2019年10月17日

高砂市のシルビアシジミ

 除草作業によってミヤコグサの多くが一緒に刈り取られ、シルビアシジミにとっては大変な受難だったと思われるが、10/04に2♂1♀、10/09に1♂、そして本日カタバミの花で吸蜜する1♀を確認できた。
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シルビアシジミの観察個体数が少ないのが気になるが、見逃している個体もいることだろうし、ミヤコグサは草原一帯の低い部分にたくさん残っており、何とか世代をつないでいってくれるだろう。この生息地はヤマトシジミが混生していて、今回記録できた個体は入り混じって飛ぶ中から翅裏の色調がヤマトシジミのように明るい白色ではない個体を探し当てた結果で、♂の場合は翅裏だけでなく翅表の青味が濃いことも判別の特徴となっている。
posted by クジャクチョウ at 17:25| Comment(0) | 日記

2019年10月15日

ジャコウアゲハ幼虫の移動

 2019年9月14-5日、久しぶりに訪れたジャコウアゲハの生息地は土手斜面の除草がまだされていなく、チガヤなどの草むらに目立たなくなっているウマノスズクサで、2日間でみつけた終令幼虫14個体を平坦部のウマノスズクサへと移す。
 例年、終令幼虫が蛹化場所として選ぶアキニレの木を調べると、すでに多数の越冬蛹と、前蛹や蛹化場所を探して枝を伝い歩く終令幼虫も観察できる。
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可能な限りビデオ撮影記録をとって確認すると、枝を歩いて蛹化場所を探す幼虫が4、前蛹が8、蛹が30個体という結果で、野鳥などに攻撃される可能性もある先端部に近い位置で蛹化した個体も観察できる。土手斜面はまもなく国土交通省による除草が始まるため、今一度ていねいに越冬蛹を探して回収する必要があるが、9/15に路肩部から1mほど下がった場所で蛹化していた個体を1頭だけ回収した。
 毎年、ウマノスズクサが自生するこの土手周りから、生活用水路を隔てた公園内へと移動して蛹化する個体がいて、この用水路を渡ることができる鉄管が1本だけかかっているのだが、9/14、その鉄管の下で前蛹と蛹化2個体が観察でき9/15には前蛹も蛹化していた。
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9/14には鉄管から数十センチという側溝に近い部分を徘徊する幼虫を、9/15には道路を移動中に車かあるいは自転車に踏みつぶされたと思われる哀れな姿も2か所で観察でき、この鉄管を伝った公園側への移動の実例を初めて確認できた。それにしても、幼虫はこの鉄管の存在をどのようにして察知するのだろうか。また、アキニレの木に次々と遠征して蛹化する個体は、いったいどのような兆候を得てここへと移動してくるのか、ジャコウアゲハの幼虫のこうした超能力について確かな科学的根拠を知りたい。
posted by クジャクチョウ at 12:53| Comment(0) | 日記

2019年10月13日

チャバネセセリが産卵

四度目のゴイシシジミの調査にいってみたが、笹竹からのたたき出しで飛び出したのはウラギンシジミの♀で、
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今回もアブラムシ類はいなくてあいかわらず何が目的なのかがわからないアリの群れだけは継続して観察できる。
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 みなれないツル性植物(Web検索でアオツヅラフジ)が密集した実をつけているのを観察記録し、
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ゴイシシジミとの出会いを諦めて戻る小道沿いのクズのマントがつくる影部分で、気温が上がるのを待つキタキチョウがみられ、
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先日多くの個体をみたウラギンシジミの♂の活発な飛翔もみられない。ヤマトシジミの青鱗粉が発達した♀を探して1頭だけみつけたが、開翅姿勢はみせてくれず。背丈の低いイネ科の植物に飛来した♀がいきなり産卵し始めるのが目に入り、ビデオカメラを向けて近づくと、
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緑色を帯びた白い卵1個を産みつけてすぐに飛び立っていく。別個体がV字開翅姿勢をとって日向ぼっこをしているのを観察し、
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最後に花が開き始めたセイタカアワダチソウの花粉に夢中のコアオハナムグリを撮影記録して撤収。
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posted by クジャクチョウ at 23:44| Comment(0) | 日記