2022年05月01日

高砂市のジャコウアゲハ

ジャコウアゲハの生息地では、まず「ぼたん公園」内のヒラドツツジが満開状態となっているところで待っていると、筆者が保全活動をしたおかげで世代をつなげられていることに感謝しているかのようにカメラをもって立つ筆者の体周りを飛んでは花の蜜を求める個体が現れる。
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その後、次々と吸蜜しに来るのは新鮮度が落ちた♂ばかりで、それらの記録をとっていると、いつの間にか♀がやってきており、土手の方へと飛んでいく。本日訪問の目的は母チョウによる産卵状況の確認であり、すぐに公園から土手方面へと移動。ウマノスズクサが広範囲に生育した状況下、産卵にやってきている♀が3個体。翅が白っぽく見える個体から、黒鱗粉が発達した個体などいくらか違いがみられ、できるだけきれいな♀に狙いを定めて飛翔を追ってみる。平坦部にもウマノスズクサが育っているのに、母チョウは土手斜面のウマノスズクサへの産卵を好むようで、筆者はビデオ撮影をしながら滑りやすい土手斜面で足場を確保しつつ飛翔を追って行ったり来たりするはめに。
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母チョウは産卵にかなりのエネルギーを使うとみえ、途中で翅を広げて休憩タイムをとる個体も見る。広畑正巳・近藤伸一共著の「兵庫県の蝶」(2007)には”食草に幼虫をはなさなければ成虫は飛来しない”という正しくない記述があるが、本日の産卵例では、すでに孵化したばかりの初令幼虫がいる葉裏への産卵や、お尻をまげて産卵を終えた後で確認すると、ウマノスズクサの葉のすぐそばに位置していたと思える他の植物の茎に産み付けた卵が確認できる。
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母チョウはウマノスズクサの葉っぱのへりに脚をかけて頭はその上側しかみえていなく、感覚だけで産み付けるために、稀にこのような的外れの産卵も起こるのだろう。
posted by クジャクチョウ at 20:00| Comment(0) | 日記

アオスジアゲハの珍しい変異個体

ジャコウアゲハの生息地へ向かう途上、トベラの花に蜜を求めるアオスジアゲハがいるので自転車を止めてビデオ撮影。帰宅して編集にとりかかった時点で、エサキ型であることに気づく。さらによくみるとハンキュウ型の紋も発現しているが、その変異紋がみられるのが右前翅だけであることもわかる。
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このように片一方の翅だけに変異紋が発現した例があるのかどうか、新田氏による「変異・異常型図鑑」には発表例がなく、かなり珍しい例だと思われる。
posted by クジャクチョウ at 15:00| Comment(0) | 日記

自然観察ノート