2018年09月24日

加古川河川敷などでチョウタイム

ベニシジミ(奥の個体との重なりが面白い)とジャコウアゲハの健在ぶりを確認して加古川河川敷へ。
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台風で冠水した影響かチョウ影が極端に薄い。主目的はキタキチョウの夏秋移行タイプの観察だが、その姿がない。健康維持目的のウォーキング人やロードサイクリング用の軽快自転車がすごいスピードで駆け抜けていく遊歩道沿いで、路傍の草地に目をやりながら走る。例年コムラサキをみるカワヤナギの多いポイントをチェックするべく川原へと降りると、台風で増水した急流に押し倒されたヤナギの無惨な姿が見られる。
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そのときコムラサキの滑空が目に入り、その動きを追うとヤナギの樹影にかくれたあと姿が見えなくなる。どうやら樹液が出ているようで、見上げると確かに枝分かれした高い位置に翅の開閉を繰り返すコムラサキの姿が確認できる。
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撮影のために踏み込んだ足元一面にはキタテハの食草であるカナムグラが群生している。
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再び遊歩道を走ると、路傍草むら内のニラの花にやってきている夏型のキタテハがいる。ゆっくりとブッシュへと踏み込むと左後翅が破損した個体で、できれば反対側から撮影したい。驚かさないように遠回りで望む位置へと動いたつもりなのに、キタテハは敏感に察知して飛び立ってしまう。それでも近くにはアレチハナガサ、カタバミ、そしてニラの花があるだけで、ニラの花蜜に未練を示して舞い戻ってくる。頭がこちら側で望む形ではないが、とにかく撮影記録をとっておく。
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カタバミの黄色い花が群れを成す部分にはヤマトシジミが多く飛び、花蜜を求める個体を探してみる。
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本日はこのあとでも本種の訪花シーンに注意して、アレチハナガサとキツネノマゴで求蜜するシーンに出会う。
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目的としたキタキチョウは少ないながらも夏型、準夏型(夏秋中間型の1タイプ)及び秋型の3タイプが観察でき、あちこちでメドハギに産卵するメスの姿を見る。
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その記録をとったあと、ランダム飛翔でやってくる小型のキチョウを捕獲するとなんと絶滅危惧TB類選定のツマグロキチョウ。脚を傷つけないよう注意しながらネット内で裏面と翅表双方の証拠記録を撮影してから逃がしてやる。
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路傍の背が低いヨモギに産卵をして回るヒメアカタテハもいるのでその撮影記録もとる。
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ススキ原の奥には色あせたヒメウラナミジャノメのメスが開翅姿勢をみせて休んでいる。
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例年キタテハの秋型を楽しんだ場所が今回は完全に切り開かれてチョウ影が少ないが、クサネムが多く生えていてキタキチョウのメスが産卵して回る。
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直後の卵も葉上にはっきりと確認でき、すぐそばのカラスノエンドウにも卵が見える。
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このあと河川敷を離れて昨秋ウラギンスジヒョウモンの夏眠あけメスを複数みた休耕田まで行ってみたが、ゆったりとした飛翔で現れた後休息態勢をとるアゲハ、チャバネセセリとベニシジミのツーショット、そしてキツネノマゴの花蜜に夢中のヤマトシジミを撮影しただけ。
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途上、ヒガンバナの赤が目立つ光景を撮影し、
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百日草が多い人家の花畑で秋型のきれいなキタテハに目を奪われる。
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帰路の河川敷では、ずいぶん低空飛行のヘリコプターだな、とみていると加古川中央市民病院の屋上ヘリポートに降りるDr.ヘリだ。
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Dr.ヘリにはしばらく動きがなく、ツマグロヒョウモンのオスを撮影記録して、
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これが今日の締めだなと市街地へと戻ると、ホシミスジの新鮮個体がいて急停止。するとアカタテハも現れて背の高いキク科の花へと飛び移ってくる。急ぎビデオカメラを向けたのだが結果的にはすぐに飛んでしまわれ、その瞬間の証拠記録しかとれていなく、
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ホシミスジの撮影で本日のチョウ観察を終える。
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posted by クジャクチョウ at 17:04| Comment(0) | 日記

