のきれいなベニシジミが先に目に留まる。

この個体はやがてスイバ(ギシギシ?)の大きな葉上へと移るので、その行動に注意してみると、お尻をまげて産卵をしているらしい。

接写撮影用のレンズを装着したビデオカメラを持参していたのが幸いで、産み付けられた卵の記録もとれる。

ヒメウラナミジャノメの方は、案の定、カンサイタンポポの花で吸蜜に余念がない新鮮個体がみつかる。


たっぷりと蜜を吸った後、転飛してとまった葉上では翅を全開にして休憩する姿をしっかりと撮影できる。

アキニレの樹液には今日もサトキマダラヒカゲがご執心で、小枝が入り組んだ位置で夢中になって吸汁するきれいな個体を、障害物が少なくなるように可能な限り近づいて撮影記録をとる。


足元のカラスノエンドウに産卵したいような飛翔をみせたあと、石の上で休息をするツバメシジミの♀は低温期型の翅表に青い鱗粉が発達した個体であることを確認してチョウ観察を終了。
