2020年05月28日

ヒメヒカゲ調査(第3回マーキング)

現地到着時、2名のカメラ撮影者がフィールドにいるのを確認。Ohさんと大阪からのOsさん。同じフィールドで筆者はかたっぱしから飛翔個体をネットインし、本日は赤ネットの上から直接右後翅裏面に赤ポチ1個を記して放す。この方法は数字を記入するのに比べてネットの上から印をつけるだけなので、ただマークするだけの場合には効率がいい。
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♀はあいかわらずすぐそばの草陰へと逃げて身をひそめる。
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小型のヒメヒカゲの♂が開翅動作を繰り返しているのをみつけ急ぎビデオ撮影。帰宅後にその映像をよくみればケネザサの葉の表面へと口吻を伸ばしているのがわかる。
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これまでにノイバラの花蜜と路面でのミネラル分補給、および野鳥の糞からの吸汁を記録しているが、植物の葉上からの吸汁例は初記録となる。
 やがてOsさんが大汗をかきながら、どうしても会いたかった♀をみないまま帰るのは悔しいけれど、と斜面を下りて行かれる。その数分後、美麗♀が飛び出てきて格好の撮影位置にとまるのを認め、大声で知らせてあげると、息を切らしながら斜面を登ってくる。その場を任せてマーキングに専念していると、指先に先ほどの美麗♀をとまらせて、もうマーキングをしてもらってもいいですよ、と笑顔でやってきてくれる。
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なかなかの特技をお持ちだ。せっかくの申し出だけど、この個体へのマーキングをする気にはならない。Ohさんからウラナミジャノメを見たと聞き、Osさんが撮影記録を見せてくれたシダのある草むらを調べたがいなく、例年出会える別の木陰を探すと、ピカピカの新鮮個体が「待っていたよ」と出迎えてくれる。
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この個体も開翅動作を繰り返し、翅全開という動作も見せてくれる。
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BGMとしてウグイスの鳴き声も入る絶妙のシーンを撮影できたので、Facebookに動画をアップできるぞと、満足のいく調査を終える。

posted by クジャクチョウ at 18:45| Comment(0) | 日記

2020年05月27日

ヒメヒカゲのマーキング第2回

午後からヒメヒカゲの発生個体数調査とマーキングを実施。前回は5月24日に1-10までを左前翅裏面に24-2という具合に赤マジックペンで書きこんだが、本日はNo.11から30までの数字のみを書き込む。飛翔個体をネットで捕獲し、ピンセットで翅をそっとつまんで数字を書き込んだ後はすぐに放してあげるのだが、どの個体も一体何をされるのだろうかと、おそらく緊張の極み状態だったことだろう。ピンセットから離してやると、特に♂は急いで数メートルは飛び逃げていくが、♀の場合は遠くへとは飛ばずに近くの草陰に潜り込んだりする。
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 本日のマ−キングでは、一度数字を書き込んだ個体の再捕獲が二度(No.12, 15)発生したが、
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最初のマーキング場所から大きなヤマモモの樹を含むブッシュを乗り越えたのか迂回したのか、少なくとも50mほど離れたところまで飛んできている。また、24日にマーキングをした24-2という数字が読める個体も観察でき、
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およそ500uの草原から遠く離れることなく過ごしていることが推定できる。マーキングはNo.30を新鮮な♂に書き込んで作業を終える。
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 ヒメヒカゲのトランセクト調査を開始する直前、スイカズラ周りを飛んで産卵したそうなアサマイチモンジの♀がいて、産卵の瞬間を撮影しようと待ってみたが、結局目の前で産卵をすることなく姿を消してしまった。ヒメヒカゲの調査を終えて、あらためてスイカズラを調べると、葉裏、葉表に1個から2個、また茎にも1卵の産卵を確認できた。撮影はビデオのファインダー画面が見づらいままの記録でフォーカスが甘い。
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この場所にはこれから何度か通うことになるので、幼虫以降の観察もしてみようと思う。
posted by クジャクチョウ at 18:39| Comment(0) | 日記

早朝の草むら

昨日回収したジャコウアゲハの幼虫の食欲が想定以上に旺盛で、早朝ウマノスズクサを補充しにいく。夜半にかなりの降雨があって土手斜面一帯はしっぽりと濡れており、草の茎に雨露が鈴なり状態。
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ジャコウアゲハの幼虫は、中令の頃から葉っぱだけでなく茎をかじる個体を多く見る。
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ウマノスズクサの採取は、平坦部で路面へと好き放題に伸びていて、幼虫がいない部分を太い茎部分からハサミで切り取る。そのあとで卵が1個つく葉っぱがあることに気づいたりするが、そのまま飼育をするしかない。
posted by クジャクチョウ at 07:52| Comment(0) | 日記

自然観察ノート