2020年08月04日

ツノトンボの飼育1か月

 7月1日、加古川のヒメヒカゲ生息地で帽子のつばに付着したツノトンボと思われる幼虫を飼育観察し始めて1か月を過ぎたが、エサとしては落ち葉の間で動くイシノミなどの小動物だとわかっているだけで不明なことが多い。今は、アリジゴクの類だと考えた扱いで、植栽エノキの葉上を徘徊するアリを飼育容器内へと落とし込んですばやく蓋をし、エノキワタアブラムシやアリマキの仲間がみつかれば追加している。成虫としてのツノトンボの大きさを思えば、それまでにいったいどれだけの期間を要するのかまったく予測ができなく、可能な限り今の対応を続けていくつもり。当の幼虫は身を隠す術を心得ていて、変色した草葉の上に陣取っていることが多く、
200804ツノトンボ幼虫.jpg
動き回るアリが大きなアゴが届きそうな近くを通っても、なぜかすぐにとらえるような動きをみせない。それでも、1-2日後には体液を吸われただけだと見えるアリが、形はそのままで転がっている。高砂公園にはこの幼虫よりも大きいアリがいるが、さすがに逆にかみ殺されるかもしれないので試してはいない。春にはカラスノエンドウなどに群生するアリマキを見ており、夏以降の野外でも注意して探してみる。

posted by クジャクチョウ at 10:51| Comment(0) | 日記
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自然観察ノート