2019年06月11日

イシガケチョウの幼虫と卵を回収

本日のCyclingは加古川河川敷経由ではなく平荘湖を経由するルートに変更し、帰路、イヌビワでイシガケチョウがやってきた痕跡を調べることを目的としている。6月6日に見たイシガケチョウは目の前で産卵してくれなかったが、あの場所なら産む可能性があると推定したイヌビワの自生地へと向かう。最近、長い坂道は無理をしないで自転車を押して歩くことにしているのだが、ギアチェンジを活用してイヌビワのあるポイントまで一気に登り切る。ウラギンシジミのメスがフジへの産卵目的で飛来しているが、やがて姿が消える。イヌビワはすべてといってもいいほどに新芽部分に蛾の幼虫が糸を張って占有しており、これではここでもイシガケチョウの産卵は期待薄だとテンションが下がってしまう。それでもめげずにチェックしていくと糞塔を形成した部分にとどまるイシガケチョウの幼虫がみつかる。
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その周辺に新たな糞塔が複数あってそこにも幼虫が確認できる。
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果たして種名がわからない蛾の幼虫と共存できるのかどうか、また、以前に同じように初令幼虫や中令幼虫を観察できたのに、最終的にはクモやハチなどの天敵に攻撃されてしまったことも考え、本日観察できた幼虫はすべて持ち帰って飼育をすることにする。このあと、この道沿いに自生するイヌビワを丁寧に見ていくと、葉っぱの表に鎮座する中令幼虫がいて、その葉裏にはさらに上の令数となる幼虫もみつかる。
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新芽や新葉がきれいなイヌビワでは複数の黄色い卵もみられ、
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いい加減な飼育ではすまされないことを覚悟する。
posted by クジャクチョウ at 21:15| Comment(0) | 日記

驚いたあとは白い花?

ヒメヒカゲの後翅裏への赤マジックによるマーキングを継続しているが、ネットから放したあと「ひどい目にあった」と飛び逃げる際に、なぜかノイバラの花にとまる個体が連続するという興味ある挙動を観察した。
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同じ挙動は6月6日にも1例を観察しているが、本日、放した直後にノイバラの花へと転飛した個体は5例中4例という高い比率で、花には止まらなかった1個体もノイバラが多く咲く位置に落ち着いているなど、実に興味深い。いずれの場合も花芯にストローを伸ばしてはいなく、思いもよらない仕打ちに会って気が動転した後、気を落ち着かせる場所として白い花が何らかの意味をもっているように思える。
posted by クジャクチョウ at 18:06| Comment(0) | 日記

2019年06月10日

ウラナミジャノメの撮影記録がとれた

午後3時頃から雨だとの天気予報で、妻に頼んで車でフィールドへと直行。トランセクト調査から始めようとスタート地点へと歩き始めた時点で、採集用の伸縮棒を杖にして歩き戻る男性を目撃。ヒメヒカゲの密漁者に違いないが証拠はないまま見送って、調査に入る。
No.1-2地区でいきなりヒメヒカゲのメスがまるで「助けてください」といわんばかりの飛翔で現れる。撮影記録をとろうとすると、すぐにブッシュ奥へと飛び逃げる様子は、やはりNo.2-3地区で網を振られて必死でこちらへと逃げてきたように思えてしまう。気のせいか調査ルート上でもヒメヒカゲの個体数が少ないが、各調査地区で採ってほしくないメスが観察できていくらか気分がおちつく。本日もこれらの後翅裏面に赤ポチ3個をマークしておく。
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途中飛び出してきて、ネットインしてからのマーキングができないサルトリイバラが多いところにとまって開翅し始める個体は、やむなく撮影記録だけをとっておく。
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最後のNo.6-7地区ではNo.1-2地区でよくみるヒメジャノメがヒカゲチョウに混じって観察でき、
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トランセクト調査を終えて戻る小道で期待したウラナミジャノメが飛び出してくる。今年のウラナミジャノメは発生個体数が少なく、6月6,8日に見られた1個体にはいずれも撮影記録がとれないまま飛び去られていて、本日は、今度こそ記録をとるという目的ももってきていたわけで、低い位置を飛んでいく、そのあとを追うのはやめてじっと止まるのを待つ。思った通り遠くはない位置への静止で、
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ビデオカメラON状態でゆっくりと接近して、三脚なしの撮影だがこれまで見たことが無い多段階の開翅サービスをしっかりメスだと確認しながら撮影記録。
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これでよし、と思われた時点で多分オスだと思える新たな個体が絡んできて飛び去ってしまう。
ハンノキのある場所でミドリシジミがちらりと飛んだ気配を感じてよくみると、すでに右後翅が破損した個体を葉上に確認。
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翅表を見せてくれないので雌雄の判別はできず。このあと、きれいなヒメヒカゲのオスを撮影記録し、
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翅表がいくらか黒化したベニシジミが発生しているのを見やりながら撤収。
posted by クジャクチョウ at 16:41| Comment(0) | 日記