2019年06月09日

この幼虫は?

6月2日に産卵されたゴマダラチョウが6月7日に孵化し始め、孵化したばかりの初令幼虫が最初の食事となる卵殻を食べている様子を記録していると、すでに孵化した幼虫が定住場所を決めようと移動してきて、その動きが気になって食事を中断する場面が記録できる。
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幼虫は再び食事に専念するが、気が散ったせいか最後まで食い尽くさずに移動を始める。この間、居並ぶ卵の左から2番目の卵内でも孵化兆候があって、黒い頭部分がぴくぴくと動いていたが、気づけばとっくに頭が出ていて、体が抜け出られるように殻内にいながら卵殻を少しずつ摂食している。
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その摂食は30分も要してようやく殻から脱出。
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これまで孵化の様子を今回ほど詳細に観察していなく、これほどまで時間を要しているとは思ってもみなかった。
 2日経過した本日は、多くの幼虫が最初の場所からずいぶん離れた葉先に定住場所を決めていて、
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その様子を観察記録していてビックリ! 信じがたい大きさに成長した幼虫がいるではないか。
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体長を計ってみたら突起の先まで20mmで、初令幼虫はわずか4mmだ。6月2日の産卵個体から気づかないうちに早々と孵化したとしても、しかもただの1頭だけがここまで早く成長することは考えにくい。エノキはオオムラサキの目覚めた越冬幼虫のために3月28日に室内へと取り込んで以降外に出したことはなく、ゴマダラチョウの母チョウを連れ帰って吹き流しに入れたのは6月1日の夕刻で産卵は、当日から6月2日にかけての2日間に終了している。いくら考えてもこの幼虫の存在が説明できない。
posted by クジャクチョウ at 08:33| Comment(0) | 日記

2019年06月08日

ヒメヒカゲの生息調査 Ser.5

ヒメヒカゲの状況が気になって15時過ぎにフィールドに到着。本日はトランセクト調査の第2地区から第1地区へと逆回りで入ってスタートしたが、その途上、路面で吸汁していたヒメヒカゲのメスを驚かせて飛び立たせてしまう。次いでいきなり飛びだしてきたヒカゲチョウは今日もブッシュ奥へと逃げ込む。さらにケネザサの茂みからウラナミジャノメが飛び出てきて、撮影記録をとろうとその飛翔についていくと、ようやくイヌザンショウの木陰となったケネザサの葉上にとまってすぐに開翅動作を見せてくれるが、それは一瞬のできごとでビデオ撮影は間に合わない。例年ウラナミジャノメの発生時期には姿を消していることが多いヒメウラナミジャノメが、翅の傷みが増しているがまだ混生状態が続いている。No.3-4地区で「こんにちは」と顔を出したヒメヒカゲは後翅に大きな赤マークがあるメス。
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これは一週間前の6月1日にマーキングした個体だと思われ、たぶんイケメンのオスと愛を交わしたはず。メスの後翅をマーキングすることでオスとの交尾に何の支障もないことは2009年に確認している:飼育羽化した新鮮メスに”6/7”と赤マジックで羽化月日を記入してフィールドに放したが、6月17日に翅が大破したそのメスと再会できて捕獲。再飼育をした結果、羽化から20日間となる6月26日まで生きて、31個産卵してくれた、捕獲までに野外でかなりの数の産卵をしていたものと推定するが、いずれにしてもマーキングが自然交尾に何も影響を与えていないことが証明できた事例である。
 先日の調査Ser.4では、No.6-7地区でメスグロヒョウモンのメスに出会えたが、今日はピカピカの新鮮オスが出迎えてくれ、
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近づいてのビデオ撮影に驚くことなく、くるりと体を回転して翅表全体をみせてくれる大サービスも。
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その後、チャバネセセリらしき飛翔個体を見るも、種名の判別はできず。
 調査ルートをもどる過程でヒメヒカゲのオスにも複数個体マーキングをし、先にウラナミジャノメをみた場所に期待すると、やはり飛び出してきたが、とまることなく調査ルートを外れたブッシュへと飛び入ってしまう。マムシはいないだろうと思い切ってそのブッシュへと立ち入ると、ウラナミジャノメの姿はないが、なんと今年初見となるウラギンスジヒョウモンが休憩中で、
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翅表の撮影記録がしっかりとれないうちに飛ばれるが、離れた位置の高い木の葉上へと飛んで休み始めた姿をズームアップでなんとか捉え、
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その新鮮個体の翅表を撮影記録する。
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肉眼で見る距離とチョウのとまる位置(丸印)は図の通りで、まずまずの撮影記録がとれた心地よい満足感に浸りながら撤収。
posted by クジャクチョウ at 21:31| Comment(0) | 日記

2019年06月06日

イシガケチョウが再来したが

加古川右岸自転車道路を走ってもどる途中に、オオバイヌビワの木が何本も間隔をあけて並び自生する場所があり、イシガケチョウが産卵する場面や、何度か幼虫を観察したこともあるのだが、ヒメヒカゲの生息調査の帰路、産卵目的でやってきたと思えるイシガケチョウの飛翔が目に飛び込んでくる。風が強く、イヌビワが大きく揺れ動くせいもあってか、なかなか落ち着いた産卵態勢がとれない、そんな忙しい飛翔を繰り返す。
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実は、この場所のイヌビワにはクモの巣が多く、イシガケチョウが産卵行動へと落ち着かないのはそのような状況がわかって躊躇しているのかもしれない。やがてどこかへと飛び去ってしまい、新芽を手繰り寄せて確認した限り、産み付けられた黄色い卵を見つけることはできなかった。
posted by クジャクチョウ at 20:49| Comment(0) | 日記