2022年05月15日

クリンソウにオナガアゲハ

神崎郡市川町の岩戸神社までクリンソウを見に行く。オナガアゲハの吸蜜場面に出会えることを期待し、運が良ければカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハも花に来るかもしれない。数年前に竹内さんに案内してもらってきたときのような密度濃く咲く状況ではなくなっていて、クリンソウはまばらに咲くのをみるだけ。駐車場のキイチゴ近くにヒメウラナミジャノメが多く、翅の傷んだ個体だが背景が抜けたいい位置にとまってくれる。
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杉の大木がある薄暗い草地にフタリシズカ、エビネランなどがみられる。ときどきカラスアゲハが飛ぶが花に来ることはない。一人は小さな脚立をもって地元のご婦人の2人連れが歩いてくるので花が少ないことを話すと、毒のあるクリンソウの手入れは楽ではなく、以前に比べると確かに花の数が減っているとのこと。
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しばらく粘ってようやく30mほど離れた位置の道路沿い斜面に咲くクリンソウにオナガアゲハがやってきているのに気づき走り寄ってビデオ撮影。♂に比べて会う機会が少ない♀で、次々と場所を変えながらも長い時間モデルとなってくれる。
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2022年05月14日

シルビアシジミを観察

ギフチョウの幼虫調査を終えた段階でなお天候は曇りだが、ミヤコグサの花が咲く草地でシルビアシジミを探してみる。ギフチョウ幼虫の調査の途中でミヤコグサの花蜜を仲良く楽しむ2個体を見ていたのだが、
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あの時間帯よりも気温が下がっているのか飛び交う個体がいない。そこで、土手の斜面をていねいにみて回ると、草葉の上でじっとしている♀がみつかる。
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少し離れたところにも別の♀がいて、この個体の新鮮度はすでに低い。
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この個体を驚かせて飛んでもらうと幸いミヤコグサへと転飛してくれ、しばらく見ていると吸蜜し始め、
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吸蜜を終えるとゆっくりと開翅姿勢をとってくれる。
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新鮮度が低いだけでなく、低温期にみられる青鱗粉が発達した個体でもないのが残念。やがて太陽が少しだけ顔を出して明るくなり気温も上がったのか♂が飛び出してくる。ヒメウラナミジャノメがそばを飛ぶとその飛翔についてまわったりするが、その追飛翔が終わるとミヤコグサで吸蜜し始める。この個体も新鮮度が低いが、しっかり開翅姿勢をとってくれ、
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♂♀ともに撮影記録がとれたことで満足。
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ギフチョウの幼虫数調査

朝4時ころまで降り続いた雨で草葉に雨露が多く残る状況で、ギフチョウの幼虫数調査。4月30日には、加古川市環境政策課の職員2名の協力も得た9名の参加で9時過ぎから12時半まで、ヒメカンアオイが自生する雑木林6か所を巡ってその葉をめくっては葉裏への産卵の有無と数を調べたのだが、本日の参加者は筆者の妻の協力も得てわずか4名。いちいち葉をめくらないと見つけられない卵の調査と違って、幼虫の場合は食痕という目印があるため調査の効率はいいが、それでも幼虫は葉の裏にいるため、食痕を認める葉をめくってその数を確認する作業は決して楽ではない。
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初令幼虫であれば孵化した後しばらくは同じ葉裏に群れとなっているが、令数が高くなるにつれて分散するため、食痕がある葉の周りまで調べる必要もあり、
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雨上がりのような湿り気を好むマムシがいないことも確認しなくてはならない。5月の半ばだというのにまだ孵化していない卵も見る。
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実際に出会う比率は高くないが、葉の裏が暗紫色のヒメカンアオイに幼虫がいる場合、薄暗い雑木林内では目立たなくて数えづらい。
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 結局、この日も6か所を巡って11時半までを要し、約400頭の幼虫を確認できたようだが、正確な数値は竹内さんがまとめた後で報告してくれる。
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2022年05月10日

加古川のシルビアシジミ

 シルビアシジミ生息地の近くを通った際、土手周りにミヤコグサの黄色い花が一面に咲いている情景が観察でき、チョウの数もきっと多くなっているだろうと現地を訪問。ところが花は見事に多いが、飛び交っていると思ったチョウがあまりに少ない。最初に見た♂も新鮮度が低く、発生の谷間になっているようだ。
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混生するヤマトシジミもみるがきれいな♂だ。
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ミヤコグサの黄色い花のじゅうたんを踏まないように歩いてチョウを探して、ようやく飛ぶ個体は♀で、時にはミヤコグサで吸蜜するが
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多くの場合草陰へともぐりこむのは産卵行動だ。
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産卵したばかりのミヤコグサを調べると確かに卵を確認できるが、ギフチョウの産卵でみたようにシルビアシジミもポツンと離れた小さいミヤコグサを選択している。
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その後、何度かミヤコグサで吸蜜する♂に出会えても、すぐに転飛して姿を見失い、撮影できたのは路面近い草葉上でV字開翅する場面だけ。
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ネジバナ、アザミ、ブタナ、ヒナギキョウなどよく見ればきれいな花が咲いているが、本日の吸蜜はミヤコグサでのみ。
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2022年05月07日

テニスのあとで蝶観察

高砂公園で松林の木陰を飛ぶモンキアゲハをビデオカメラで追ってみたが記録ができていなく、ナガサキアゲハ♂の飛翔映像はとれているが証拠記録のみ。アゲハとアオスジアゲハも元気よく飛び交っているが撮影機会はなく、花壇にやってきたツマグロヒョウモン♀と、
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パンジーからトベラの花へと転飛して、花蜜に夢中の♂を記録。
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先日はアカバナユウゲショウ、本日はトベラと、吸蜜植物としてはこれまで観察例のない珍しい記録となった。
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2022年05月05日

