2017年10月30日

ウラギンスジヒョウモンの野外自然産卵

 10月26日に出会ったウラギンスジヒョウモンのお母さんと感激の再会ができ、セイタカアワダチソウの花蜜を楽しむ様子をたっぷりと撮影させてくれたあと、ちょっと目をはなした間にすがたが見えなくなる。あそこまで翅が傷んだお母さんに産卵を期待するのは無理だろうなと早めの昼食タイムとし、足元にめにつくスミレ類で葉っぱの表裏や茎までしらべてみるが卵は見つけられない。少し範囲を広げて調べようと足を踏み出したそのとき、いつの間に現れたのか明らかに産卵場所を探す動きを見せる先ほどのお母さんが目の前に。すぐにビデオカメラをONとしてその動きを追う。
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お尻をまげて確かに産卵をした場面をVideo記録から静止画像として切りとったのが上の5場面だが、
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休憩し始めた記録を撮ってから産卵の確認をしようと思って探しても、その場所が特定できない。それほど広い範囲ではないというのに産みつけた直後に見ない限り、卵の発見は容易ではない。
本日の他の記録は以下の通り。
171030-モンシロ♂.bmp171030-ヒメアカ.bmp171030-ベニ1116.bmp171030-ヤマト♂0.bmp171030-ヤマト♂01.bmp171030-ウラギンスジ♀1200.bmp171030-ヤマト♀.bmp
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2017年10月27日

産卵してくれた

 ウラギンスジヒョウモンがスミレ(葉身が葉柄よりも短いので多分シロスミレ Viola patrinii)の葉に産卵し始めた。
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本種の飼育は初めてで、産卵習性に関する原色日本蝶類生態図鑑(U、保育社)の記載では、ツマグロヒョウモンやミドリヒョウモンのように食草ではない場所に自由気ままに産卵をすることが多いようだが、今のところ、鉢植えスミレの葉上に産みつけている。母チョウは鉢のそばに瓶挿しとしたセイタカアワダチソウの花にストローを伸ばして元気に吸蜜しているが、野外ですでに相当数の自然産卵をしていると考えられ、あとどれだけの数産卵してくれるかわからない。雨模様の土日からそのあとの晴れる日まで産卵してもらってから、母チョウは元の草原に放してやるつもり。なお、上記図鑑によれば、越冬は卵か1令幼虫で、孵化した幼虫は摂食をすることなく越冬するとのことで、オオムラサキの幼虫と同じような管理が妥当と思われる。
posted by クジャクチョウ at 18:36| Comment(0) | 日記

2017年10月26日

ウラギンスジヒョウモンの発生地か?

 可能であれば連れ帰って卵を産んでもらおうとの考えで、昨日に引き続きウラギンスジヒョウモン(Argyronome laodice japonica:絶滅危惧U類)の母チョウと出会えた場所を再訪問。現地に着いた10時半前、すでに十分気温が上がっているのに飛び交うチョウはヤマトシジミばかり。新鮮なオス個体があちこちで開翅状態で日向ぼっこをしているので、ごく普通種にも捨てがたい美しさがあることを記録しておく。
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10月には翅表に青鱗粉が発達した個体が出るメス個体にも注意してみるが、この個体は黒一色だった。
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吸蜜シーンを期待して花に止まりそうな動きをするオスを追ってみれば、キツネノマゴに止まってはくれるが蜜を吸っているようには見えない。
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この休耕畑地のあぜ道に咲くセイタカアワダチソウではツマグロヒョウモンのメスやテングチョウが蜜を求めており、
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開翅大サービスのテングチョウを探してフォーカスに気を付けながら撮影。次いで、翅の傷みが激しくてこのまま越冬できるのかと心配になるアカタテハがやってくる。
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秋型のキタテハは発生して間もないのか、新鮮個体を多く見る。
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本日の蝶タイム予定は午前中だけで、昨日のウラギンスジヒョウモンはもうどこかへ飛んで行ったらしいと諦め、帰り支度を始めたそのとき、畑地のどこからかウラギンスジヒョウモンが飛び出してくる。昨日の個体ではなく新たなお母さんだ。どこかに産卵するような飛翔をみせるので、驚かさないようにつかず離れず様子をみていると、やがてセイタカアワダチソウで吸蜜し始める。
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しっかり撮影記録をとってから静かにネットインをして持ち帰ることにし、周辺でスミレを探すと明らかに食痕もある株が点在しているが多くはない。ただでさえスミレの同定には自信がない上に、花も咲く時期ではないので種名が分からないまま葉っぱが大きいスミレを数株持ち帰る。近藤さんの「兵庫県の蝶」には、兵庫県内でウラギンスジヒョウモンの幼虫が食べるスミレの種名は不明だとあるが、この休耕畑地周辺で本日観察できたスミレを食べて発生を継続している可能性が高く、数本の柿もあるこの畑地一帯が来年の6月まで休耕草原のままであることを願う。

posted by クジャクチョウ at 14:59| Comment(0) | 日記