2019年06月16日

姫路市郊外で

ギフチョウ・ネットの竹内さんに案内をしてもらって、初めて姫路市郊外の某所:山裾草地でウラナミジャノメとヒメヒカゲを観察。最初に飛び出したのはかなり新鮮度が低いメスで、
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長い時間開翅姿勢を保っていて、フォーカス合わせに手間取っても確実な撮影記録がとれる。間髪を入れずヒメヒカゲも飛び出し、竹内さんが「やっぱりいてくれた」と安どの声を上げる。
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ここは加古川市近郊の両者生息地とよく似た自然環境で、ウラナミジャノメを先に記したのは、食品添加物記載の優先度にならって、観察数が5個体以上と数が多かったから。撮影記録した2個体目のウラナミジャノメもいくらかくたびれているが、裏面の眼状紋内のルリ色はとても美しく輝いて見える。
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二度目のヒメヒカゲは時間を空けて観察した場所がまったく同じで、右後翅の欠損具合からも同一個体とみなされ、翅縁の銀色鱗粉の発現がなくオスだと判別。
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引き上げる途上、ウルシ類の葉にまとわりつく飛翔を見せるモンキアゲハや、
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この日の強い風に抗しきれないかのように足元の路面で倒れそうになりながら耐えるヒカゲチョウを見る。
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そのすぐ傍には、草原から風に流されてきたのかウラナミジャノメのメスが、こちらも路面にとまって間歇的な開翅動作を繰り返すが、
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口吻を伸ばして吸汁している様子は見られない。
 加古川市の郊外にもどり、道路沿いのイヌビワでイシガケチョウの幼虫を探してみると、終令幼虫2、中令幼虫1頭を観察でき、
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この場所では毎年のように越冬成虫が産卵しにやってきていることを知る。問題は、この幼虫たちが成虫となって以降、確実に世代をつなぐ定着状況となってくれるかどうか。定期的な観察通いには自宅から遠い場所だけに、ただ継続発生を祈るだけ。
posted by クジャクチョウ at 20:35| Comment(0) | 日記

2019年06月15日

モンキチョウの羽化

チョウは羽化したばかりが最も美しいということは、チョウ愛好家の誰もが知るところで、筆者は可能な限り飼育ができた多くのチョウについて、その羽化の瞬間をビデオで撮影記録してきている。ふりかえってみて、意外なことに何度か飼育しているごく普通種のモンキチョウの記録がとれていなく、今回、青少年のための科学の祭典用に飼育した個体の羽化兆候を示す蛹に注意をしてきた。そして本日、天気は雨模様という悪い条件なのに翅の部分がすっかりオスの兆候を示し、腹節部の幅も幾分広がった蛹がいて、
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絶好のチャンスだとビデオ撮影ON状態で羽化の瞬間を待つ。ほとんど変化を見せない時間が続くと、つい撮影を中止して、あとでの編集効率をあげようと変化がなかった部分を削除するのだが、今回はその削除作業中にいきなり羽化が始まり、急遽VideoONにきりかえてなんとか間に合う。
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約20秒で頭部分が抜け出て、カメラ目線でこちらを見たような気がする。
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体全体がスルリと抜け出たのが40秒後で、
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あとは約6分30秒で翅がきれいに伸び切る。
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どのチョウでもそのあとゆっくりと翅の開閉動作を繰り返し、
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翅が固まって飛べるまで1時間以上はじっとそのままの姿勢を保つ。このあと、午後からは雷雨が続く一層の悪天候へと変化したのだが、チョウは羽化に際して天気が良い日を選ぶなどという調節はしないと見える。
posted by クジャクチョウ at 14:49| Comment(0) | 日記

2019年06月13日

ヒメヒカゲ調査 Ser.8はcyclingで

加古川河川敷経由のcyclingで8回目のヒメヒカゲの生息調査へ。途中のイヌビワで新たなイシガケチョウの産卵がなかったかと調べると、初令幼虫が作った糞塔はあるのに幼虫がいなく、徘徊するアリに攻撃されたと思われる。
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近くのアカガシで発生し、次世代につなぐ産卵をしたあと開翅状態で休憩するムラサキシジミのメスをみる。
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次いで、例年夏型のキタテハをみるノラニンジン街道で、ツマグロヒョウモンとのツーショット場面がみられ、
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夏空を背景に単独で求蜜する光景も記録して先へと進む。
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ヒメヒカゲの生息フィールドが近づいた田畑沿いではウラギンスジヒョウモンが忙しい飛翔でメスを探している。
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 トランセクト調査のスタート地点でいつものようにヒカゲチョウが飛び出し、今日は撮影できるところに止まるので今年の初撮影をしておくが、すでに後翅が少し傷んでいる。
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飛翔中にきれいなライトブルーを輝かせるルリシジミは、目の前にとまってくれても開翅はしてくれない。
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 本日はヒメヒカゲの個体数が少なく、ウラナミジャノメは4個体を観察できたが、新鮮度は落ちている。
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イヌツゲの葉にぶらさがるようにとまる個体は、なぜか右前翅がずれている。
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頻度高く翅の開閉を繰り返す個体をビデオ撮影記録すると、この個体は一定のリズムで一段階だけの開翅動作しか見せない。
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個体間で開翅段階がいろいろ異なる理由は何だろうか。
 ヒメヒカゲは全体的に新鮮度が低い個体が多くなっており、本日のマーキングは新鮮メス2個体にだけ、後翅裏面の白帯ちかくに細い線をいれておく。今日はノイバラの白い花へと飛ぶことはなく、Ser.7で後翅左右に赤ポチを入れた個体が、まだ元気だよ、と飛び出してくれるので、その記録をとっておく。
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後翅鱗粉がおちて特徴的な白紋が見えないがオオチャバネセセリだと思えるセセリチョウがウツボグサの近くから飛び逃げる。木陰となったケネザサが茂るところではキマダラセセリが飛び出した後、慌てた様子で飛び逃げて視界から消える。
 帰路、例のイヌビワのある場所で、ミカドアゲハとイシガケチョウの調査をつづけるO氏と出会ってしばらく立ち話。金属加工工芸作家でもある彼は、クモの巣をテーマに作品構想をねっているとのことで、ジョロウグモが糸を張っている場所を教えてあげて別れる。帰りの加古川河川敷は強い向かい風を受けながらペダルを踏むこととなるが、これは想定内。
posted by クジャクチョウ at 21:52| Comment(0) | 日記