2017年07月17日

1707北海道蝶紀行-2

 July 12, 2017、オオイチモンジとの出会いを目的とした富良野市編-1:1999年7月8日に訪れたときは林道の複数個所でオオイチモンジ♂との出会いがあり、林道奥半ばでは路面で吸水中のオオイチモンジの新鮮♀個体がいて、この珍しい光景をビデオ撮影しなければと近づいたとたんに飛び立たれ、そのまま姿を消されるという悔しい思いをした。翌2000年7月15日の訪問ではオオイチモンジにはまったく出会えなかったが、林道路傍沿いにはおびただしい数のコムラサキとヒオドシチョウが吸水していて、エゾスジグロシロチョウの大集団吸水群のそばを車で走ると、まさにチョウ吹雪が舞う光景が展開し、しばらく待って集団が再形成されてからそのすごい情景のビデオ撮影記録をとったりした。その林道が、今年は入口手前にいきなり「全面通行禁止」の立て札がある。どういうことかといぶかりながら進むと大きな重機が動く護岸修復工事が進行中で、そのそばを走っても工事関係者から止まれとの注意がないので行けるところまでと進む。
 最初のチョウは湿り気のある路面で吸水中のコムラサキ。翅表のムラサキの輝きはときおり開翅して見せてくれる瞬間にだけ観察できるが、北海道産は幻色が濃くてきれいだ。
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道の真ん中に転がる獣糞ではシータテハやコチャバネセセリが夢中になって吸汁している。
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木陰となった湿地帯にはキバネセセリがあちこちで吸水しており、どこで発生しているのかその数の多さに驚く。
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ミドリヒョウモンも複数頭が吸水しており、北海道産は裏面の緑色がことさら美しい気がする。
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オオイチモンジの姿はなく、さらに湿り気のある部分がないかと走ると、1kmも進まないところで倒れこんだ大きな柳の樹が道をふさいで完全に通行不可という状況を目にし、全面通行禁止とした理由に納得。道をふさいだ小山部分にある獣道様の小径で続く徒歩で進めるルートをたどってみて見えた林道の実態は、道幅の4/5程度が完璧に破壊されて大きくくぼんでいる情景に驚くばかり。すさまじい土石流によるものだろう。大きな石がごろごろとむき出しとなって荒れた部分を踏みながら慎重に奥へといってみると、100mも進まないところで大きな水たまりがあってもはや徒歩でも先へと入り込めない。川原に出てみると、倒木で翅を休めるキタテハや、
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交尾中のミヤマクワガタが3組もいて、このような光景はみたことない。
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川べりのブッシュをかきわけて進めば、再び荒れた林道を奥へと行けそうだが、クマの出没など、これ以上の単独行動には不安があり、惨めでやるせない気持ちのまま林道の湿り気のある部分にもどってチョウタイム。路面に湿り気のある部分は3か所でそれぞれが約200m離れていて、途中は日照りがきつい乾いた道を歩いて往復するわけだが、北海道なのに日中の気温が30度近くなっていて楽ではない。木陰に止めた車のそばで軽く昼食をとるあいだ、何に惹かれるのかシータテハが車のボディーにこだわるような飛翔を見せて静止する。
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湿り気があるとは思えない路面にストローをのばすシータテハも少なくなく、
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渓流沿いの樹にヤマキマダラヒカゲが固執しているので確認すると樹液が出ているらしく、スズメバチやここでも交尾中のミヤマクワガタを見る。
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一番奥の湿地帯まで暑さをがまんして戻ると、クジャクチョウがやってきている。
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裏面に何かにこすったとみえる筋のあるルリシジミも吸水中で、やがて飛び立った瞬間に美しいルリ色が輝く。
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ヤマキマダラヒカゲの記録も撮っておこうと再び樹液のある場所にもどると、樹液の出ていない反対側でもミヤマクワガタが愛を育んでいる。
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湿地帯へともどれば、愛山渓で花蜜を求めて飛来した個体が撮影できなかったコヒオドシが吸水中で、ようやく撮影記録がとれる。
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ゼイルスを探して木々を眺めて歩くと、高い位置で花蜜を求めるメスグロヒョウモンの♀個体が、オオイチモンジにも見えてしまう。
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メスグロヒョウモンの♂個体はミドリヒョウモンに混じって路面で吸水をしている。
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路傍のヒメジョオンで吸蜜しているギンボシヒョウモンを記録したところで、この林道には明日再び訪れることとして、
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ずっとチョウタイムに付き合ってくれる妻のために観光タイムへと切り替え、ファーム富田のラベンダーを鑑賞。そこでもラベンダーの花畑を飛び交う複数のクジャクチョウがいて、妻が撮影に好適な個体を教えてくれる。
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最後に訪れたフラワーランドでは多数頭のモンシロチョウが目立つ中、モンキチョウもみる。
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posted by クジャクチョウ at 08:28| Comment(0) | 日記
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