2021年09月28日

加古川河川敷でチョウタイム

河川敷を自転車で走って目に入るチョウはモンキチョウとメドハギに産卵しているキタキチョウだけ。
210928キタキ1030a.bmp
その産卵行動をビデオ撮影してさらに飛翔についてまわっていると急に動きがとまってしまう。なぜ?とよくみるとクモの巣にかかってクモにとらわれている。まだ糸掛けはされていないが、食いつかれた瞬間に麻酔状態にされたらしく、体はきれいなままなのに全く動けない状態だ。
210928キタキ_クモ1035.bmp
 ちょっと暗い気分となったが、クモだって生活が懸かっているわけで、新たに飛び出した黄色が濃い♂を追ってみるが全くとまろうとしない。ブッシュ奥のアレチハナガサで吸蜜するキタキチョウの撮影記録を撮ろうと足元を確認しながらブッシュ内へと踏み込むと、ややくたびれたツバメシジミの♀がV字開翅姿勢をとって休んでいる。
210928ツバメ♀1043.bmp
続いて手前のアレチハナガサにヒメアカタテハがやってきて目の前で吸蜜し始める。新鮮度が低い個体だが、裏面の特徴がきれいに記録できる。
210928ヒメアカタテハ1045.bmp
ほとんど同じタイミングで現れたアゲハチョウは赤いヒガンバナに蜜を求める。
210928アゲハ1047.bmp
遊歩道へともどると路傍のアレチハナガサで夢中になって吸蜜する後翅の突起が長い夏型のベニシジミの姿があり、
210928ベニシジミ1049.bmp
少し離れたアレチハナガサにはアオスジアゲハが飛来して吸蜜し始め、
210928アオスジ1055.bmp
ツマグロヒョウモンのやや翅を傷めた♀も吸蜜する様子のビデオ撮影を楽しむ。
210929ツマグロ1056.bmp
次いでキタキチョウに代わってアレチハナガサの蜜を求めるモンキチョウを撮影記録。
210928モンキ1102.bmp
新たにやってきたヒメアカタテハは鱗粉色がきれいだが右後翅がすでに傷んだ個体で、近くの草葉上で翅の開閉を繰り返す。
210928ヒメアカタテハ1104.bmp
路傍足元のヨモギに小さな幼虫の巣がみられ、たまたま幼虫が巣から外に出ているところを記録しておく。
210928ヒメアカ幼虫b.jpg
顔を上げた瞬間、キタテハらしき飛翔が目に入る。どこかにとまったと再びブッシュを踏みしめながら探すと、きれいな秋型の♂が静かに翅を開閉している。
210928キタテハ1107.bmp
その撮影中に飛ばれてしまうが、どこにとまるかを注意してブッシュを踏み分けて進むと、葉陰で開閉を繰り返すキタテハがみつかる。
210928キタテハ1108.bmp
セイバンモロコシの茂みを飛ぶのはキアゲハで、
210928キアゲハ1114.bmp
産卵対象のノラニンジンを探しているように見えたが、結局どこにも食草を見つけられなかったようで飛び去って行く。
古新堰堤を越えてコムラサキを探しに行く途上、高砂消防署の消防車など車が3台とまり、堰堤のすぐ上の水面に複数の潜水署員がいて、大声で作業手順を確認し合っては潜っている。
210928消防車.jpg
210928捜索1126.bmp
行方不明者の捜索のようだが、地上で見守る消防隊員に声をかけるのははばかれる。
 数日前にコムラサキとゴマダラチョウの追飛翔を眺めて過ごしたカワヤナギ周辺に飛び交うチョウはルリシジミとイチモンジセセリだけで、発生時期は終わったのかと堰堤付近までもどったそのとき、カワヤナギ周りをコムラサキが飛ぶ。結局、撮影できるような葉っぱにとまることはなく、飛翔時の証拠記録をとっただけ。
210928コムラサキ1126.bmp
河川敷の川沿いをみながら進むうちにカナムグラの群生地が見つかり、
210928カナムグラ.jpg
うれしくなって撮影記録をとりながら、この場所の草刈りはしないでほしいと願う。ヒメアカタテハやキタテハと遊んだ部分に戻り、撮影記録がとれるチャバネセセリをねらい、
210928チャバネ1135.bmp
きれいなナブルーを輝かせて飛ぶツバメシジミについてまわると、やがて草葉上にとまって見事に美しい翅表を開いて見せてくれる。
210928ツバメ♂1137.bmp
近づきすぎてとばれても、すぐ近くでまた開翅姿勢をとってくれ、
210928ツバメ♂1138.bmp
本日の記録としては最高の映像がとれる。
posted by クジャクチョウ at 23:00| Comment(0) | 日記