2018年09月23日

シルビアシジミに会いに行く

Facebook友の水谷さんがツリガネニンジンの蜜を求めるスジボソヤマキチョウの画像をアップされていて、シルビアシジミの訪花シーンを思い出す。その記録を調べると2015年9月30日とあり、
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今年のシルビアシジミの発生状況をみるのにちょうどいいタイミング。早速自転車で出かけようと準備を始めたら、妻がヒガンバナを見られるかもしれないから車で行こうという。結果的に稲田と合わせて絵になるようなヒガンバナの群生はみられず、シルビアシジミの生息する土手周辺でチョウタイム。まずツリガネニンジンの花の構造を観察すると想定以上に花芯が花びらよりはみ出る形で伸びており、チョウが蜜を吸うのにさほど苦労しなくても済むことを知る。
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訪れた時刻はまだ9時半前で土手周りにミヤコグサの花は少なく、
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ヒナギキョウはつぼみ状態で、
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気温が低いせいかシルビアシジミは飛ばない。ブタナの黄色い花で吸蜜するセセリはチャバネセセリで、きれいな新鮮個体だ。
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このチョウを撮影してからミヤコグサが点在する草むらを歩くと小さなブルーが飛び始める。間違いなくシルビアシジミだ。
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飛んではすぐにとまる行動が繰り返され、とまるタイミングでは開翅姿勢をとる気配がありありで、粘り強く追いかけて期待通りの開翅場面を記録する。
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いつのまにかヒナギキョウが開花するほどに気温もあがっており、
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ツリガネニンジンの花周りにモンキチョウがやってきて、
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いきなり花の中に頭を突っ込むような姿勢で蜜を吸い始める。
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花蜜が美味しいのか長い時間をかけて夢中になって求蜜する様子をビデオ撮影し続け、あとで確認するとようやく頭をみせるまではわずか1分だが、ずいぶん長く感じられた。このあとアメリカセンダングサの花蜜に夢中のモンキチョウのオス、メスを逆光で撮影記録し、
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のんびりと飛び遊ぶコミスジは、背中部分が緑色に輝くタイミングをねらって記録をとる。
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今一度土手に上って草むらを歩き、飛び出すシルビアシジミのメス個体にしぼってその動きを追ってみる。、
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メドハギへと転飛したときには吸蜜してくれ、と期待してみるがストローを伸ばす気配をみせることなく、ミヤコグサのある方へと飛び移る。
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ミヤコグサにとまっても産卵することはなく、本日の野外観察を終わる。
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 帰宅した直後、妻が「ツマグロヒョウモンが花に来ている」と呼ぶ。メスかな?と聞くとツマグロだよ、というからメスに違いない。ビデオカメラ持参でかけつけると花にはいなく、葉っぱがなくなったスミレの鉢内で産卵行動を見せるメス個体が目に入る。知らない間に幼虫が葉っぱを食い尽くしていたが、母チョウはこれからまた新葉をだすことを知ってか知らずにか、複数個所に産卵してから飛び立つ。
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茎だけとなったスミレ鉢には幼虫の姿がなく、数メートル離れた位置にある他のスミレに複数の中令と終令幼虫を確認。アスファルトの上をスミレのない方向へと歩く幼虫もみつかり、回収して葉っぱがある他のスミレ鉢へと移しておく。久しぶりにツマグロヒョウモンの世話で忙しくなりそうだ。
posted by クジャクチョウ at 17:26| Comment(0) | 日記

2018年09月22日

彼岸花にジャコウアゲハ:最初はツマグロヒョウモン

 ジャコウアゲハの発生状況を確認する目的で再び生息地の土手斜面へ。まず目についたのがオレンジ色が目立つツマグロヒョウモンのオス。羽化したばかりのような新鮮個体で、後翅裏面の赤桃色も鮮やかで美しい。
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翅全開の翅表も太陽光の反射角度によって微妙に色調が変化をしてこれまた美しい。
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この個体としばらく遊んでもらって、ヌスビトハギの花が満開となっている土手斜面へとふみこんでみると、ここでは初めてみるキタテハの姿が。まだ夏型だ。急ぎ撮影記録をとろうと草を踏みしめて近づく。少し手前のチガヤの葉がじゃまだな、とわずかに体を横に動いたその動きがチョウを驚かせ、撮影できないまま飛び去られて悔しい思いをする。白いニラの花にはあいかわらず多数頭のベニシジミが集い、
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ニラの花以外に、周辺の深い草地にもまだ新鮮度が高い個体を多くみるが、翅がボロボロとなってベニ色が褪せて黄色となった哀れな個体が夢中で蜜を吸っているのがいじらしい。
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例によって微妙に美しさが異なるベニシジミを次々と撮影して回る。
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 土手周りにジャコウアゲハの姿がみえないので児童公園をチェックしてみる。桜の並木が途絶える地点に赤い彼岸花が咲いており、そのそばを黒系アゲハが飛ぶ。ジャコウアゲハのオスで、ヒガンバナの蜜を吸う気配はなく、すぐに近くの葉上で休憩し始める。
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裏面の撮影もしたくてしゃがんだ姿勢で接近すると、そんなに近づいては落ち着いて休めないよ、と場所を変え、やがて遠くへと飛び立ってしまう。すると近くに他のオスもいたようで一気に2頭が絡み合い、50mほど離れたサカキの木が茂る方へと飛んで行ってしまう。仕方なく、1個体にしぼってその動きを追うと、ふわりふわりと舞いながらやがて再び葉上での休息態勢に入る。
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ここでも裏面側からの接近を嫌がって次々と場所を変えてしまうが、ようやく真横からねらえる止まり方をしてくれ、やっと裏面の記録がとれる。
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その後、うれしいことにクスノキの根元に咲くヒガンバナへと移って求蜜し、
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最初にいたヒガンバナ方向へと飛んでいく。そこにはいつのまにか新鮮なメスもやってきて蜜を求めており、
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オス・メスの絡み合いへと発展するが、
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交尾には至らない。舞い戻ったオスが再びヒガンバナの蜜を求める情景を記録し、
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最後に、土手下を飛ぶツバメシジミのオス後翅にわずかにオレンジ色があるような気がして、その飛翔を追い続け、
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結局、普通の鱗粉状態でしかないことに納得して撤収。
posted by クジャクチョウ at 20:33| Comment(0) | 日記