4/19に♀を確認した高砂市の生息地で♂を探す。あまりみないタイプの先端部にピンク色を帯びるシロツメクサを撮影した時点で間違いなく濃い青色をちらつかせながらシルビアシジミの♂が飛ぶ。撮影に不向きな止まり方をしている場合にはワザと驚かせるなどしてその飛翔についてまわり、開翅して見せてくれることを願うが少しも翅を開こうとはしない。逆光で見ると翅縁の細毛がよく揃った新鮮個体である。

それでも全く開翅する気配を見せないため、先日の♀はどうしているかと探してみる。発生個体数が少ない時期でそう簡単には見つからないが、以外にもミヤコグサが多くはない草むらでみつかる。ヤマトシジミの白っぽい感じとは違った裏面の灰色と、ときおりみる翅表の藍色を帯びた青色でシルビアシジミの♀だとわかるわけだが、この個体は路面に近い場所に静止してすぐに開翅して見せてくれる。

もしかしてあの♂も開翅してくれるかもしれないと、最初の草地に戻って探すと、ベニシジミが夢中でシロツメクサの花蜜を吸うすぐそばで開翅する♂がみつかる。何もしないのに飛び立たれるが、遠くはない草地にとまってすぐ開翅する。翅脈がくっきりと目だってとても美しい。

本日の目的を達成できて車で待つ妻の元へと戻る足取りが軽く、車内ですぐに開翅場面を見てもらう。
posted by クジャクチョウ at 22:00|
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日記