2022年04月30日

加古川のシルビアシジミ

ギフチョウの産卵調査を終えたあと、加古川市のシルビアシジミ生息地に寄り道をして、ミヤコグサが多く咲く土手周りを探索。
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ヤマトシジミとの混生地であるため、飛んでいる個体のうち、垣間見える翅表の色調でシルビアシジミを見分けてその飛翔についていく。すぐに開翅してくれた♂は比較的新鮮度が高く、
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そのあと、ニガナの花で吸蜜する個体は、後翅がいくらか破損した、低温期にみられる翅表に青鱗粉が発達した♀で、
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次の花へと転飛する際にみえた濃い青鱗粉は、前翅端の黒鱗粉の幅が広くなる夏型の♂と見間違うほどに発達している。ミヤコグサの周辺にはアカバナユウゲショウが咲き、その花蜜を求めるツマグロヒョウモンの♂をみたが、この花で吸蜜する例は珍しい。
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2022年04月22日

高砂市のシルビアシジミ Ser.2

4/19に♀を確認した高砂市の生息地で♂を探す。あまりみないタイプの先端部にピンク色を帯びるシロツメクサを撮影した時点で間違いなく濃い青色をちらつかせながらシルビアシジミの♂が飛ぶ。撮影に不向きな止まり方をしている場合にはワザと驚かせるなどしてその飛翔についてまわり、開翅して見せてくれることを願うが少しも翅を開こうとはしない。逆光で見ると翅縁の細毛がよく揃った新鮮個体である。
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それでも全く開翅する気配を見せないため、先日の♀はどうしているかと探してみる。発生個体数が少ない時期でそう簡単には見つからないが、以外にもミヤコグサが多くはない草むらでみつかる。ヤマトシジミの白っぽい感じとは違った裏面の灰色と、ときおりみる翅表の藍色を帯びた青色でシルビアシジミの♀だとわかるわけだが、この個体は路面に近い場所に静止してすぐに開翅して見せてくれる。
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もしかしてあの♂も開翅してくれるかもしれないと、最初の草地に戻って探すと、ベニシジミが夢中でシロツメクサの花蜜を吸うすぐそばで開翅する♂がみつかる。何もしないのに飛び立たれるが、遠くはない草地にとまってすぐ開翅する。翅脈がくっきりと目だってとても美しい。
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本日の目的を達成できて車で待つ妻の元へと戻る足取りが軽く、車内ですぐに開翅場面を見てもらう。
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2022年04月19日

高砂市のシルビアシジミ Ser.1

もう発生しているかもしれないと、妻に頼んで車で生息地へ。草地にはミヤコグサが黄色い花を目いっぱい咲かせていて、高砂市上下水道部がこの草地を傷めることがないようにと保全のための掲示札を準備してくれているのがありがたく、帰宅後にはお礼のメールを入れておく。紫色の花がきれいなキランソウの群落も目に優しい。
 シルビアシジミはかろうじて1♀だけが観察でき、ミヤコグサとニガナでの吸蜜場面も記録できる。
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あとはきれいなベニシジミとヒメウラナミジャノメ、そして路面へと飛び出てきて日向ぼっこを始めるヒオドシチョウを記録して撤収。

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2022年04月17日

桜にジャコウアゲハ

今年は桜の花が早く終わってしまい、桜で吸蜜するジャコウアゲハをみることはできないとあきらめていたのだが、思いがけず例年にない光景に出会えた。
 4/14に観察したジャコウアゲハのその後を見るつもりで訪れた公園内を飛ぶジャコウアゲハはただの1頭で、咲き始めたドウダンツツジで吸蜜するのが目に入り駆け足で近づいたがすぐに姿を消す。土手方面へと目をやるとわずかに残る桜の花へと飛ぶジャコウアゲハがいて、いくらかこだわるような飛翔でクスノキの茂みを縫うように飛ぶ。その動きを追っていると、土手側へと飛び出て菜の花で吸蜜し始める。いくらか長居してくれそうな気配に、急ぎ公園内から走り出てやっと菜の花へと近づいたというのに、吸っていた花を離れてしまう。菜の花とジャコウアゲハという映像記録は取れないままチョウはつれなく飛んでいく。もう花蜜に飽きたのかと思いつつ飛翔から目を放さないで追い続けると、大きな桜の樹の高い位置に桜の花が残る部分があって、そこで蜜を吸い始めたように見える。今まで気づかなったが桜の花が咲き残る部分で花蜜を求めているのは2頭となっていて、望遠モードでフォーカス合わせを試みると何とか記録できそうだが首とカメラを固定する腕が疲れる。
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しかし例年にない吸蜜シーンの展開を我慢強く撮影し続け、他にも咲き残る花へと転飛して、青空を背景に吸蜜する映像も記録できる。
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 その後、土手側にある錆びた鉄管柵の下に帯蛹となっていた越冬蛹から羽化してきた個体がいて、翅を伸ばす段階で風にあおられている様子の記録もとれ、
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ルンルン気分で帰路につく。
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2022年04月12日

