2018年12月19日

オオムラサキ越冬幼虫追加

 兵庫県佐用町に生息するオオムラサキ Sasakia charonda にブルータイプの個体が確実に混生しているのかどうかを確認したく、12月12日に回収できた2個体だけでは心もとないため、本日再度現地を訪れて幼虫を探してみた。久しぶりに城崎温泉の大江戸温泉物語きのさきに1泊旅行をした帰路、もしも幼虫が見つからなかったら現地に置き去りにされるという冗談交じりの条件付きで妻に迂回してもらったわけで、現地には16時に到着。雑木林へと降りていき、エノキの根元のかなり湿った葉っぱ群に6個体の越冬幼虫をみつけることができて、置き去りの刑はまぬかれたと胸をなでおろす。
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本日の画像記録は4個体だけで、次いでみつけた2個体とともにビニール袋に落ち葉ごと納めて持ち帰る。帰宅後にビニール袋から回収する段階で2個体が目を覚まして移動していたが、湿り気の残る落ち葉へと戻す。今回は合計8個体で来年夏まで飼育をして確認をする。ちなみに2016年にブルータイプが羽化したのは5個体中の1個体という確率だった。
posted by クジャクチョウ at 19:47| Comment(0) | 日記

2018年12月15日

越冬態勢に入ったムラサキシジミを探してみた

さすがに12月も半ばを過ぎて日中の気温が低くなると、高砂公園のウバメガシ垣根まわりに飛ぶチョウの姿はなく、ムラサキシジミが越冬態勢に入っていると思われる孤立したウバメガシの樹を調べてみる。12月1日の暖かい日中に、飛び遊んでいたムラサキシジミが枯れ葉のある部分へと潜り込んだことがあり、おそらくそのような場所に潜んでいるはずだと調べていくと、案の定、うまくカムフラージュ効果が発揮できる形で枯れ葉に静止するムラサキシジミが見つかる。
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蛾の幼虫が葉っぱを食ったあと、クモの巣を張り巡らしたように糸掛けをした枯れ葉の塊がいたるところにあるが、ムラサキシジミはそのような環境は避けているようで、網状の糸掛けがない枯れ葉に注目すると、新たな越冬個体がみつかる。
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今後、気温が高い日にはいくらか活動をするかもしれないが、しばらくこの2個体について観察を続けてみようと思う。
posted by クジャクチョウ at 14:46| Comment(0) | 日記

2018年12月12日

オオムラサキの越冬幼虫

滋賀県にはオオムラサキの非常に美しい変異タイプが生息する地域があって、愛好家の間ではブルーまたはモルフォオオムラサキと呼ばれている。2015年に兵庫県佐用町で採取した越冬幼虫の飼育5個体中から、ほぼ同じ色調のオオムラサキが羽化したことから、このタイプの遺伝子をもつ個体が確かに佐用町に分布しているかどうか調査を進めている。このときの羽化は夜明け前の時間帯で、気づかないうちに蛹殻につかまり損ねて墜落していて、回収できた羽化不全体の何とか伸びた片側の翅だけをチョウアルバムとして残している。
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今年の11月、2015年に越冬幼虫を採取した友人に現地へと案内してもらい、本日、同じ場所で越冬幼虫2個体をみつけて持ち帰った。
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2本ある小さくはないエノキの根元で発見できたのはそれぞれ1個体ずつで、もっといるとの想定は外れてしまった。本日の15分ほどの探索では見逃した複数の個体がいたはずで、次の世代へと途絶えることなき発生を願う。
posted by クジャクチョウ at 16:50| Comment(0) | 日記