梅雨明け初日の暑い午後、8月の高砂シルビアシジミ生息地の状況を確認しにでかける。春にみたミヤコグサの多い草地にミヤコグサの花はなく、ミヤコグサも極端に少ない様相で、シルビアシジミの姿がない。遊歩道沿いにはちらほらとミヤコグサの黄色い花があるが、そこにもシルビアがいない。しばらく粘ってみると、小さなブルーが飛ぶ。ミヤコグサのある草地を低く飛び回り、少し止まったかと思うとすぐに飛ぶ忙しい動きについて回り、ビデオカメラのファインダーで視認できない低いアングルでの撮影だったが、何とかその個体がシルビアシジミだと判別できる記録がとれている。


路傍に咲くコマツナギの花周りにもシジミチョウがいるので近づくと、まぎれもないシルビアシジミの♀で、



今までに観察例のないコマツナギでの吸蜜シーンが記録できる。「兵庫県の蝶」 (2007) にはミヤコグサ、シロツメクサ、ヒメジョオン、ニガナ、キツネノマゴ、カタバミの6種が記載されており、筆者が観察記録したアメリカセンダングサ、アリアケスミレ、オオイヌノフグリ、オオニシキソウ、カンサイタンポポ、コメツブウマゴヤシ、ツリガネニンジン、ヒナギキョウ、ヒメハギ、ヨメナ、イヌコモチナデシコ、ヌスビトハギ、ブタナの13種を「きべりはむし」に投稿しているが、これで吸蜜植物は14種となる。
posted by クジャクチョウ at 16:40|
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