黒岩山

ウエルネスパークの西側から急な階段を経た行者山へのルートを選択すると途中の岩登り部分にはロープが準備されていて、ちょっとした登山気分が味わえる。尾根道沿いのコバノミツバツツジは満開を過ぎようかという状況だが、ヤマツツジはまだ咲き始め。ネジキの開花はまだまだで期待したコツバメとの出会いはなし。アゲハが多く、やはり春型の裏面にみられるオレンジは得も言われぬ美しさで、次いでキアゲハも追飛翔を展開する。テリハリをするのは越冬明けのヒオドシチョウで2個体が離れて陣取っている。
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ルリ帯が輝いて美しいルリタテハもわずかの時間開翅して見せてくれ、その後、ウバメガシの茂みへともぐりこむような飛翔も見たが、樹液が出ていてそこに来ていたのかもしれない。ベニシジミは気温が高くなったのか日陰となった葉上で休憩し始める。蝶道を形成して飛ぶのはクロアゲハでカラスアゲハの登場はなし。キタキチョウも忙しい動きで、ミヤマセセリとともに何度か尾根道を横切って飛び、さらに忙しいのはルリシジミで周りの梢を飛び回るだけでとまることがない。昼近い時間帯となってアオスジアゲハの旋回飛翔がみられるようになる。意外なのは加古川のチョウ発生状況としてまとめている表のなかで4月中旬のアオスジアゲハの観察が本日の記録で初めてとなる。毎年のようにチョウの舞が展開される新緑がまばゆい空間では、アゲハとキアゲハを主とした追飛翔に、ヒオドシチョウがスクランブル飛翔で入り込み、そこにミヤマセセリ、アカタテハ、ヒメアカタテハなども混じって、4,5頭が入り乱れるチョウの舞が展開され、ずっと眺めていても見飽きることがないが首は疲れる。
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2022年04月09日

第2回ギフチョウ観察会

二度目のギフチョウ観察会は、山頂部広場の手前で飛び遊ぶギフチョウが新緑のツツジの葉上で休憩し始めた情景の撮影に失敗するという情けない思いを引きずった状態で、桜への飛来を期待して待つメンバーのいる広場へと進む。遅れて大阪からだというM氏の友人がやってくるが、なんと昨年ヒメヒカゲの♀を見つけて知らせてあげ、指先にもとまってくれたと喜んで見せてくれたOs氏とその仲間だとわかってお互いが驚いてしまう。
 この日は羽化して間もないと見える新鮮個体が、他の個体よりは明らかに緩やかな飛翔を見せ、やがて桜の枝先にとまって参加者全員が心行くまで撮影を楽しめる大サービス。
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この個体はその後もヒノキの葉上でのんびりと休憩するなど、撮影モデルとして活躍してくれ、ついには桜の花にもとまってみせてくれるという大サービスぶりで、大阪からはるばるやってきたOsさんも満面の笑顔を見せる。
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 本日見られた個体は5頭以上で、ときには3従連となる追飛翔もみせてくれ、2008年の情景に次ぐすばらしいギフチョウの舞を楽しめた。
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2022年04月02日

第1回ギフチョウ観察会

「加古川の里山・ギフチョウ・ネット」の2022年の第1回行事はギフチョウの観察会。最初に登った山の山頂部に飛んでくるギフチョウはいなく、ヒルトップまで登ればギフチョウに会える確率が高い別の山へと転戦。到着した頂上部では重たい水2Lのペットボトルを真っ先に下ろす。あたりにはコバノミツバツツジが8部咲き以上に咲いていて、最初に現れたのは越冬明けのヒオドシチョウ。
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次いでアゲハチョウがやってきて路面で日向ぼっこを始める。
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このヒルトップは尾根筋の縦走を楽しむハイカーが次々とやってきて次の目的場所へと進んでいく。昼食タイムをとる女性陣もいるそばで、やがてギフチョウが日向ぼっこを始める。
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ギフチョウネットのメンバーがカメラ撮影を始めると、昼食をとっていたご婦人たちもスマフォを使って撮影を始める。ギフチョウという名前は知っているようだ。ここで見たのは2♂だけ。
posted by クジャクチョウ at 22:00| Comment(0) | 日記

自然観察ノート