2019年01月29日

後翅白条紋

リュウキュウムラサキの蛹が冬の冷え込みを耐え、少しずつ羽化してくれており、昨日に待望の後翅に大きな白状紋をもつメスが羽化した。
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特に冷え込みが懸念される朝方にはカーボンヒーターを使って吹き流し全体を温め、蛹が乾燥しすぎないように適度に霧吹きで水分も補給しているのだが、最後の段階で翅が十分に伸ばせないかわいそうな個体もいて、今回のような大型のメスのほぼ完全な羽化個体にはほっとする。
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オスほどのムラサキ幻色の輝きはみられないが、産卵してくれた母チョウに似た美人だ。
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1997年9月に竹富島で初めて後翅に大きな白状紋をもつ美麗メスに出会い、撮影記録も残せずに飛び去られたあの悔しい思いをようやく果たせた気分だが、あのときの美麗個体は今でも鮮明に脳裏に刻み込まれている。ちなみに竹富島には「る山」というサンゴ店があって、そこの主人がいくらかチョウにも関心があり、店内に標本を展示しているのだが、その中に後翅にみごとな白状紋のあるリュウキュウムラサキも入っている。筆者は1998年にその標本を目にしているが、長期間の室内展示で残念ながら標本は色あせて美しさを失っていた。その日、物静かな主人から、ヤエヤマムラサキの蛹が店の軒先にも下垂したことがあるという話を聞かされ、前年に近くで実際に御嶽の壁などに下垂する自然蛹をみたあとでもあって、話がもりあがったが、リュウキュウムラサキについて触れることはなかった。
posted by クジャクチョウ at 11:06| Comment(0) | 日記
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