2021年09月26日

曇り空のもと開翅個体に期待

朝からどんよりとしたチョウの撮影には好適の曇り空で、妻に頼んで昨日のシルビアシジミ生息地を再訪問。土手周りで飛び交うシルビアシジミの数はあいかわらず多く、撮影対象となる♂をその中から選んでとまるまで追い続けてみる。路面にとまってすぐに開翅姿勢をとってくれる個体は残念ながら新鮮度が高くないが、色調が通常みる個体に比べて紫を帯びた深い青色。
210926sylvia1104.bmp
ミヤコグサで吸蜜する個体も新鮮度が低くビデオ撮影だけはしておく。次いでカンサイタンポポの花で吸蜜する♂は新鮮個体で、その様子をじっくり撮影しているとハナバチの一種がやってきてシルビアシジミは追いやられてしまう。
210926sylvia1109a.bmp
昨日は個体数が多かったこともあって狭い領域だけで撮影時間をとってあまり歩かなかった土手上部を進んで見ると、羽化して間もないのか、少し飛んでは草葉の上にとまってじっとして動かない個体がみられ、それも続けて2♂を観察。
210926sylvia1123.bmp
210926sylvia1124.bmp
しばらく粘ってみたが翅表を見せてくれることはなし。さらに歩く過程で飛翔中のブルーが濃い♂に注目してついてまわると、うれしいことに草葉にとまってすぐに開翅姿勢をとってくれる。
210926sylvia1126.bmp
きぶんがいいところで昨日はカメラを向けなかったツマグロヒョウモンの♀とチャバネセセリの撮影記録をとっておく。
210926ツマグロ1127.bmp
210926チャバネ1132.bmp
 本日の目的を果たしたところで、昨日、キタテハが夢中で蜜を吸っていたつる性の紫の花の種名を調べるため、植物をいくらか切り取ってから妻が花部分をスマフォで撮影して検索を試みると、いとも簡単にタチカモメヅルがヒットする。
210926タチカモメヅル1.jpg
この花には今日もキタテハが飛来してすぐに吸蜜し始める。
210926キタテハ1142.bmp
210926キタテハ1146.bmp
周りにはキツネノマゴ、アレチハナガサなどの花があるが、このタチカモメヅルの方がお気に入りらしい。
posted by クジャクチョウ at 22:00| Comment(0) | 日記

2021年09月25日

野焼きあとのシルビアシジミ(加古川市志方町)

