2017年06月17日

イシガケチョウ Cyrestis thyodamas mabella 幼虫は中令

 加古川市平荘町のイシガケチョウのその後を調査。本日観察したオオバイヌビワで、本来いるべきはずの幼虫の姿が全く見られない糞塔が5か所もあり、孵化したばかりの幼虫が糞塔を作ってそこに身をひそめるカムフラージュ習性が決して安全な天敵対応策となっていないことがわかる。200mほどの距離に6本のオオバイヌビワが点在し、その葉表にみるイシガケチョウの中令幼虫は、褐色の体色で人間の目にはよく目立つ。
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さらに令が進めば保護色の緑色の体となるのだが、本日確認できた7個体すべてが無事チョウにまで育ってくれるよう願う。
posted by クジャクチョウ at 16:08| Comment(0) | 日記

ヒメヒカゲ:2016年比較で1週間遅れか

 2016年6月18日のヒメヒカゲ生息フィールド調査の記録をみると、最終章としていて、写真記録の多くが破損個体だが、今年(2017年)は少なくとも翅部分がまだ無傷状態のメス個体に出会える。
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開翅姿勢でみせてくれる翅表鱗粉もまだそれほど擦れてはいなく、2016年より1週間ほど発生時期が遅れているようだ。昨年乱入した心無い採集者が今年はどうだったのか、また、この生息地の山腹上部では、ヒメヒカゲの食草となるスゲ類の生育を妨げるコシダ類の繁茂が進んでいるのも懸念材料で、ヒメヒカゲやウラナミジャノメの生息地として好適な自然状態がこのままずっと継続維持できるよう、注視していかねばならない。
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一方、オス個体はおしなべて破損度が大きく、翅表も傷だらけで、
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ウラナミジャノメも破損個体ばかり。
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ケネザサの茂る場所でルリシジミのメスが飛び出し、
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転飛した草葉にとまってスリスリと翅を動かす動作を真上からのぞくと、わずかに翅表のブルーが垣間見れる。
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5月31日に蛹を発見して6月3日に羽化シーンを撮影記録したヒメヒカゲの蛹抜け殻は、まだそのまま残っている。
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6月13日に見つけたヒメヒカゲの卵をもとの場所で探しても見つけられず、孵化したと思われる幼虫の姿も見られない。あきらめて新たな卵を探すと、おそらく同じ母蝶がまとめて産み付けたと思える3卵を確認。
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雨の降らない日が続くため、チョウは水分をどのように摂取しているのか気になるが、ノイバラを転々と渡り飛ぶメス個体に注意してみても、
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ストローを伸ばす気配はなし。
posted by クジャクチョウ at 15:44| Comment(0) | 日記

2017年06月15日

フィールド調査:午後-2

 再び午後のフィールド調査。スレ個体が多くなっているが、今年初めての交尾個体をみる。
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ウラナミジャノメの破損度が大きい個体は野鳥についばまれたのか。
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ノイバラにとまるオス個体を見るが、口吻をのばす気配はなく、ただの一時的休憩場所らしい。
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ずいぶん遠い位置に今年初撮影となるミズイロオナガシジミが静止しており、
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近くには紅色が怪しく美しいベニシジミと、
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めったにみられない翅表に太陽光線を存分に受けるトラフシジミの夏型を記録して、
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本日のフィールド調査を終える。
posted by クジャクチョウ at 19:37| Comment(0) | 日記