2017年10月14日

ジャコウアゲハは幼虫もいた

 昨日回収できなかったアキニレの太い枝につく前蛹をノコギリ持参で回収した後、道路側から今一度見残しの蛹がいないか調べてみると、土手斜面側からだけの探索で見落としていた蛹が2個みつかる。
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この土手周りでは、アキニレについでウマノスズクサの近くに群生するトクサの茎に帯蛹となる個体が多く、その次がチガヤの茎への帯蛹だが今回は見ない。いずれにしても回収しなければ兵庫県の除草作業で犠牲となるのは間違いない。この探索作業中、思いがけずウマノスズクサにつく終令幼虫がいてポトリと落ちる。
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そこでその気になって調べると他にもまだ幼虫がいることがわかり、終令でない個体も含めてすべてを回収。
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ウマノスズクサがなくなれば姫路の保存会にお願いすることになるが、本日取り込んだ食草で蛹にまで成育してくれるとありがたい。なお、アキニレのある場所までの土手斜面にもキアゲハの幼虫が食べてくれるノラニンジンがあるのでついでに採取していたら、ここでもキアゲハの幼虫が2個体見つかる。
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これら幼虫はここで越冬蛹となるが、兵庫県の除草作業は県道沿い1m限定なので犠牲とはならずに済むだろう。
posted by クジャクチョウ at 09:57| Comment(0) | 日記

まさかまさかの3階建て

 蛹化場所を探して徘徊するキアゲハの終令幼虫をみつけたら、すでに複数個の蛹がつく吹き流し内へと移しておくのだが、糸架けをしやすいせいなのか蛹化済みの個体の背中にのっかって蛹となるまさかの個体がいて困惑していたら、今度はその背中に乗る、まさかまさかの3階建て蛹化をやってのける個体が出てしまった。
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「なるほど珍百景」がまだ応募可能なら投稿に値する光景で、今度ばかりは吹き流しを裏返しにして明瞭な撮影記録をとっておいた。
posted by クジャクチョウ at 09:32| Comment(0) | 日記

2017年10月13日

ジャコウアゲハ Byasa alcinous の蛹を再調査

 アキニレ周りで集中的に蛹化する習性があるジャコウアゲハ生息地で、念には念を入れて再調査を試みる。土手斜面へと入り込む直前、県道横断ルートの手前コンクリート台上に設置されたポールにつく帯蛹を発見。
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以前に同じ位置で帯蛹となっていた個体が、突然固定糸跡を残して消えてしまったことがあり、今回は丁寧に固定糸をはがして回収をする。雨上がりで滑る土手斜面の県道沿い50cmほどの領域を今一度探すと蛹1個が見つかり、やはり再探索を試みてよかったのだが道路際はこの1個体だけ。
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アキニレにつく蛹と前蛹は10月10日に発見できたすべてを回収したが、その後に新たな個体がついてはいないかと調べると、前回に見落としたわけではない新たな蛹と前蛹が複数個体見つかる。
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それにしても、ジャコウアゲハの幼虫のほとんどがどのような意図でこのアキニレへと移動して越冬蛹となるのか、カメムシの集団越冬という習性に負けず劣らず実に不思議な行動だ。大きめの枝につく前蛹はすぐに回収できないので、明日、あらためてノコギリを使って切り落とすことにして撤退。
posted by クジャクチョウ at 18:27| Comment(0) | 日記