定期的に野焼きがされる加古川市志方町のシルビアシジミが生息する土手を訪問。ミヤコグサは問題なく広範囲に再生していて、飛び交うシルビアシジミは一目5頭以上。ミヤコグサに産卵して回る♀もいて、
210925産卵1101.bmp
忙しく飛び回る♂が♀に気づくとすぐに求愛行動をみせるが、受け入れる♀は現れない。飛び回る♂の中から新鮮度が高い個体を探し、さらにその中からどこかにとまってくれそうな個体に目星を付けて追いかける。その勘があたっていればいいのだが、なかなか思いにかなう行動をしてくれる個体が見つからない。そこでミヤコグサやヒナギキョウの花が咲く場所でまちぶせる作成へと変更。結局、1時間余りの観察で、撮影機会を得たものについてビデオ撮影記録から選別すると、吸蜜場面の記録中ブタナで吸蜜していた♀にはすぐに飛ばれ、
210925ブタナ吸蜜1105b.bmp
ヒナギキョウでの記録はフォーカス合わせが難しい離れた距離で、
210925ヒナギキョウ吸蜜1116.bmp
カタバミとミヤコグサで吸蜜する場面はきれいな映像が記録できている。
210925カタバミ吸蜜1122.bmp
210925ミヤコグサ吸蜜1112.bmp
210925ミヤコグサ吸蜜1128a.bmp
210925ミヤコグサ吸蜜1128b.bmp
ヌスビトハギと初記録となるワレモコウでの吸蜜場面はビデオ撮影が間に合わず。草むらに静止して開翅する♂をかろうじてファインダー内に取り込めていても、トリミングで編集してはじめて画面の中へと配置できる。
210925シルビア♀1116.bmp
210925シルビア♂1119.bmp
210925シルビア♂1129.bmp
 シルビアシジミ以外では、カタバミが群生する場所にヤマトシジミが飛び交い、ツマグロヒョウモンの♀が少ないスミレ類を探して産卵をしてまわる。ミヤコグサをシルビアシジミと共用しているモンキチョウは雌雄ともに多く見られ、チャバネセセリとウラナミシジミの飛翔もみるが撮影できるような動きではない。
 最後に、ヨシの茎にまとまりつくタチカモメヅルの濃い紫の花で長い時間かけて蜜を楽しむ秋型のキタテハをじっくりと撮影記録して
210925キタテハ1206.bmp
210925キタテハ1211a.bmp
210925キタテハ1215.bmp
210925キタテハ1215a.bmp
チョウタイムを終わりとする。
posted by クジャクチョウ at 20:12| Comment(0) | 日記

2021年09月20日

高砂市のシルビアシジミ

7月末に高砂市のシルビアシジミ生息地でミヤコグサを選別して残せない一斉除草作業が実施されて以降、初めて確認の調査に出向く。生息地一帯はすっかり草ぼうぼうの状態で、ミヤコグサの花が草の陰にちらほらのぞいて見える状況。その深い草むらへと踏み込んでいくと、シルビアシジミの小さな♀が飛んでいるのに気づく。
210920sylvia♀00.bmp
かなり飛び古したとわかる個体で、目の前で産卵することはなかったが、おそらくすでにいくらかの産卵を済ませたことだろう。ミヤコグサの花が多い草地へと進むとミヤコグサを食草として共用しているツバメシジミの♀の姿があり、
vs210920-001.BMP
さらに目を凝らして探してようやくミヤコグサの花蜜を求めるシルビアシジミの♂がみつかる。
210920sylvia♂02.bmp
210920sylvia♂03.bmp
210920sylvia♂04.bmp
210920sylvia♀01.bmp
210920sylvia♂05.bmp
この草地で30分ほど粘って合計3♂2♀のシルビアシジミを観察でき、除草後でも安定した発生を継続できていると考えられて一安心。なお、撮影記録を整理していてシルビアシジミの1♂の裏面にわずかだがオレンジ色を帯びた個体がみられ、
210920sylvia♂01.bmp
太陽光の反射だけでは説明ができない色調に見える。
 シルビアシジミの生息地ではテリ張りをしているツマグロヒョウモンの♂と、ツバメシジミと同じくミヤコグサを食草として共用しているモンキチョウが観察できた。そのあと、アサギマダラかゴイシシジミに出会えないかと場所をかえて歩いてみたが、キツネノマゴで吸蜜するヒメウラナミジャノを認めたもののビデオ撮影は間に合わずに近くの葉上へと飛び移られる。小さなセセリチョウが素早い飛翔を見せるがイチモンジセセリかチャバネセセリか判別はできない。結局、クズのマントが茂る部分でコミスジとの出会いを撮影記録し、
210920コミスジ1150.bmp
ふるびたアゲハの飛翔とミヤコグサの生育していない部分で多く飛び交うヤマトシジミを眺めながら退散。

posted by クジャクチョウ at 19:21| Comment(0) | 日記

自然観察ノート