2022年06月09日

ヒメヒカゲ調査 Ser. 10

連続5日となるが、昨日11時過ぎの個体数の少なさが気になってフィールドへ。午前中には時間が取れなく現地到着は15時15分で調査の開始は20分。
 今日も草原に水たまりはないがマムシのことを考えて長靴に履き替えて草むらへと立ち入る。心配した通りやはり個体数があまりに少ない。最初に飛び出てきた個体は比較的きれいな♀。次に前方で飛ぶ個体を確認すると赤字のマーキングがあり、7-3とはっきり読み取れる。6月7日に書き込みをした3個体目の♀で、少し飛んでとまったと思えばすぐに翅の開閉を繰り返す。
220609ヒメ♀7-3_1536.bmp
続いてみる個体にも赤文字があって8-4だと読みとれる。
220609ヒメ♀8-4_1537a.bmp
6月3日にマジックペンの軸が太すぎてうまく数字の書き込みができなかった個体も元気な姿を見せるが、撮影記録を嫌って飛び去られる。細道をたどって進むトランセクト調査のルート上では3♂だけが確認でき、今年初めて見るヒカゲチョウは飛び出した後薄暗い木陰に身を隠すが、新鮮個体で美しい。
220609ヒカゲチョウ.bmp
1株だけ観察できたヤマトキソウは、盗掘されないよう枯れたシダの葉で目立たないようにおおって隠しておく。
 元の草原へと戻り、お茶でも飲んで一休みしようと思ったそのとき、鮮やかなオレンジ色のウラギンスジヒョウモンが「お疲れさん」とでも言いたげなタイミングで飛来し、目の前のケネザサの葉上で翅の開閉を繰り返し始める。
220609ウラギンスジ1550.bmp
やはり俺様は引きが強いわい、と自己満足できる状況で、じっくり撮影記録をとり終えるとおもむろに飛び立って、イヌツゲの葉陰へともぐりこむ。ノイバラの棘の痛さをものともせずに藪漕ぎでその姿を探すと、肉眼ではその位置がわかるが薄暗い場所にいる個体に関してはビデオカメラのファインダーでの捕捉が簡単ではない。もっと近づけば、と進むとさすがに嫌われて飛ばれてしまうが、まだ引きの強さが残っていて遠くへとは飛ばずに近くのハリエンジュの葉裏にとまって翅の開閉を繰り返す。
220609ウラギンスジ_hariennju.bmp
この美しいチョウの大サービスをしっかりと享受して撤収。
posted by クジャクチョウ at 21:00| Comment(0) | 日記

自然観察ノート