2019年10月20日

ジャコウアゲハ幼虫の移動を確認

 加古川沿い県道両側の土手斜面での国土交通省による除草作業が始まり、まもなく高砂市のジャコウアゲハ生息地へと進んでくるため、あらためて幼虫や越冬蛹の様子を見に行ってみた。アキニレへの大移動が順調に終わりつつあることと、高砂市上下水道部浄水課の配慮によってウマノスズクサが保護された土手下平坦部で終令幼虫4個体を確認し、ロープで囲ってくれた場所のセイバンモロコシの大部分を鎌で刈り取っておいた。
 例年、越冬蛹が帯蛹となるコンクリートブロックはどうかと調べると、今年は3個体がやや目立つ位置に蛹化しており、
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平坦部のコンクリート壁面にも1個体をみる。土手斜面の幼虫が公園側へと渡る鉄管の下部には、先に確認した越冬蛹3個体以上には増えていなく、それら蛹の撮影記録をとり、平坦部のウマノスズクサで摂食を続ける終令幼虫の記録も終え、あらためて鉄管に目をやると、まさに公園側へと渡り歩く幼虫の姿を目撃でき、急ぎ観察記録をとる。
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最後に、土手斜面の除草作業で犠牲となる幼虫や蛹が出ないように、今一度斜面下部分を確認しながら歩くと、土手斜面下半分に設けられたコンクリートブロックの上を斜面草地から降りて下方部分へと移動する幼虫がいるのに気づく。
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観察できた移動中の幼虫は10頭以上で、これまでこのような移動にはまったく気づかなかった。さらによく見れば、斜面からコンクリートブロックへと垂れ下がるように根を広げる芝類の長い茎部分に帯蛹となった越冬蛹がみつかり、総数で4個体。
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除草作業で刈り取られる可能性もあるため、これらは回収して室内で来春まで保管することに。
 本日は、土手斜面で成育した終令幼虫が次々と平坦部へと移動するその実態を観察でき、鉄管を伝って公園側へと渡り歩く幼虫の姿も観察できるという、実に収穫の多い結果となった。
posted by クジャクチョウ at 22:34| Comment(0) | 日記
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