西播磨のりんご畑で

昨年とほぼ同じ時期に西播磨のりんご畑を訪れると、リンゴの花がほとんど散っているが、まだ咲き残る花の蜜を求めて多数頭のウスバシロチョウが飛び交っている。幸い畑への入り口が開いているので立ち入らせてもらい、思う存分ビデオ撮影を楽しむ。
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交尾済みの♀にアタックをしてみごとに拒否される♂の姿を二度も観察でき、
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さらには3個体が絡む場面にも出くわすが、
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何が起ころうとしていたのかわからないまま。今年も、ウスバシロチョウがリンゴの花で吸蜜する光景を存分に撮影記録できて、
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意気揚々と帰路につく。
posted by クジャクチョウ at 22:15| Comment(0) | 日記

西播磨の渓流沿いでチョウ観察

渓流沿いに咲くミツバウツギとグミの花の近くで待っていると、ミヤマカラスアゲハ、オナガアゲハ、コミスジ、スジグロシロチョウ、アカタテハ、アオバセセリなどが次々と吸蜜しにやってくる。
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ミヤマカラスアゲハの♂はグミの花で吸蜜する際に、太陽光を受けてきれいに輝く翅表を見せてくれたが、
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スジグロシロチョウは撮影記録がとれるような動きをしてくれず、アオバセセリも花から花へとすぐに移っていくので撮影が難しい。
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2022年05月04日

ツマグロヒョウモンが蛹化

4/26に庭の路面を徘徊していたツマグロヒョウモンの幼虫をバルコニーの植栽エニキの鉢内に自然に生育しているノジスミレの近くに移して以降、キハダを植栽した鉢や、小さいエノキを植栽しているプランターなどを渡り歩き、スミレの葉を食べてさらに成育している。5/1から蛹化の準備だと思える徘徊が始まり、どこに落ち着くかと様子を見ているのだが、結局、プランター内の小さなエノキの枝への下垂蛹に決めたようで、上から見れば固定のために綴った糸が観察でき、
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17:40時点で横から見ると間もなく下垂前蛹となりそうな態勢をとっている。
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 5/4:できれば蛹化の瞬間を記録しようと時々のぞいていた前蛹の蛹化して間もない状況を観察。
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脱皮の瞬間は見落としたが、前蛹のいかにもやせたように見える体から変身して現れた蛹の形はまさに魔法のようで、上半身がまだ透けるような明るい褐色だった蛹は、約5時間後には金色紋の輝きが美しく、
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体中を鋭い棘で守る黒褐色の精悍な姿に落ち着いている。
posted by クジャクチョウ at 23:00| Comment(0) | 日記

2022年05月03日

高砂市のシルビアシジミ Ser.4

シルビアシジミの発生個体数が増えていることを期待して高砂市の生息地を調査。狭い土手斜面に咲くミヤコグサ群落から見ていくと、明らかに産卵目的でミヤコグサの周りを飛ぶ、かなり新鮮度が落ちた♀を観察。
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目の前では1個だけの産卵を確認でき、その後日当たりのいい路面に移動して休息し始める。
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この♀がこの場所でどれだけ産卵したのかまでは調べていないが、できるだけ多くの産卵をして次代へとつないでほしい。ミヤコグサが多い平坦部を歩くと♂が飛び出すが、それもただの1頭で、強く吹き付ける風のせいで、草葉上にしがみつく様子がみられるだけで飛び遊ぶまでには至らない。
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結局観察できたのは1♀1♂という状況でさみしい限りだが、風が強く気温もあまり上がらないことで活動していない他の個体もいたことだろう。
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2022年05月01日

高砂市のジャコウアゲハ

ジャコウアゲハの生息地では、まず「ぼたん公園」内のヒラドツツジが満開状態となっているところで待っていると、筆者が保全活動をしたおかげで世代をつなげられていることに感謝しているかのようにカメラをもって立つ筆者の体周りを飛んでは花の蜜を求める個体が現れる。
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その後、次々と吸蜜しに来るのは新鮮度が落ちた♂ばかりで、それらの記録をとっていると、いつの間にか♀がやってきており、土手の方へと飛んでいく。本日訪問の目的は母チョウによる産卵状況の確認であり、すぐに公園から土手方面へと移動。ウマノスズクサが広範囲に生育した状況下、産卵にやってきている♀が3個体。翅が白っぽく見える個体から、黒鱗粉が発達した個体などいくらか違いがみられ、できるだけきれいな♀に狙いを定めて飛翔を追ってみる。平坦部にもウマノスズクサが育っているのに、母チョウは土手斜面のウマノスズクサへの産卵を好むようで、筆者はビデオ撮影をしながら滑りやすい土手斜面で足場を確保しつつ飛翔を追って行ったり来たりするはめに。
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母チョウは産卵にかなりのエネルギーを使うとみえ、途中で翅を広げて休憩タイムをとる個体も見る。広畑正巳・近藤伸一共著の「兵庫県の蝶」(2007)には”食草に幼虫をはなさなければ成虫は飛来しない”という正しくない記述があるが、本日の産卵例では、すでに孵化したばかりの初令幼虫がいる葉裏への産卵や、お尻をまげて産卵を終えた後で確認すると、ウマノスズクサの葉のすぐそばに位置していたと思える他の植物の茎に産み付けた卵が確認できる。
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母チョウはウマノスズクサの葉っぱのへりに脚をかけて頭はその上側しかみえていなく、感覚だけで産み付けるために、稀にこのような的外れの産卵も起こるのだろう。
posted by クジャクチョウ at 20:00| Comment(0) | 日記

自然観察ノート